「冬はユニクロのヒートテックで十分!」
そう思って雪山に行く人を、これまで何人も見てきました。
でも正直に言います。
冬山登山でヒートテックを着るのは本当に危険です。
最悪の場合は低体温症になり、命を落とすリスクさえあります。
この記事では、
• なぜヒートテックが雪山で危険なのか?
• 代わりにどんなインナーを選ぶべきなのか?
登山歴10年・トレラン歴4年の僕が、初心者でも分かるように解説します。。
冬山でヒートテックが絶対NGな理由
理由は大きく2つあります。
1. 素材の問題
ユニクロのヒートテックにはレーヨンが多く含まれています。
レーヨン(※)は吸湿性が高く、汗をよく吸う一方で乾きにくいという性質があります。
この「乾きにくい!」ってのが落とし穴!
行動中に汗をかくとインナーが濡れたままになり、気化熱で体温をどんどん奪われてしまうのです。
2. 汗冷えから低体温症へ
冬山登山は寒さとの戦い。
「汗で濡れる → 冷える → 体温が下がる」という流れが止められないと、低体温症に直結します。
ヒートテックは日常生活には最高ですが、雪山では「汗冷えの罠」になる装備なんです。
レーヨンとは
- 吸湿性と吸水性(吸汗性)が綿同様に高い
- 吸湿発熱機能がある。
速乾性は綿より高いが、生地に水分を多く保持する分だけ、
速乾性がポリ系(化学繊維系)に比べると低いという特徴がある素材です。
ヒートテックは、あまり汗をかかない状況においては、
吸収した水分を利用して発熱するため、暖かい。
だけど!汗を大量にかく状況においては、
生地が吸収できる限界まで水分を溜め込み、速乾性に優れていないため、汗冷えの原因になり、
体を温めるどころか、体を冷やてしまいます。
ヒートテックは、冬場の日常生活の寒さからは身を守ってくれるものの、
汗をかくような冬山登山では、全く使い物にならないという事!
むしろ低体温症の原因にもなりえる!僕なら絶対に、選ばないインナーです。
というか、これは山の常識です!
実際によくある失敗例
しかしながら、残念なことに、九州の冬山にはヒートテック民がかなり多いのが現実!
中には、「ヒートテック2枚重ね」と誇らしげに言ってるバカもいます。(おっと…言葉が過ぎましたゴメンナサイ)
冬山のインナーとして全く意味がないし、むしろ足を引っ張っている・・・
もちろん、ヒートテックタイツや極暖も同じ事!
九州の山だから無事に帰ってこれていますが、天候や状況が悪ければ・・・さよならです。
そのくらいインナー選びは重要で、間違った認識が危険だということに、気づいてない人が多いのが現状です。
じゃあ何を着ればいいのか?
冬山インナーに求める条件
僕が冬山インナーに求める条件としては3つあります。
- 速乾性:汗を素早く逃がす
- 保温性:濡れても体温を守る
- 動きやすさ:行動中にストレスにならない
1・速乾性
吸収した汗がインナー・アンダーウェアの生地に残ったままだと、
気化熱により汗をかいている部分の体温が下がる。
それが汗冷えの原因となります。
なので、インナー・アンダーウェアなど、肌に接する生地が水や汗を、
より早く拡散・蒸発させ、
濡れている部分を肌に触れさせないことが大事です。
2・保温性
冬山の時期には、特に大切な機能です。
ウールなどの素材には吸湿した時に発熱する性質があります。
発熱した暖かさを少しでも長く保てるインナー・アンダーウェアを選ぶ必要があります。
そして、ユニクロのヒートテックが、この点において優れているか??
答えは!
NO!みんなが思ってるほど山では優れていない!
3・動きやすさ
動きやすさは全シーズンに求める条件ではありますが、冬は特に重ね着することも多いので
嵩張りにくく動きやすいことは重要です。
代表的なおすすめブランド
ここでは簡単に3つだけ紹介します。
• ファイントラック
→ サラサラの着心地と驚異的な速乾性。雪山でも安心。
<関連記事>▶️ アクティブスキンの実力を痛感させられた日
→ 網タイツのような構造で、汗を肌に残さない。汗冷え対策に抜群。
• モンベル(メリノウール・ジオライン)
→ コスパ最強。普段使いもできて、防臭性にも優れる。
もっと詳しい特徴や違いは、別の記事で徹底比較しています👇
🚩 ファイントラック・ミレー・モンベルを徹底比較!冬登山におすすめのインナーはこちら
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日常では優秀でも、雪山ではNG
ここまで読んで「ヒートテックってやっぱり危険なんだ」と感じたと思います。
誤解しないでほしいのは、ヒートテック自体はとても優秀な製品です。
- 普段の生活
- 通勤通学
- 街でのお出かけ
こうした場面では本当に快適。僕も冬の普段着としては使っています。
でも、雪山では話が別です。
汗をかく環境では“命を危険にさらすインナー”に変わってしまうんです。
まとめ
ヒートテックは日常生活には最高、でも冬山登山では絶対NG
理由は「汗冷え」→「低体温症リスク」
冬山インナーは「速乾性+保温性」に優れた専用品を選ぶこと
👉 詳しい比較記事はこちらで紹介しています👇
🚩 冬登山インナー徹底比較はこちら(ファイントラック・ミレー・モンベル)
正しい装備を選んで、冬山を安全に楽しみましょう!
筆者プロフィール

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大分県日田市で「ボックルヘア」という美容室をやりながら、休日は山・トレラン・筋トレを楽しんでいます。
これまでモンブランやUTMBなど海外レースにも挑戦してきました。
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