こんにちは!
今日も絶好調の!
ボックルヘアのTOMOです。
今回は次のトレランレース「KOUMI100」のトレーニングも兼ねて、
くじゅうの山を全部登ってみました。
くじゅう全山縦走とは書いたものの、
ぶっちゃけ、今回のくじゅう全山縦走は大失敗。
縦走開始早々トラブルが発生し、1/10のほどしか計画を達成できませんでした。
今回のブログでは、
- こんなクレイジーなルートがあるんだね
- とんでもなく長い距離を走破してみたい
- 九州で100マイルレースの練習になるコースを探してる
- 人はどうやって、慣れた山で遭難するのか?知りたい
そんなひとに読んでほしい内容になっています。
本題の前にちょっと自己紹介
![](https://bockle3.com/wp-content/uploads/2019/12/img_0017.jpg)
【くじゅう全山縦走ついて】
くじゅう全山縦走とは
その名の通りくじゅうの全部の山を登ること。
僕がざっと数えた限り37の山頂がある。
これを全て巡るのである。
以前、くじゅう17サミッツをやってみたが、
これはくじゅうにある標高1,700m以上の9つの山頂をめぐる縦走だが、
これより遥かに難易度が高い。
17サミッツの詳細はこちら⬇︎
くじゅう全山縦走のルート
![](https://bockle3.com/wp-content/uploads/2022/08/6c643f695da7aa81d1118403660ac6c6-1024x707.jpg)
今回僕が計画したルートは、
長者原登山口を出発し
泉水山 – 上泉水山 – 大崩の辻 – 黒岩山 – 牧ノ戸峠へ。
牧ノ戸峠登山口から
沓掛山 – 扇ヶ鼻 – 岩井川岳 – 星生山 – 久住山 – 稲星山 – 鳴子山 – 白口岳 – 中岳 – 天狗ヶ城
くじゅう別れから、北千里浜までくだり
三俣山西峰 – 三俣山本峰 – 三俣山北峰 – 三俣山南峰 – 三俣山Ⅳ峰
諏蛾守越から北千里浜にくだり
法華院温泉山荘で、補給や休憩。
立中山 – 大船山 – 天狗岩 – 高塚山 – 黒岳 – 前岳から白水登山口へ
白水登山口からロードで花牟礼山登山口へ
花牟礼山登山口から花牟礼山
その後、男池登山口までロード。
男池登山口– 平治岳 – 吉部登山口にでてロードを走り
崩平山登山口 – 崩平山 – 崩平山登山口からロードで長者原登山口へ。
長者原登山口で補給と休憩。
長者原登山口 – 小むすび山 – おむすび山から疥癬湯登山口へ
疥癬湯登山口から湧蓋山女岳 – 湧蓋山 – ミソコブシ山 – 一目山
九重森林公園スキー場登山口へ下り
九重森林公園スキー場登山口 – 猟師山 – 合頭山 – 猟師山登山口
牧ノ戸峠 大曲登山口 – 指山 – 長者原登山口。
と、こんなとんでもなく長いルートを計画。
距離 | 114km |
累積標高 | ±7,681m |
山頂の数 | 36座 |
時間(徒歩計算) | 62時間39分 |
目標時間 | 36時間 |
長者原登山口詳細
[アクセス・駐車場・トイレ・コンビニ]
長者原(ちょうじゃばる)とは、
長者原(ちょうじゃばる)は、大分県玖珠郡九重町にある飯田高原の中心地域の地名。
阿蘇くじゅう国立公園内にあり、九重連山の登山口として広く知られている。
牧ノ戸峠と並ぶ、九重連山の主要な登山口のひとつ。
阿蘇くじゅう国立公園の自然を展示し解説する環境省長者原ビジターセンターがある。
また、ラムサール条約登録湿原であるタデ原湿原があり、
環境省長者原ビジターセンターを起点に約1.3kmの長者原自然研究路(遊歩道)が整備されている。
長者原までのアクセス
<公共交通機関でのアクセス>
九州産交バス:JR別府駅前本町(約1時間45分)くじゅう登山口(長者原)
九州産交バス:阿蘇くまもと空港(約50分)熊本駅前(約3時間40分)牧の戸峠(約10分)くじゅう登山口(長者原)
<車でのアクセス>
九州自動車道九重ICから約18kmで九重登山口駐車場へ
駐車場
駐車台数 | 約490台 |
時間 | 24時間開放 |
料金 | 無料 |
トイレ | あり |
トイレ
- 水洗
- トイレットペーパーあり
- 電気あり
- 24時間利用可能
最寄りのコンビニ
<最も近いコンビニ>
ヤマザキYショップ 高橋店
登山口まで19.3km(車で約25分)
※営業時間:7時〜22時
ローソン九重野上店
登山口まで20.6km(車で約26分)
ファミリーマート 南小国きよら店
登山口まで26.4km(車で約34分)
【くじゅう全山縦走登山】2022/7/31
23:10 登山開始
![](https://bockle3.com/wp-content/uploads/2022/08/img_5679-1024x768.jpg)
今回は長丁場になるので、パーゴワークスの20lザックで挑戦です。
中にはたくさんの食料と飲み物、バッテリーなどを詰め込んでいます。
いつものトレランのザックより格段に重い…。
![](https://bockle3.com/wp-content/uploads/2022/08/img_5678-1024x912.jpg)
スタート前ですが、すでに疲れ顔。
仕事が終わって速攻、必死にパッキングしそのまま長者原へ
パッキングにだいぶ体力奪われた様子ですw。
疲れはありますが、今回の目的は完走。
もしくは、休みが2日間しかないので、
時間的に完走が無理な場合は、36時間行動し続ける
このどちらかを達成したいと思っています。
![](https://bockle3.com/wp-content/uploads/2022/08/img_5680-1024x768.jpg)
長者原登山口を背に、
まずは西側にある泉水山を目指します。
![](https://bockle3.com/wp-content/uploads/2022/08/img_5681-1024x768.jpg)
なぜこの山が一番かというと、多分ヤブってるから。
今回登る山の中で、1位2位を争うほどのヤブポイントがそこにあるからです。
苦手なことは先に終わらせておきたいタイプなもんで、
ここからやっつけていきます。
![](https://bockle3.com/wp-content/uploads/2022/08/img_5682-1024x768.jpg)
いつもにぎやかな くじゅうですが、
さすがにこの時間、このルートにはひとっこひとりいません。
とはいえ、こっち側のルートは昼間でも人は少ない。
なので、登山道は
![](https://bockle3.com/wp-content/uploads/2022/08/img_5683-1024x768.jpg)
ヤブ!
早速やってきました。
いつものように短パン登山なので、膝下が大いにやられます。
なるべく草負けしないよう、一歩一歩を草より高い位置から下ろして
草で皮膚が細かくキレるのを防ぎます。
![](https://bockle3.com/wp-content/uploads/2022/08/img_5684-1024x768.jpg)
ヤブゾーンをようやく抜けて森ゾーンへ。
木の階段を地味に登っていく。
目線をしたばかりに置いてしまうと、クモの巣トラップがあるので、
足元も目の前も気を配りながら確実に進んでいきます。
0:06 下泉水山(標高1,296m)
![](https://bockle3.com/wp-content/uploads/2022/08/img_5685-1024x706.jpg)
スタートから1時間ほどで下泉水山に到着。
下泉水山の看板は分岐のような場所につけられてる。
いつも思うのだが、ここが本当に山頂?
![](https://bockle3.com/wp-content/uploads/2022/08/img_5686-1024x768.jpg)
近くにある大きい岩の上に登ってみるも…。
これといった看板も山頂感もないので、次へ進む。
軽いアップダウンと藪漕ぎをへて、下泉水山から約30分。
0:36 上泉水山(標高1447m)
![](https://bockle3.com/wp-content/uploads/2022/08/img_5687-1024x768.jpg)
上泉水山へ到着。
周りが開けているが、もちろん暗くて周りの景色見えない。
とはいえ、実はこの日。
太平洋側に台風があり九州には接近しないものの、
その影響で、予想以上に風が強い。
そして時々小雨もやってくる。
天気予報はくもりのち晴れだったのに…。
気を取り直して、無の感情でヤブと暴風に耐え進んでいきます。
0:53 分岐
![](https://bockle3.com/wp-content/uploads/2022/08/img_5692-1024x768.jpg)
上泉水山から約20分。
大崩ノ辻の分岐。
標識が刺してる方向に道はなく。
ひたすらヤブ、ヤブ、ヤブ…。
![](https://bockle3.com/wp-content/uploads/2022/08/img_5689-1024x768.jpg)
腰の高さに達したヤブ。
すでに草マケしてヒリヒリしてる膝下
こうなることがわかっていたので、
そしてこの状況が一番いやなので、この山を一番に終わらせたかった。
![](https://bockle3.com/wp-content/uploads/2022/08/img_5690-1024x768.jpg)
ヤブに覆われて無くなってしまった登山道を、GPSを頼りに進んでいく。
常にふきあれる突風にたえながら、我慢の時間帯。
そしてようやく見つけた。
1:32 大崩ノ辻(標高)
![](https://bockle3.com/wp-content/uploads/2022/08/img_5691-1024x768.jpg)
ここは山頂に棒や看板が立っておらず、
板が地面に置いてあるだけ。
これを夜に探すのは結構大変。
ホッとしたのは束の間、強風が凄まじい勢いで吹き付けます。
登りも迷いながら登ってきたが、下りも迷う。
ヤブに膝下をズタボロにされながら、ようやく一瞬だけ、ヤブや強風から解放される
しゃくなげゾーンまで戻ってきました。
そして、突如その時はやってきた。
1:45 事故発生!
![](https://bockle3.com/wp-content/uploads/2022/08/mark_chuui.png)
事故ってほど大袈裟なものではないですが、
風とヤブから一瞬解放され、気が緩んでしまったのか?
しゃくなげの木々がしげる、苔のついた岩場を進んでいる途中。
手が届くはずだった枝をつかみそこない、体のバランスを崩し
体勢を立て直そうと足を踏ん張るものの、足元がコケでツルンっと滑ってしまい
体が宙へ。
「ヤバい」と思った。
次の瞬間、後頭部を岩に強打し、続いて背中、腰と強打。
後頭部の衝撃は激しく、一度強打した後頭部はバウンドし、
左斜めにでっぱっていた岩に、左のこめかみ部分をこれまた強打。
ヘッドライトは飛んでいってしまい。
あたりはいっきに闇に包まれた…。
最初に思ったこととしては、「やってしまった…。」
「てか、人間。」
「頭がバウンドするくらい後頭部打ちつけていいの?」
「いや…、良いわけない。」
頭と全身を強く打ったが、さいわい意識はしっかりしてる。
とりあえず体を起こしてみることにしたが…起きられない。
岩場にハマり、さらにストックがストッパーとなり、
どうにもこうにも体が起き上がらない。
状況としては、
岩と岩の窪みに腰が落ち
頭と足先は上に向いている状態。
しかも両手に持っていたストックは、背中の下で両腕の上。
![](https://bockle3.com/wp-content/uploads/2022/08/img_5704-1024x1167.jpg)
- 倒れてる角度
- ストックの位置
- 背中には重いザック
絶望的に起き上がるのが困難な状況が3つも重なり。
暗闇でひとりもがく。
もがくこと数分。
ようやく手をストックの下から抜くことができ、なんとか起き上がる。
多少、頭はぼーっとするが、
後頭部とこめかみ部分をさわってみたが、血は出ていないようだ。
ひとまずホッとして、ザックからiPhoneをとりだし、
iPhoneの灯りで、飛んで行ったヘッドライトを探す。
ライトは点灯したまま飛んでいったので、見つけるのは容易だったが、
そこまでの足場も滑る。
足と腰を強く打ったようで違和感はあるが、歩けないほどではない。
ようやくライトを回収し、ヘッドライトを頭に装着してみるも
後頭部部分にあるライトのバッテリーが、後頭部を圧迫し痛い。
そういえば、ここで転けたのは今回が初めてではない。
過去6度ほどきてるが、今日を含めここでコケたのは3回目。
岩が滑りやすいのか?相性が悪いのか?
気づけばしょっちゅうここでコケてる。
なんとか体制を整え、痛く重い体で、強風とヤブ中を進み分岐まで戻ってきました。
2:12 分岐
山頂から20分くらいで戻ってこれるはずが、倍の40分もかかっている。
体も痛いし、風邪強いし、頭も心配だし…。
今回のくじゅう全山縦走は絶望的。
テンションもだだ下がり。
ぶっちゃけこのまま帰りたい。
そんなこんな、帰りたい気持ちでいっぱいながらもヤブを進んでいき
2:32 分岐
![](https://bockle3.com/wp-content/uploads/2022/08/img_5693-1024x768.jpg)
黒岩山の分岐までやってきました。
強く打ち付けた頭が心配だったが、この時間帰っても病院はまだ開いていないし、
吐き気や手足のしびれなども なかったので
とりあえず、黒岩山へ。
2:38 黒岩山(標高1502m)
![](https://bockle3.com/wp-content/uploads/2022/08/img_5694-1024x768.jpg)
黒岩山(くろいわやま)とは
牧ノ戸峠登山口の西側にある山。
登山口から40分ほどで登れる登山初心者にもおすすめの山。
夜なので、もちろん景色はなく。
山頂は強風。
標高1500mほどで
この強風ならばこれから目指す、1700mの山は…。
3:02 牧ノ戸峠
![](https://bockle3.com/wp-content/uploads/2022/08/img_5695-1024x768.jpg)
時刻は午前3時。
夏のこの時間なら、牧ノ戸峠登山口の駐車場には、2、30台ほどの車がすでにいてもおかしくないが、
この時間、たった2台。
しかも、車中泊中。
駐車場に吹き付ける風の強さを考えたら、誰も山に登らないのも納得。
「納得!」
と、自分の心の弱さを正当化し、長者原登山口へ道路をくだります。
ここで残念ながら、
くじゅう全山縦走 終了!
36時間歩く予定だったのに、たった4時間で撤退。
情けなくて恥ずかしい。
自分で決めた目標の半分も達成できない、
こんなんじゃ100マイルレース完走は夢のまた夢。
そんなことを何度も考えながら、暗闇の道路を下り続ける。
4:00 長者原
![](https://bockle3.com/wp-content/uploads/2022/08/img_5696-1024x768.jpg)
牧ノ戸峠から約1時間。
スタートから約5時間。
くじゅう全山縦走は、山をたった4つ登っただけで終わり。
完全に失敗。
明るいトイレにかけこみ、強打した箇所をチェック
![](https://bockle3.com/wp-content/uploads/2022/08/img_5698-1024x1365.jpg)
血!
と思ったら土だった。笑
後頭部をさわってみても、たんこぶは無し。
手で押してみると痛い。
![](https://bockle3.com/wp-content/uploads/2022/08/img_5697-1024x626.jpg)
バウンドしたこめかみはアザが。
とりあえず出血はなし。
車で1時間ほど休憩し、病院へ行こうとしたが、
まだ開いてないので、くじゅう崩平山までランニングするw。(これはまた別のブログで紹介します)
崩平山から下山後、
![](https://bockle3.com/wp-content/uploads/2022/08/img_5705-1024x758.jpg)
脳神経外科を受診。
CTで確認してもらい、異常なし!
こんな感じで僕の初めての全山縦走チャレンジは終了しました。
【登山記録・感想】
登山記録
<行動時間> 3時間50分(休憩含む)
<行動距離> 12.3km
<累積標高差> +674m・-674m
くじゅう全山縦走の装備
<登山ウエア>
商品詳細 | 関連ブログ | |
パンツ | サロモン XA 7 ショーツ | 夏登山におすすめの短パン |
インナー | ドライナミックメッシュ | 登山最強インナー |
ウエア | 登山部オリジナルポロ | |
ジャケット | サロモン レインジャケット | |
ヘッドバンド | マムート | |
靴下 | FOOTMAX | オススメのソックス |
手袋 | ショーワグローブ |
おすすめ登山グローブ |
特にいつもの登山と変わりません。
2/3周したところで長者原登山口でいったん休憩の予定だったので、
替えの下着・靴下ウエアなどの着替えは、車内に準備していました。
<ギア>
ギア詳細 | 関連ブログ | |
ザック | パーゴワークスラッシュ20 | |
ハイドレーション | オスプレー 2.5L | オスプレーデューロ15 |
キャップ | 北田雄夫オリジナルキャップ | |
サングラス | DANG | 目も日焼けします |
シューズ | TNFベクティブ | ベクティブ エンデュリスの感想 |
時計 | ガーミン745 | ガーミン745感想 |
ライト | レッドレンザーneo09 | ヘッドランプの選び方 |
カメラ | iPhone11pro | 登山でスマホ2台使う理由 |
バッテリー | アンカー5000 | モバイルバッテリーの選び方 |
蚊取り線香 | ミニホルダー | アブ 蚊の3つの対処法 |
浄水器 | ソーヤーミニ | 川の水って飲んでも大丈夫? |
今回ザックは久しぶりの登場の、パーゴワークスラッシュ20
特徴は、走れる大容量ザック。
ロングのトレランのために購入したのですが、低山の短時間登山ももちろんOK。
500mlのペットボトルが、前ポケットに入るので
僕みたいに体が硬い人には、特にオススメのザックです。
走り心地も良く、重たい荷物でもザックがぶれず走りやすかった。
これでもかってほど、たくさんの荷物を詰めたが、ザックにはまだまだ余裕があった。
<その他 持ち物>
くじゅう全山縦走のための食料
品目 | |
おにぎり | 4つ |
エナジーゼリー | 7つ |
パン | 3つ |
カロリーメイト | 3箱(12本) |
オールレーズン | 1袋 |
ブロックチョコレート | 1袋 |
ようかん | 8本 |
ミニドーナツ | 1袋 |
ミネラルタブレット | 20粒 |
ラムネ | 1袋 |
今回はエナジーゼリーを2つ食べただけ…。
とはいえ、36時間分の食料にしては少ない。
途中に通る、法華院温泉山荘と長者原登山口で補給する予定だった。
車には、行動食の予備やカップラーメン、OS1など準備してました。
![](https://www16.a8.net/0.gif?a8mat=3H3TC1+EVU582+41FU+62U35)
おやつは個包装を外しジップロックにまとめてた。
- カロリーメイト
- オールレーズン
- スニッカーズ
- プロテインナッツバー
- ようかん
くじゅう全山縦走(失敗)の感想
今回は大失敗のくじゅう全山縦走チャレンジでした。
結果的に、自分の一番苦手なくじゅうの一部の山を登って終わった格好になりました。
どうせ、5時間で終わるのなら、好きな山に行けばよかったとも思いますがw。
なれた山で遭難するときはこんな感じなのか…。と良い経験になりました。
転倒の原因
僕が考える今回、転倒の原因となったことは2つ。
- 荷物が重い
- 気が緩んだ
荷物が重い
いつものザックと比べると4kgほどザックが重たかったことに加え、
ヘッドライトのバッテリーが後頭部についていて、それがまた なかなかの重さ。
この重さに慣れていなかったためバランスを崩してしまったと考えられる。
気が緩んだ
2時間ほど強風とヤブの中を進んでいる最中の、
唯一の風が当たらずヤブじゃない場所が、転倒現場だった。
怖さと緊張と我慢の2時間から、一瞬気が緩んでしまったのだと思う。
この2つが転倒の原因かなと思う。
とはいえ、
後頭部をバウンドするほど激しく岩に打ち付けたが、
頭や脳が無事だったのは、あの重たいバッテリーが衝撃を受けてくれて
クッションの役目をしてくれたのだと思います。
![](https://bockle3.com/wp-content/uploads/2022/08/8d71313d488ad347d194ea67bbda23c2-1.jpg)
さらに、いつもより重くパンパンに膨らんでるザックが、
これまたクッションになったため、大ケガを免れたのだと思います。
もしあの場所で意識を失ってしまったのなら、
登山計画から家族は2日間帰ってこなくても不思議に思わないし、
大崩ノ辻は、この時期ほとんど人が入らない山なので、3.4日人がこないこともザラなのでヤバかったかも。
とはいえ、そんな事態に陥ったときは、
ガーミンウォッチが救助を要請がメールで家族に送信されていたことでしょう。
今となっては何ともいえませんが、結果的にちゃんと帰ってこれてよかった。
これでくじゅう全山縦走のチャンスは当分先になってしまいましたが、
この失敗に負けず、冬が来る前にもう一度再チャレンジしたいと思います。
【まとめ】
![](https://bockle3.com/wp-content/uploads/2020/12/hiker-1984421_1280-1024x768.jpg)
今回はくじゅう全山縦走チャレンジのお粗末な全貌を紹介しました。
結果的に、恥ずかしいほどの大失敗ですが
- くじゅうでこんなロングルートがある
- 慣れた山に潜む遭難の危険
などを知っていただけたら、これはこれで嬉しいです。
これからもさらに気を引き締めて、
準備は十分なほどに整え、山を楽しんでいきたいと思います。
以上!
今回はくじゅう全山に失敗して病院で頭部CTを撮ってみた
ボックルヘアのTOMOでした。
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登山歴は12年。トレラン歴は1年目。
平日は仕事&筋トレ・休日は山登りと決めています。
一週間に走る距離は平均60km。
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