【雪山・初心者】冬山登山にヒートテックを着てはいけない理由

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こんにちは!

今日も絶好調の!!

ボックルヘアのTOMOです!!

今回は冬の登山のインナー、アンダーウェアについてです。

 

冬の人気インナーといえば、

だれもがユニクロのヒートテックや極暖を思い浮かべると思います。

 

今回は冬山にユニクロ のヒートテックを、着てはいけない理由をまとめました。

 

登山はもちろん、冬のアウトドア・スポーツ全般に共通することなので

 

今回のブログで、「なぜダメなのか?」を、しっかり学んで

ヒートテックを選ばないよう周りの人にアドバイスしましょう。

 

その前に少し僕の自己紹介をさせてください。

TOMO
<自己紹介>

大分県で美容師をやりながら、

休みの日にはほぼ山に登る生活を9年ほどやっています。

主な活動範囲は九州の山ですが、

連休が取れれば遠くは北アルプスや八ヶ岳に遠征します。

今年の夏はモンブランにも挑戦しました。

登山で一番好きな季節は冬。雪山は登山者も少なく、

静かな中で青い空と白い雪を独り占めできる瞬間が大好きです。

 

では、本題へ

日常生活には暖かく優れたユニクロのヒートテック。

でも、冬山となると話は別!

 

【冬山では絶対に選んではいけないインナー】

 

冬山登山で絶対に選んではいけないインナー

それが!

ヒートテック!!

「なぜヒートテックがダメなのか?」の説明の前に

登山においてのインナーの役割について、少し説明したいと思います。

 

登山のインナー・アンダーウェアの役割

 

登山の服装では、重ね着が基本となります。

その重ね着の一番下に着るのが、インナー。

下着のことです。

アンダーウェア、もしくはベースレイヤーとも呼ばれます。

 

夏に限らず、冬の登山でも、人は必ず汗をかきます。

 

体は体温が上がりすぎないよう汗を出すことで、

体からの熱を放出し体温を調節します。

 

登山では体温調整のために発汗した、

この汗の不快さを、どう軽減するかがインナーの大きな役割

だと思っています。

 

冬山のインナー・アンダーウェアに必要な機能

僕が考える、冬山でインナーに求める機能は大きく2つ。

冬山でインナーに求める機能
  1. 速乾性
  2. 保温性

 

 

1・速乾性

吸収した汗がインナー・アンダーウェアの生地に残ったままだと、

気化熱により汗をかいている部分の体温が下がる。

それが汗冷えの原因となります。

 

なので、

インナー・アンダーウェアなど、肌に接する生地が水や汗を、

より早く拡散・蒸発させ、

濡れている部分を肌に触れさせないことが大事です。

 

2・保温性

冬山の時期には、特に大切な機能です。

ウールなどの素材には吸湿した時に発熱する性質があります。

発熱した暖かさを少しでも長く保てるインナー・アンダーウェアを選ぶ必要があります。

 

 

そして、

ユニクロのヒートテックが、この点において優れているか??

 

答えは!

NO!

みんなが思ってるほど優れていない!

 

【ヒートテックが登山に向かない理由】

 

ヒートテックが登山に向かない理由

原因は、ヒートテックの素材にあります!

<ユニクロのヒートテックに使われている素材>
35% ポリエステル
33% レーヨン
27% アクリル
5% ポリウレタン
※年によって構成比率は若干異なります。

注目すべきは33%含まれているレーヨンです。

レーヨンとは

  • 吸湿性と吸水性(吸汗性)が綿同様に高い
  • 吸湿発熱機能がある。

速乾性は綿より高いが、生地に水分を多く保持する分だけ、

速乾性がポリ系(化学繊維系)に比べると低いという特徴がある素材です。

 

つまり!

ヒートテックは、

あまり汗をかかない状況においては、

吸収した水分を利用して発熱するため、暖かい。

 

だけど!

汗を大量にかく状況においては、

生地が吸収できる限界まで水分を溜め込み、

速乾性に優れていないため、汗冷えの原因になり、

体を温めるどころか、体を冷やてしまいます。

 

ヒートテックは、冬場の日常生活の寒さからは身を守ってくれるものの、

汗をかくような冬山登山では、

全く使い物にならないという事!

 

むしろ低体温症の原因にもなりえる!

僕なら絶対に、選ばないインナーです。

というか、これは山の常識です!

 

しかしながら、残念なことに、

九州の冬山にはヒートテック民がかなり多いのが現実!

 

中には、「ヒートテック2枚重ね」と誇らしげに言ってるバカもいます。

 

冬山のインナーとして全く意味がないし、

むしろ足を引っ張っている・・・

もちろん、ヒートテックタイツ極暖も同じ事!

 

九州だから無事に帰ってこれていますが、

天候や状況が悪ければ・・・さよならです。

 

そのくらいインナー選びは重要で、

間違った認識が危険だということに、

気づいてない人が多いのが現状です。

TOMO

インナー・アンダーウェアを、

しっかり正しい物を選ぶことができれば、

もっと快適に冬山や雪山を楽しむことができるのにな~。

と、僕はいつもひそかに思っています。

 

では、いったいどんなインナーを選べばよいのか⁈

僕がおススメする冬用インナーを幾つか紹介します。

 

【僕がおススメする冬登山インナー】

 

ズバリ!3つ。

 

1・ファイントラック・アクティブスキン

冬のインナーで僕が一番気に入ってるインナーです。

着やすく肌触りもいい。

冬の軽い登山から、厳冬期の厳しい登山までしっかり対応できる1枚です。

生地自体は薄いので動きやすく、

汗は逃し体温は逃がさないので僕の中では最強です。

 

≫アクティブスキンの実力を痛感させられた日

 

 

 

2・ミレー・ドライナミックメッシュ

 

ドライナミックメッシュのクルー(袖なし)は夏に大活躍する僕のマストインナー。

汗冷えに関してはこれも最強。

ただ生地の構造上、着脱が面倒。

なので僕は長そでより着脱が簡単な半そでをオススメします。

そしてこれまた構造上しかながないのですが、

黒を選んでしまうと、快適さに加え変態感も増してしまうので、

色はグレーが僕的にはオススメです。

 

 

モンベル・メリノウール&ジオライン

 

冬のくじゅう登山だったらモンベルインナーの中厚手で十分。

おすすめは、スーパーメリノウールか、ジオライン

 

スーパーメリノウールの特徴は、

汗をかいても生地が冷たくならない、

伸縮性にも優れている。

スーパーメリノウール M.W. ラウンドネックシャツ Men’s

ジオラインは速乾性があるので汗冷えしにくい。

ジオライン M.W. ラウンドネックシャツ Men’s

もちろん両方とも伸縮性や防臭効果にも優れている。

 

僕は日常普段使いの冬用のインナーは、

スーパーメリノウールかジオラインの薄手を使っている。

 

去年どのくらい防臭抗菌効果が凄いのか気になり、

1週間連続で着てみましたが何の問題も無く快適に着れました。

 

冬の洗濯物が乾きにくい時期にはジオラインがおススメ。

室内干しでも速攻乾きます。

 

 

普段使いはユニクロもヒートテックや極暖でもいいですが、

1年でかなりへたってしまうので、

ヒートテックに比べれば少し高くなりますが、

モンベルインナーの普段使いもありだと思います。

 

【まとめ】

冬登山でユニクロのヒートテックを着るのは非常に危険です。

(※ヒートテック以外にも、しまむらやイオンのオリジナルあったかインナーも一緒。)

僕のおススメ冬山インナーは、ファイントラックのアクティブスキン

最近ではファイントラックのドライレイヤーウームもオススメ

 

九州の冬山ならモンベルインナーでも十分だし、普段使いも◎

 

ヒートテックはとても優れたインナーですが、

間違っても登山には着ていかないよう気を付けましょう。

 

以上!

今回は冬山とユニクロのヒートテックについて書いてみた

ボックルヘアのTOMOでした!!

 

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ABOUTこの記事をかいた人

九州。大分県。職業:美容師 美容師をしてますが、登山・筋トレ・ダイエットが趣味。 最近はクレジットカード・格安SIM・投資・マイルに興味あり。 どれもこれも素人ですが、素人目線で気になる事ややり方をブログを書いてます。