こんにちは!
今日も絶好調の!
ボックルヘアのTOMOです。
今回は、累積標高3500m。全長約37km。
祖母・傾山系全山縦走に挑戦してきました。
今回のブログでは
- 祖母山系をたっぷり楽しみたい
- 傾山登山に興味がある
- 九州のしんどい縦走路を知りたい
- 祖母山系全山縦走に興味がある
そんな人に読んでほしい内容になっています。
本題の前にちょっと自己紹介
【お知らせとお願い】
遠征費の支援をお願いしています。
現在、トレラン海外遠征にかかる費用と、
2024年のサハラマラソン出走するためのエントリー代(63万円)を
OFUSEにて支援募集しています。
100円から支援できますので、お協力お願いします。
OFUSEの詳細はコチラ⬇︎
【祖母・傾山系全山縦走ついて】
祖母・傾山系全山縦走とは
祖母連山の主峰である標高1,756mの祖母山を中心に、
大分県と宮崎県の県境部を稜線伝いに歩ける傾山と、
岩場の稜線 大障子岳をつなぐルートで、
全長約37km。累計標高は3500mほどになる。
100kmとかのレースでに出てるから、40kmの縦走くらい楽勝じゃないの?
バカ言っちゃいけない!
この祖母山系縦走は、以前に何度も失敗した脊振全山縦走と並ぶほどのレベル。
滑落ポイントや危険度、登山者が少ないといった点から言うと、
「脊振全山縦走より難しい」と言っても過言ではない縦走路。
毎年遭難者が出てる山域だよw。
そんな縦走路に今回は挑んでみた。
祖母縦走の登山口
健男社
大障子岳の登山口としても利用される登山口で、
今回のスタート地点としても利用しました。
詳細は下で紹介します。
九折登山口
傾山の登山口として、最も利用者の多い登山口。
健男社登山口から九折登山口までの4.1kmロード。
このロードをトレイルに入る前に持ってくるか、下山後に持ってくるかで登山口を決めます。
健男社 登山口詳細
[アクセス・駐車場・トイレ・コンビニ]
今回は健男社の下にある駐車場を利用しました。
健男社について
健男社は、祖母・傾・大崩ユネスコエコパークの代表的な見どころのひとつ。
健男社の杉と自然林は、県指定天然記念物となっており、
杉並木に囲まれた480段の石段の上に拝殿が位置しています。
神殿の背後地にはモミの巨木を優占種とする自然林が残され、
近年林業開発により消滅のモミ林の貴重な残存林として学術的に高く評価されています。
アクセス
道の駅原尻の滝から車で35分
道の駅きよかわから車で35分
駐車場
駐車台数 | 約15台 |
時間 | 24時間開放 |
料金 | 無料 |
トイレ | なし |
※健男社にはトイレがなかったため、九折登山口のトイレを利用しました。
九折登山口のトイレ
- 水洗
- トイレットペーパーあり
- 電気あり
- 24時間利用可能
- Wi-Fi利用可能
最寄りのコンビニ
登山口まで17.1km(車で約27分)
登山口まで20.7km(車で約34分)
登山口まで29.3km(車で約35分)
【祖母全山縦走 登山】2023/6/5
4:40 登山開始
早朝5時前。
健男社の駐車場を出発します。
ここは近くに川が流れているので、時間帯をミスると
信じられないほどのアブ・ブヨがいっせいに攻撃してくるので注意が必要です。
僕も過去に障子岩登山の際、
駐車場に車を停めた途端、神風特攻隊のように車に体当たりするアブだか?ブヨだか?
その数といったら…。
大粒の雨が降ってきた?と思うような車のボディに打ち付ける雨音らしき音が
全て虫だった。
神風特攻的アブ&ブヨの攻撃は10分ほど続き、
排気ガスの匂いに寄ってきてると気づいた僕は、エンジンを止めて汗だくで車内で登山準備し
車内で虫よミストを全身に浴び、自身も呼吸困難なりながら
即座に車を脱出し、障子岩へ登り出した苦い記憶があります。
少々脱線してしまいましたが、今回は超早朝ということもある
そんな特攻を受けることもなく、無事に登山開始することができました。
駐車場から信じられんぐらい急な舗装路を下っていくと、
健男社の入り口に到着。
神社の向かいにはバス停
豊後大野市のコミュニティバスのバス停。
土日祝の要予約のバスですが、これはなかなか便利なバスです。
今回はバス停を正面に、左方向へ下っていきます。
数十m下ると
傾山への分岐
看板に従い、道路を進んでいきます。
健男社から九折登山口までは、道路を約4km
登山口までの道路は、意外にも下り基調で気持ちよく走れます。
道路からは時々前が開け、ナイスビューポイントもあり
飽きずに走れます。
途中にはキレイな川。
これから山登りでなければ、間違いなくダイブしたい💦
5:15 分岐
九折登山口から200mほど手前にある分岐。
ここは林道で三ツ尾コース登山口までいけるルートとの分岐で、
車で三ツ尾登山口までいきたい人はここを左に入ります。
今回僕は、このまま直進し九折登山口からトレイルに入ります。
5:17 九折登山口
めっちゃ広い駐車場。
車3〜40台はいけそうな広い駐車場に
コミュニティバスのバス停もあります。
バス停の横には、登山者カウンター
僕も1カウント。
いつからのカウントかはわからないけど、177番目の入山です。
登山口には休憩所や靴洗い場、トイレもあり、さらには
フリーWi-Fiも!
九州屈指の至れり尽くせりな登山口です。
登山道へは、トイレの前の道をまっすぐ進んでいきます。
100mほど進むと
左手には川。
水はとてもキレイ。
ここで今回のルートを紹介します。
<今回のルート>
今回は健社から時計回りに
九折登山口 – 傾山 – 九折越避難小屋 -笠松山 – 本谷山 – 古祖母山 – 障子岳 – 天狗岩 – 祖母山 大障子岩 -前障子 -健男社
の順で周回していきます。
長丁場の険しいルートに備え、今回のシューズは、HOKA
クッション性・グリップ力・安定感どれをとっても高い一足で
最近気に入っててよく履いています。
HOKA ONE ONE公式サイト
安定のHOKAで川沿いをどんどん進んでいくと
滝⁈
砂防ダム⁈
よくわかんないけどキレイ。
見た目が涼しい。
そんなこんな九折登山口から7分ほど進んでいくと
5:25 登山道へ
いよいよ山が始まります。
といっても、登山道というよりは傾斜の急な歩道
なかなかな傾斜を登っていきます。
この地点て標高400mらしい。
最初の山頂、傾山までずばーっと標高を上げていきます。
おっと⁈
歩道から、あみあみの青い橋
数十m下には、川が勢いよく流れています。
伝わるか分かりませんが、ここもかなりの傾斜
さっきの歩道よりさらに角度が急になった。
雨の日など橋が濡れてると怖いかも。
登ってきた青い橋を振り返ると
急すぎ💦
滑り台でも危険すぎなレベル
流しそうめんなら、そうめんをつかむことができない速さで流れる角度です。
しょっぱなから傾山の厳しさを感じます。
橋のあとはおだやかな歩道。
5:29 分岐
山に入ってから5分も経たずに最初の分岐。
ここは観音滝方面に進みます。
多少暗いですが、気持ちのいい歩道
ここはずばーっと進んできます。
またも青い橋、現る!
スケスケの足もとにビビりながら、足早に橋を渡り
先を見れば、
また、スケスケ橋。
しっかり整備されていて歩きやすいが、高所が苦手な僕はあまり好きじゃない橋です。
3つめのスケスケ橋を渡ると左側にトレイルの入り口
5:32 登山道はじまり
ピンクテープと小さな看板が目印です。
傾山ではこのルートが最も登山者が多いルートなので
踏み跡もしっかりあり、時々看板もあります。
やはりトレイルは足元が柔らかく歩きやすい
大きな倒木をくぐり、登山道は伸びています」。
5:39 滝つぼ分岐
観音滝の滝つぼがみたくて、
いったんルートをはなれ、滝つぼへ
滝つぼへの道はとてもわかりにくく、超絶急斜面を下っていきます。
これ登り返すの…?と思うほどに下っていきます。
さんざんルートを見失いながらようやく滝つぼへ
5:54 観音滝 滝つぼ
濡れたくないので真下まで行かなかった。
ぶっちゃけ、ここは来なくても良かったかもw
急斜面を四つん這いでのぼり、汗だくで
6:03 滝つぼ分岐
滝つぼへの往復で40分くらい時間を使ってしまった…。
次は絶対に行かない。
ルートにもどり、じわじわ標高を上げていく
分岐から4分も進むと
観音滝が見える
正直、滝つぼじゃなくここから見た方が数倍見やすい。
見やすいけど、あまり乗り出さないように安全に滝見学しましょう。
高所の苦手な僕は、絶対に覗き込まないけどw
時々現れる、山と一体になった看板。
良い感じに朽ちてます。
なかなかの水量。
ルートはここを渡渉してます。
水量の少ない所をみつけ
渡っていきます。
この木、こんな根っこ剥き出しでよく立っていられるな〜。
と感心しながら、ぐいぐい標高を上げていきます。
6:30 三ツ尾登山口(標高587m)
ここまで車で乗り入れできそう。
広めの路肩があり車3台くらいは駐車できそうです。
林道を突っ切り、登山道を進んでいきます。
倒木もあるが、越えやすいよう一部切ってくれてます。
ありがたや🙏
再び急斜面
大量の汗をかきながらガシガシ登っていきます。
岩場を登っていき、一息。
ちらっと景色が見える。
何山だろう?
7:31 分岐
官行コースとの分岐
傾山山頂方面へ進みます。
さっきの分岐から15分ほど進むと
7:47 分岐
またもや分岐
これは三ツ坊主尾根コースと水場コースとの分岐
三ツ坊主尾根はとても危険。
高所が苦手でビビリの僕は、迷うことなく水場コースを選びます。
三ツ坊主は岩尾根が怖いんですよ〜。
無駄にアップダウンあるしw
安全ルートで山頂を目指します。
うっそうと茂った木々の間をぐいぐい登っていくと
8:04 水場?
水場でしょうか?
急に沢があらわれました。
見上げるほどの急登を攻め、
ぐいぐい標高を上げていく
滑りそうな岩場には、ロープ。
ひとりなので慎重に登っていきます。
すると、
また水場?
今度はかなり水量があります。
水場というか、川。
登山道は川を渡渉し伸びています。
8:16 水場
ああ、ここが水場か。
これまでにたくさんの水場ポイントがあったので、
「水場」という看板はいらない気がします。
怪しげなきのこ
8:40 分岐
三ツ坊主尾根ルートとの合流地点。
尾根まで上がってきたようです。
久しぶりのヴュースポット
遠くの景色がちらっとでも見えると、どのくらい登ってきたか実感できる。
けっこう登ってきたようです。
尾根沿いをずばーっと突き進みます。
後が長いので走れるところは走ります。
もうすぐ山頂かと思い必死に登るも、
恐ろしいほどに下ってる岩場。
慎重にそろりそろりと岩をおりる
下りた先に見えたのは、
おいおいマジかよ…。
これ、登るのかよ…。
いったんずばーっとくだり、黙々と岩場を登っていく
とはいえ、危険ポイントは少ない
ちゃんとロープやハシゴを設置してくれています。
地味なアップダウンがつづく登山道に、
「今度こそ山頂?」詐欺にメンタルを削られなから
アップダウンを繰り返し、徐々に標高を上げていく
おお!
「なんだか山頂っぽいぞ」
と思ったら、
9:05 傾山
山頂でしたw
傾山(かたむきやま)とは
標高1,605m。
大分県と宮崎県の県境にある祖母傾山系の山で、山頂は大分県豊後大野市に位置している。
祖母傾国定公園に指定されており、日本三百名山と九州百名山、大分百山に選ばれている。
今回で2回目の傾山
前回は8年ほど前に登ったが、山頂周辺は雲の中で景色はいっさい見れなかった。
山頂はこんな景色が広かっているんですね。
登山開始(健男社)から4時間15分。
かなりお腹が減ったので、ここで小休止を取ります。
次回につづく…。
【まとめ】
今回は以前から一度挑戦してみたかった、祖母山系全山縦走にチャレンジしてきました。
祖母山系縦走とは、全長約37km 累積標高約3500m
危険箇所や滑落ポイントが多く、年に数人遭難者も出てるルートですが
気合いと勇気で、順調に1つめの山頂 傾山まで登ってきました。
これからさらなる危険が待ち構えてるとこもつゆ知らず…。
以上!
今回は祖母山系全山縦走にチャレンジしてみた
ボックルヘアのTOMOでした。
今回のブログが面白かった」「参考になった」と思った方は、
Twitter・Facebookでイイね👍シェアしてもらえると嬉しいです。
Twitter・YouTubeもやってるので、
フォローチャンネル登録もお願いします。
≫【ボックルヘア】Twitter・Instagram・YouTubeはこちら
【お願い】
2024年に北アフリカで開催されるサハラマラソン出走するため、
OFUSE支援をお願いしています。
100円から支援できますので、お協力お願いします。
詳しくはコチラ⬇︎
大分県日田市でボックルヘア(美容室)をやっています。
登山歴は13年。トレラン歴は2年目。
平日は仕事&筋トレ・休日は山登りと決めています。
最近のトレーニングは、週100km。週3筋トレ。週12ランです。
毎日が疲労困憊です。
Twitter・YouTubeもやってるので、
フォローチャンネル登録もお願いします。
≫【ボックルヘア】Twitter・Instagram・YouTubeはこちら