こんにちは!今日も絶好調のボックルヘアのTOMOです。
最近、ぐっと涼しくなり山に行くには最適な季節となってきました。
これから「山登りを始めてみようか!」って人も増えてくると思います。
いきなりですが、問題です!
登山を始めようと思ったとき、
「登山に出かけるためにまず何を揃えればいいと思いますか?」


正解は…。
どれも大事だけど、実はそれを踏まえてもっと大事で知ってほしい内容が今回のブログテーマです。
僕が伝えたいのは──
登山道具を買う前に、“どんな山に行くか”を決めることのほうが大事 ということ。
この記事では、登山初心者の方に向けて
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まず買うべき装備
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まだ買わなくていい装備
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そして、最初に優先すべきこと
を、僕の経験を交えてわかりやすく紹介します。
「登山初心者が最初に迷う『何を買えばいい?』問題」
登山を始めようと思ったとき、
一番最初にぶつかる壁が「装備」だと思います。
ネットを開けば、
“登山靴は必須!” “防水レインウェアを揃えよう!” “ザックは登山用を!”
そんな言葉がずらっと並んでいる。
でも、そんなのウソです!(完全な僕の意見ですが)
何もわからない登山初心者に何かを買わせようとする罠です!(完全に言い過ぎです。ごめんなさい)
でもね、その全部を信じて揃えると、
あとで「これ本当に必要だった?」「これはこれでいいんだけど…、こっちのやつの方が欲しい…。」ということに陥ることも結構な確率であります。
僕も最初はそうだった。
「これがないと危ない」「あれがないと登れない」「これをまず揃えるのが常識!」
そんな声に押されて、装備ばかり増えていった。
でも実際に山に行ってみたら、
“装備の正解”は、登る山によってまるで違うことに気づきます。
つまり、登山の第一歩は「何を買うか」じゃなく、
“自分はどんな山を歩きたいのか”を考えること。
そこが決まれば、その山に合わせて必要な装備が何なのか、答えは自然に見えてきます。
「行く山」レベルで変わる、装備の考え方
登山の装備って、行く山のレベルによってまったく違ってきます。
だから「登山初心者はこれを買え」と一律に言うのは、正直ナンセンス。
ここでは、僕の経験をもとに
“どんな山なら、どこまでの装備が必要なのか?”をざっくり3段階で整理してみました。
① 里山・低山(標高〜500m/時間〜90分)
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スニーカーOK。履き慣れた靴で安全に歩けるなら十分。
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通勤リュックや普段使いのバッグでも問題なし。
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帽子・飲み物・簡単な雨具は必ず持っていく。
このレベルの山なら、「登山装備を買う」というより、今あるもので安全に遊ぶ感覚で十分です。
ただし、道が分かりにくいところも多いので、無料版で良いので登山アプリや地図でルートを確認する習慣をつけておくと安心。
② 中級レベル(標高〜1000m前後/時間60〜180分)
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長時間歩くと足が疲れやすかったり危険箇所を通る場面も増えるので、ソールがしっかりしてグリップが良い靴を選びましょう。
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軽量ハイキングシューズやトレランシューズにステップアップ。
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行動時間も伸び、持ち物が増えてくるのでザックも20〜30Lクラスでチェスト・ヒップベルトがあるザックが背負いやすい。
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レインウェアは登山用を選ぶと安心。
このあたりから、“装備を整える”ことが安全に直結してきます。
でも、安全=モノだけじゃない。
この段階でぜひ意識してほしいのが、
「情報を持つこと」――つまり、地図やアプリを使いこなす力です。
③ 夏の入門アルプス・縦走レベル
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足にあった登山靴・体にフィットするザック・季節や天候にあった耐水圧の高いレインウェアが必須。
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登山アプリ・地図・防寒着なども装備に入れる。
ここからは、山に合った装備を準備することが不可欠!
天候や地形の変化が激しく、装備の性能差がそのまま安全に繋がる。
だからこの段階では、「装備」と同じくらい、「最新情報」が大事!
装備としてピンとこない人も多いかもしれませんが、これも確実に“命を守る装備”の一部です。
まずは「登山アプリ」に課金しよう

まず、第一にアプリなの?

そう!
僕はどの装備より、第一に購入すべきはアプリだと思う!
ヤマップやヤマレコあたりがオススメだよ。
僕が登山初心者に一番にまず一番に買って欲しいいのは登山アプリ。
この時代に登るなら、まず登山アプリをちゃんと使えるようになること。
アプリ内には、最新の登山地図に実際に登った人の記録やルート、感想、注意点まで全部わかる。
装備リストまで見られるし、歩いた時間やペースも細かく残せる。
これほど情報が詰まってて、しかもGPSで自分の現在地までリアルタイムでわかる。
こんなたくさんな有益な情報を月にたった数百円でこの機能が使えるって、
正直、どんなリアル装備より
山の先生?師匠?そういう言葉はしっくりこないけど、強いて言うなら**「山のカスタマーサポートセンター」**みたいな存在。
山を歩くうえで、もう切り離せないし登山初心者には絶対に持っていて欲しい装備です。
もちろん、登山アプリに頼りきりは怖い。
アプリもバッテリーが切れたらただの板になる。
だからこそ、初心者のうちから何度か山で使って、地図の見方や操作のコツを**“体で覚える”**のが大事だと思う。
バッテリー切れ対策としては、
モバイルバッテリーを持つか、もし古いスマホを使ってるなら思い切って最新のモデルに替えるのもあり。
そのほうがよっぽど安全で、結果的に安心して登れる。
もちろん無料でも使えるけど、ここはケチらず絶対に有料版を使うことをオススメします。
たかだか数百円で安全と安心がグッとレベルアップできるなら正直安い。
数万円するジャケットを何となく買うよりも、まずはこの数百円を払って、
山とちゃんと繋がれる準備をしておけば、登山初心者の強い味方となってくれます。
有料版が気に入らなければ、翌月解約すれば良いだけの話なのでw
予算別・最初のステップと優先順位
登山を始めると、つい全部揃えたくなるけど、限られた予算の中でどこにお金をかけるかがすごく大事です。
ここでは、登山初心者が「安全」「快適」「継続しやすさ」を軸に、段階ごとにどこから揃えていけば良いか整理してみました。
| 予算 | 優先する物 | 内容 |
| 0円 | 持ってる物で活用 | スニーカー+通勤リュック+簡易レインで低山へ |
| 〜1万円 | 安全投資 | 登山アプリ課金+帽子・ライトなど安全小物 |
| 〜3万円 | 快適化 | 軽量シューズ or ザック(どちらか不足側を補う) |
| 5万円〜 | 本格化 | 登山靴・ザック・レインウェアを体型&山レベルに合わせて選ぶ |
💰 0円〜1,000円:まずは“山を知る”
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手持ちの靴・リュック・雨具でOK。
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登山アプリ(無料版)や地図を使って、ルートを調べる習慣をつける。
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山の難易度や行程を理解するのがこの段階のゴール。
👉 ポイント:お金をかけるより、“行ってみる勇気”“はじめてみる”が最優先。
💰 〜1万円:まずは“安全”への投資
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登山アプリの有料プランに課金(オフライン地図・見守り機能など)
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帽子やライトなどの基本装備
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休憩の時のマットや保温ボトルなど手ごろで必要と思えるものを購入する
👉 ポイント:ここで“安全に帰ってくる&快適に山を楽しむ仕組み”を整える。
💰 〜3万円:快適さを上げる段階
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長時間歩くようになったら、軽量シューズやザックなど必要に応じて購入
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優先順位は「自分が今、一番ストレスを感じる部分」。
→ 足が痛いなら靴、肩が痛いならザック。
👉 ポイント:快適さに課金=登山を“無理なく続けやすく”する。
💴 5万円〜:装備を“自分に合わせる”段階
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靴・ザック・レインウェアを自分の体型や目的に合わせて選ぶ。
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高価でも、サイズとフィット感が合うものを選ぶと疲労が激減する。
- サポートタイツやストックなど自分に足りない部分を補ってくれる装備を選んでいく。
👉 ポイント:ここまで来たら、“装備があなたの山を広げてくれる”。
僕の装備のステップアップ歴
ここでは実際に僕が何をどううゆうふうに買い集めてきたかを簡単に紹介します。
僕が登山を始めたのは約13年前くらいです。
登山靴
登山を始めて一番最初に購入したのが登山靴でした。
- 初代:ノーブランドのミドルカットブブーツ(スポーツデポで6,000円くらい?)
- 2代目:ガルモント(本格的な登山靴:4万円)
- 3代目:キャラバン(2万円)
- 4代目:スカルパ(7万円)
- 5代目:スカルパ(5万円)
以降は覚えてませんw
これまで様々な登山靴やトレランシューズを履いてきましたが、結果的に僕は登山シューズは履かなくなりました。
最近の僕の好みは軽量でクッション性の良いトレランシューズ。
家の倉庫には登山靴数足眠ってますが、真冬の登山しか出番がありません。
ザック
- 初代:ノースフェイス30lL(15,000円)
- 2代目:オスプレー58L(キャンプ用27,000円)
- 3代目:マムート47L(25,000円)
- 4代目:オスプレー26L(13,000円)
- 5代目:オスプレー15L(16,000円)
- 6代目:サロモン6L
- 7代目:サロモンアドバンスキン12L
- 8代目:パーゴワークス20L
などなど、ちょっと上げるとキリがないのでこのぐらいにしておきますが、初代のノースフェイス以外は今も現役です。
山や季節などザックの中身にあわせサイズを選んで使っています。
レインウエア
- 初代:コロンビア
- 2代目:コロンビア
- 3代目:マムート
- 4代目:アークテリクス
- 5代目:サロモン
- 6代目:サロモン
レインウエアは雨の日の登山ではもちろん、寒い日や風が強い日に大活躍してくれます。
僕が筋トレを始めてから体がどんどんサイズアップしていったので、現在は6代目のサロモンしか手元にありません。w
「装備選びで失敗しないために覚えておきたいこと」
登山を始めたばかりの頃って、「何か買いたくて」「何か買わなくちゃ」と思って色々買ってはみたものの、浅い知識と気持ちの高揚だけで買った物は失敗の連続でした。
そうやって失敗して気づいたのは、「自分の山”に合った装備」を選ぶのがいちばん正解ってこと。
同じ登山でも、人によって“正解”が違う。
朝から夕方まで歩く人もいれば、2〜3時間でサクッと下山する人もいる。
最初からフル装備じゃなくて良いんです!
無理して一気に揃える必要は全くないです。
「これが足りないな」と感じたときが、その装備を買うタイミングで
装備に完成はありまん。装備は自分に合うよう育てていくもの。
山を歩けば歩くほど、自分に必要なものといらないものが自然に分かってきます。
時には失敗しながら焦らず、自分のペースでアップデートしていくのが一番の近道です。
まとめ|
登山初心者が最初に揃えるべきものは、
高い道具でも知識でもなく、
「一歩踏み出す勇気」と「山を知る意欲」。
その気持ちさえあれば、装備はあとから自然と揃っていきます。
最初から完璧を目指す必要は全くありません。
僕も最初はスニーカーと通勤リュックだったし、正直いらん物もいっぱい買ってしまったし(^^;;
“失敗の数”なら誰にも負けない自信があります。笑
登山を始める時に一番大事なことは、まずは勇気を出して登ってみる。
近場でも良いので山の空気を吸って、ちょっと汗かいて、非日常を体感してみてください。
さぁ、次の休み。
お気に入りの靴と、いつものリュックとスマホのアプリを持って、近くの山へ行ってみましょう。
筆者プロフィール

大分県日田市で「ボックルヘア」という美容室をやりながら
山・トレラン・筋トレを楽しんでいます。
これまでモンブランやUTMBなど海外レースにも挑戦中!
SNSやラジオでも日常や山の様子を発信しているので、フォローしてもらえると嬉しいです!
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靴?ザック?レインウェア?