厳冬期の富士登山③[滑落訓練&富士山頂アタック編]

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こんにちは!

今日も絶好調の!

ボックルヘアのTOMOです。

今回は数年前に登った

厳冬期の富士山登山のつづきです。

 

 

前回見逃したかたはこちらから⬇︎

厳冬期の富士登山②[登山開始〜佐藤小屋&OPPの対処法編]

2021年1月27日

 

富士山は言わずとしれた日本一有名な山。

7・8月の開山時期には多くの登山者が訪れます。

 

僕もこれまでに数回富士山を経験していますが、

冬のいっちゃん寒さの厳しい時期に登ったのは、この時が初めて。

今回のブログは、そんな厳冬期富士山の初心者の僕の登山記録です。

 

本題の前にちょっと自己紹介

TOMO
<自己紹介>

大分県で美容師をやりながら、

休みの日にはほぼ山に登る生活を10年ほどやっています。

平日は仕事&筋トレ。

休日は山登りで毎日忙しくやっています。

最近のお気に入りYouTubeチャンネルはぞうさんパクパクです。

 

【冬の富士山 登山】

前回までのあらすじ

今回の厳冬期富士登山の日程は

2泊3日。予備日を1日確保している。

 

初日は前泊。

深夜1時に今回の登山のスタート地点となる

馬返し一合目登山口にてテント泊をします。

 

寒さで一睡もすることなく、2日目は始まりました。

一合目の馬返し登山口から、

二合目、三合目と順調に進んでいき

13時過ぎに五号目の佐藤小屋で昼食。

ここから上は強風に煽られながらも、

2日目のゴール。

六合目の富士登山指導センターに到着。

スタートから5時間半(休憩を含む)もかかっての到着です。

強風の中テントを張れる場所を探します。

 

 

と、ここまでが前回の話。

 

建物と落石防止の壁との少しの隙間を見つけ、テント設営。

 

ほっそー!

本当にここで寝れんの?😱

と、思ったけど、奥はこの細さの倍の広さがあった。

なんとかスペースをむりやり作りテントを設営します。

 

15:30  散策

からだを標高にならすため、

荷物はテント内に残し、六合目付近を散策します。

目の前には、河口湖や富士山の影がキレイに見えています。

気温はマイナス10度まではないが、

風が凄まじいので、結構寒い。

どうですか?

上級者っぽいですか?

いっけん、自信たっぷりに立っていますが、

内心、不安と寒さで心拍数上がってます。

 

まだ16時にもなっていないのに、この暗さ。

太陽がなくなって、

気温がぐんぐん下がっていくのを、からだで感じる。

とりあえず、登れるところまで登っていきます。

 

ある程度、のぼったところで…。

 

滑り落ちます。

 

 

そう!

これは明日に備え

滑落停止訓練をしています。

 

初めての滑落停止訓練

 

明日の歩く富士山の斜面は、

氷でできた滑り台のような状況になってるところが多く

そんな場所で、富士山素人が滑ったり転んだ時には、

即、終わり。

 

 

あっという間に、何百mも滑り落ちてしまいます。

 

その滑り落ちる速度は、凄まじいものがあり、スピードにのってしまうと、

とても自力で止められません。

 

滑り出しの10秒間で止められなければ、

自力で止めるのは、厳冬期上級者でも難しいとされています。

 

下の動画は、10年以上前にアメリカ兵が富士山に登った時の動画。

滑落していく日本人が写っています。

落ちた人は大ケガはしたものの、このアメリカ兵に助けられたそうです。

参考までにのせておきます。

興味のある人はどうぞ。

 

 

 

富士山の途中で誤って滑ってしまった時に、

動画の人のように滑り落ちてしまわないよう

滑ってしまったとき、自分自身で雪上でからだを止める練習です。

 

ポイントは2つ!

  • うつ伏せになる
  • 全体重をピッケルの先にのせる

 

 うつ伏せになる

どんな体制でこけても、

まずは、うつ伏せにからだをもってきます。

 

全体重をピッケルの先にのせる

脇をしめ、シャフトを握っている手はシャフトを雪面から離すようにし、

ピッケルの先に全体重をのせる。

 

この時、靴は雪面に付けないよう膝から上を上げること。

足を伸ばした状態で滑落してしまうと、

アイゼンが雪や岩に引っ掛かってしまい、そこを支点に体が大回転してしまい、

回転どころか、足首を捻挫してしまうこともあります。

 

そして、脇を閉めるのも需要です。

腕にはとんでもないがかかるので、

脇をしっかり閉めていないと、肩を脱臼してしまうこともあります。

しっかり脇を閉め、体重と全ての力をピッケルにこめ、全力で止めにいきます。

 

 

訓練とはいえ、結構な傾斜のアイスバーン。

ガイドに「さぁ滑ってみて」って言われても、

どこまでも滑っていきそうで、「怖すぎる!!」

 

気分はリュージュです。

 

最初のひと滑りが、マジで一番怖かった。

ピッケルに全体重かけて止まることばかり意識していしまい、

足先が忘れがち。

「これじゃ本番大回転するな」と、

何度も練習に付き合ってもらいました。

 

(※練習は大事ですが、あまり滑りすぎるとウエアが傷むので程々に)

 

滑落停止訓練は、九州の山ではほぼできない。

今まではYouTube動画で、なんとなく頭に入れていただけだったので、

やはり実際に、教えてもらうと

そこに恐怖感が加わり、とても勉強になった。

 

 

滑落停止訓練後は、テントに戻り

晩飯です。

 

テント泊2日目

 

気温はマイナス10℃を下回って、マジで寒い。

当然、テント内も極寒。

ガスストーブでテント内を温めます。

 

今回僕が使用したガスストーブは

ソト(SOTO) マイクロレギュレーターストーブ SOD-300S 

 

このストーブについては

こちらのブログで紹介してます。⬇︎

≫初心者にオススメのストーブ(ガスバーナー)の選び方 

 

原則!

テント内でのストーブ使用は

一酸化炭素中毒や火事の原因になるので

基本的にNG!

ですが、

この寒さだと、そうも言ってられません。

自己責任でテント内でストーブを使います。

 

晩ご飯

ストーブでテント内を温め、とりあえず

からだの中も温めるべく、おしるこで乾杯です。

 

晩飯はもちろんアルファ米。それと、マルタイラーメン

 

 

とはいえ、僕は正直あまり食欲がない。

寒さと疲労で、食事はどうでも良くなってきます。

 

しかし、体温をあげて寒さに打ち勝たないといけないので

無理をしてでも、詰め込みます。

 

食後にはホットワイン。

 

ホットワインで、さらにからだを温めコテっと寝る作戦です。

さあ!今日こそ寝ないと、本当にやばい。

はたして、今夜は僕は寝ることができるのでしょうか?

 

極寒の中で安眠するための準備

昨晩の失敗を繰り返さないよう

イスカの ピークライトマットレス 180には、パンパンに空気をいれ

ナンガシュラフにはシュラフカバーをかぶせ、

 

背中には貼るホッカイロを貼り、

昨晩のような背中からくる冷えを徹底的にシャットアウト。

さらに、昨日よりたくさん着ることで、より完璧に完全防寒!

 

寝るときの服装

<上半身>
ファイントラックドライレイヤー
モンベルジオライン中厚手
モンベルジオライン薄手
モンベルジオラインバラクラバ
半袖Tシャツ
モンベルトレールアクションパーカー
ノースフェイス ダウン
モンベル サーマラップパーカー

<下半身>
モンベルジオライン パンツ
ファイントラック タイツ
モンベルジオライン中厚手タイツ
ノースフェイス アルパインライトパンツ
マウンテンイクイップメント パウダーパンツ
スマートウール(靴下)
モンベルダウンシューズ

前日と比べると、ダウンパンツや、

インナーも余すことなく全部きて寝ました。

「ちゃんと寝れたのか?」というと、

結果!

これまた、

ほぼ一睡もできず…。(つД`)ノ

 

考えられる原因は2つ。

  • 風の音の恐怖
  • 苦しさ

 

夕方からさらに、強さを増してきた風は、夜がふけるにつれ、

さらに激しさを増し、その風の強さは、

風が当たりにくい場所にテントを張っているのにもかかわらずテントをバッサンバッサンと、揺らしてしまうほどの、

凄まじい勢い!

 

それと、

時間がたつにつれ、痛くなってくるカラダ。

カラダの痛みは、ウエアをたくさん着てることからくる痛み。

たくさん着すぎたことにより、全身が圧迫されている。

 

簡単にいうと、全身うっ血状態。

着厚の痛みに、全身にちからがはいり、

とてもリラックスして眠れる状態ではない。

 

インナーを2枚もきてしまったのが、そもそもの間違い。

 

とはいえ、

シュラフの外はテント内であっても、マイナス10度以下は確実。

昨晩同様に、せっかく温まってるのにシュラフからでて着替えるべきが、否か?

悩みに悩み、

結果!シュラフから出る勇気がもてず、

カラダの痛みに耐え、

気づけば、またもや起床時間…。

 

「3日寝てないのは、さすがにヤバイ!」とは、思いつつも、

富士山頂にアタックする朝はやってきました。

 

 

【3日目:富士山頂アタック】

 

5:40 おはようございます。

結局、一睡もできなかった。

重たくだるいカラダに喝をいれ、

マイナス20度の極寒の大地へ飛び出します。

 

登山準備の際に、苦しかったインナーを脱いだため、

今はカラダの痛みはありません。

 

朝はオートミールと、大好きなレモンパックとカフェオレ

糖分でカラダに元気を与えます。

ちなみに、

昨日から続いていた、腹の不安定感はありますが、

寒さで便意は引っ込んでいます。

 

「体調は万全」とはウソでも言えませんが、

それでも、

挑戦してみたかった、冬の富士山を前にすると喜びがこみ上げてきます。

 

挑戦を応援してくれる、ガイドと家族に感謝です。

どんな登山になろうと、全力で富士山に挑戦します。

 

5:50 富士山安全指導センター登山開始

 

テントの外はもちろん真っ暗。

ヘッドライトの明かりだけを頼りに進んでいきます。

今回は雪が少ないため、夏の登山道をのぼります。

雪が多ければ、山頂までの直登ルートをいく予定でしたが、ガイドが状況にあったルートを決断してくれました。

 

直登ルートは

距離が短く短時間で登ることが可能だが、

危険度は高い。

 

夏の通常登山道は、

距離が長く登頂までの時間がかかるが、比較的安全。

 

こんな違いがあります。

今回は雪がないので、

直登より通常登山道が良いと、ガイドが判断してくれました。

 

こういった決断1つとっても、

決断する人は、相当考えてくれています。

あらゆることを想定して、決断するわけで、

未知なる山を登る時には、ガイドは本当に頼りになります。

 

1時間ほど歩いていると、

辺りがどんどん明るくなってきました。

すでに幻想的。

 

朝からごほうびをもらったようで、元気が出ます。

ここで、山頂アタックの装備を紹介します。

厳冬期富士登山 山頂アタックの服装・装備

 

<登山ウエア>

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手袋 インナー ミズノ サーモグラブ
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手袋 オーバー モンベル オーバーミトン

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<ギア>

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ちなみに、

ダウンパンツはガイドに貸してもらいました。

 

6:52 日の出

 

東の空から太陽が上がってきました。

太陽のパワーは強烈です。

 

まだ、何も成し遂げていないけど、

何かを成し遂げたような。

そんな雰囲気にさせてくれます。

あ!

早起きは成し遂げてます。

 

山頂に登れる気しかしない。

今日はイケる気がする。

朝日に背中をおされ、一歩一歩確実に登っていきます。

登山開始から3時間ちょい。

 

9:07

ゆっくりではありますが、確実に標高を上げてきています。

気温はマイナス15℃。

暖かそうに見えますが、かなり寒い。

小休止をはさみ、のぼりつづけます。

落石に注意しながら、ただただ登る。

独立峰なので、登りしかない。

「は〜たまには下りたい。」なんて思いながら、黙々と富士山に挑む。

 

11:00

登山開始から5時間ちょい。

進んではいますが、ペースを落としてしまいました。

 

頑張ってるんですけど、体が重く頭が痛い。

 

ペースダウン[体が重く頭が痛い原因とは]

 

体が重いのは、

きっと寝不足エネルギー不足

寝不足は皆さん知っての通りですが、

朝食べて以来、登山中に口にしたものといえば

しか取っていなかった。

 

エネルギージェル

マラソン・トライアスロン・山岳など持久系スポーツのエネルギー補給用として使われるジェル。

素早く吸収できるようゼリー状で、

  • 少量で高カロリー
  • 携帯性に優れたパッケージ
  • 寒さに強く凍りにくい。

 

 

メダリスト エナジージェルは、

1袋(45g)で105~107kcalのエネルギーが補給できるゼリー状の補給食。

少ない量で高カロリーが確保でき、素早く吸収できます。

リンゴ・グレープフルーツ・ブドウ・コーヒー味の4つの味

 

EAA

EAAは、アミノ酸のかたまり。

筋トレや有酸素運動の際に摂取することで、身体づくりをサポートすます。

有酸素時の筋肉の分解を抑えたりする効果があるので、

脂肪燃焼はしたいけど、筋肉量は減らしたくない人には、最適なサプリです。

 

おやつ

ガイドが進めてくれる、カロリー高め、水分少なめのおやつ。

 

この3つしか口にしていなかったので、完全にエネルギー不足に陥っていました。

 

今では、冷静にエネルギー不足だと判断できますが、

当時は立ち止まると体が冷えてしまい、気力もダウンするので

苦しいけど、立ち止まるのは嫌だった。

しかし、今思えば

すぐにエネルギーに変わる炭水化物系をすぐに食べれるよう準備しておくべきでした。

 

頭が痛い原因

この頭痛は高山病的なものではなく、これまた圧迫系。

当時の装備が、

バラクラバ2枚に、トレールアクションパーカーのフードをかぶり

その上のハードシェルのフード、さらに、ゴーグル。

最後にヘルメット。

と、何重構造だよ!

この圧迫にザックの肩の圧迫、

さらに!

首にぶら下げていたミラーレス一眼が…マジで重り。

首と頭がかなりヤバかった。

 

寒くはなってしまうが、

バラクラバ(1枚)と、アクションパーカーのフードを外すことで、

頭の痛みと首の動きはかなり改善できました。

寒さと、動きやすさのバランスとエネルギー補給は難しい。

 

11:34 富士山天拝宮

 

頭痛も改善し、

気合十分!

ゆっくりですが、確実に山頂には近づいています。

 

12:24  本八合目

 

ここで、ハーネス本格始動。

ここから先は、傾斜もきつく。雪質もカチカチ。

もしもこけたり、滑ってしまうような場面では、昨日の滑落停止をすぐに実行しなければならない。

そして、

もしも自分で停められなかった時に、どこまでも落ちていかないために、

ガイドと僕をロープで繋ぎます。

これで最悪、自分で滑落停止できなかった時は、

ガイドが停めてくれる可能性が残されています。

まあ、ガイドが滑ってしまった時は、運命共同体です。(笑)

 

そしてここから先は、かなり強風が吹き荒れているので、

「絶対に立ち止まらないこと」とガイドからおふれが出ました。

立ち止まると即、体温を奪われ動けなくなってしまうので

山頂の風が当たらないポイントまで、

絶対に立ち止まらないこと!

 

いざ!

勝負の時です!

あと山頂までは2合ほど、ここから先は、

  • 絶対に立ち止まらず
  • 絶対にこけてはいけない

この2つが命取り

絶対にミスが許されません。

 

つづく・・・。

厳冬期の富士登山④[決死の富士山頂アタック&下山編]

2021年2月11日

以上!

今回は厳冬期富士登山、滑落停止訓練と富士山アタック編の

ボックルヘアのTOMOでした。

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ABOUTこの記事をかいた人

九州。大分県。職業:美容師 美容師をしてますが、登山・筋トレ・ダイエットが趣味。 最近はクレジットカード・格安SIM・投資・マイルに興味あり。 どれもこれも素人ですが、素人目線で気になる事ややり方をブログを書いてます。