こんにちは!
今日も絶好調の!
ボックルヘアのTOMOです。
今回は数年前に登った
厳冬期の富士山登山についてまとめました。
富士山は言わずとしれた日本一有名な山。
7・8月の開山時期には多くの登山者が訪れます。
僕もこれまでに数回富士山を経験していますが、
冬のいっちゃん寒さの厳しい時期に登ったのはこの時が初めて、
とはいえ、
九州のいち登山者が、厳冬期の富士山に簡単に登れるほど
富士山は、かんたんに登れる山ではありません。
なので、
今回はガイドをお願いし
ガイドと一緒に、極寒の富士登山に挑んできた話です。
閉山時期の富士登山には、
賛否あるとは思いますが、
賛否が厳しくなる前のことなので、
どうかその辺はグレーゾーンってことで読んでもらえるとうれしいです。
本題の前にちょっと自己紹介
【富士山】
まずは富士山について
軽く紹介させてください。
富士山とは
説明不要ですね。
富士山は、静岡県と、山梨県にある活火山。
標高3776.12 m。
富士山は、日本で一番高い山
その優美な風貌は日本国外でも日本の象徴として広く知られている。
日本人で知らない人はいない山ですね。
登山が趣味というと、
「富士山登ったことある?」ってよく聞かれるのが、
登山あるある。
登山しない人でも富士山は誰もが知る、特別な山です。
富士山の登山時期は
夏の2ヶ月間。
富士山の五合目から上で登山が楽しめるのは、
登山道や下山道が開通している
7月1日から9月10日までの約2か月の期間のみ。
それ以外の期間は、
山小屋が営業していなかったり、
トイレが閉鎖されています。
また、静岡県側と山梨県では開山日に違うので
しっかり確認してから登りましょう。
※頂上を一周する“お鉢めぐり”も静岡県側の開山に合わせて通行可能となります。
富士山の気象
富士山のふもとと、山頂との気温差は20℃もあるとされています。
富士山は独立峰の山なので、
天気はコロコロと変化します。
ついさっきまで青空がひろがっていたのに、
どこからともなく霧が押し寄せ、
あっという間に悪天候ってことは日常。
気温は一般的に、
標高が100m上がるにつれ、気温は0.6℃下がります。
標高1,000mでは6℃。
なので、
富士山のふもとと、
五合目の気温差は10~13℃。
山頂との気温差は約20℃となるわけです。
さらに、
風が強いと体感温度は、実際の気温より低く感じます。
風速が 1m/s増加するごとに体感温度は 1℃低くなります。
真夏の登山期間中でも、山頂で氷点下になることも普通にあります。
富士山の気候や風の情報は⬇︎
を参考にすると良いです。
富士山の夏の登山口
富士山の一般的な登山口は4つあります。
<山梨県側>
吉田登山口
<静岡県側>
- 富士宮登山口
- 須走登山口
- 御殿場登山口
が、今回は冬季の登山なので、
どの登山口も、もちろん閉鎖中。
なんたって、5合目まで車やバスで行くことができない。
なので、
僕が今回利用した登山口は、
馬返し一合目登山口です。
そ!
一合目からのぼるんです!
馬返し一合目登山口
馬返し一合目登山口とは
山梨県の富士吉田市に位置する登山口。
世界遺産富士山の構成資産「吉田口登山道」の拠点として
多くの登山者に親しまれている馬返しは、
富士山の標高1450mに位置する富士登山の中継地点。
馬返しは字の如く、
「登山路で道が険しくなり、乗ってきた馬を帰して徒歩に変わる地点」
とされてきました。
また“四つ足”である馬は、
神聖な富士山へは登らせないとも考えられていました。
馬返しの象徴的な石造鳥居の両脇には
合掌する猿の像が配置されています。
富士山の伝説の一つに、
富士山が一夜にして湧き出たというものがあり、
その年が庚申(かのえさる)の年であったことから
猿が富士山の使いとして認識されるようになっています。
<馬返し1合目登山口 詳細>
住所 | 〒403-0005 山梨県富士吉田市上吉田 |
最寄りのバス停 | 富士急行富士山駅よりバス馬返下車約1分 |
トイレ | 仮設:4月末~10月末 |
駐車場 | 20台ほど |
料金 | 無料 |
アクセス | 中央自動車道河口湖ICから約30分 東富士五湖道路富士吉田ICもしくは山中湖ICから約30分 |
関連リンク | https://bus.fujikyu.co.jp/rosen/detail/id/5 (富士急バス) (※2020年現在当面の間運休中。) |
【冬の富士山 登山】
登り始める前に
まずはガイド合流し、
装備品のチェック。
- 装備がそろっているか?
- 装備品のスペックが十分か?
- 食料は足りているか?
などを、ガイドにチェックしてもらいます。
今回は初めてのガイド登山ですが、
ガイドといっても、僕の友人です。
いつもは海外で名だたる山をひとりで登っていますが、
今回はタイミングもあったので
僕のガイド依頼を受けてもらいました。
(※厳冬期富士登山の装備や費用については
富士山のブログのまとめ一挙紹介します。)
ガイドに僕の装備を一通り確認してもらい、
ザックに詰め込みます。
今回は、初めての厳冬期富士登山&初めてのテント泊なので
かなり荷物が重い。
と言っても、
テントはガイドに全部持ってもらってるので・・・。
ガイドのザックに比べれば、
僕のザックは綿(わた)くらい軽いのですが
それでも、
僕の47Lザックははち切れるほどにパンパンです。
だけど、この差!
ガイドとのザックの違いに、行く前から驚かされます。
僕のザックが子供用にみえる😅
僕のザックでも、25kgほどあるんだけどなぁ😅
ガイドって、すごい奴らだと分かってはいるけど、
ガイドの凄さを見せつけられ、
ちと、悔しい。
厳冬期富士登山の予定
1日目 | 登山口に深夜に前乗り |
2日目 | 5合目付近でテント泊 |
3日目 | 山頂アタック&下山 |
4日目 | 予備日 |
予備日を含め4日間の日程で富士登山を結構します。
テント泊は2泊の予定。
1日目:前乗りで1泊
登山の始まりは浅間神社から
浅間大社
浅間大社(せんげんたいしゃ)とは
静岡県富士宮市に位置し、
富士山をご神体とする富士山本宮浅間大社は、
全国に1,300余ある浅間神社の総本宮です。
なにを隠そう、
富士山の8合目からは、浅間大社の境内。
もちろん、富士山頂も浅間大社の境内なので、
山梨県でも静岡県でも、どちらの所有ではない。
起源は、
富士山の噴火を鎮めるため、
水の神である浅間大神(あさまのおおかみ)を
富士山麓にお祀りしたこと。
ご祭神は、
美の象徴として知られる、
木花之佐久夜毘売命(このはなのさくやひめのみこと)。
水は命の源である。
そして火の中で出産したという言い伝えから、
「命を生む神様」として、
安産祈願や縁結びにご利益があり
浅間大社にたくさんの人が訪れています。
<施設詳細>
名称 | 富士山本宮浅間大社 (フジサンホングウセンゲンタイシャ) |
住所 | 静岡県富士宮市宮町1-1 |
電話番号 | 0544-27-2002 |
営業時間 |
|
アクセス | 富士宮駅から徒歩で10分 |
駐車場 | 有り(1時間200円、1日:1,500円※30分以内の出庫は無料) |
WEBサイト | http://fuji-hongu.or.jp/sengen/ |
富士山の神様なので、
登山の安全を祈願していきます。
気温は0度。
けっこう寒いですが、
こんな気温で寒いなんて思ってたらこの先やっていけない。
ちなみに、
明日からの天気予報は晴れ!
ですが…。
「風がエグい」とガイドが言ってました。
「台風の2倍は覚悟して」ってことだったんですが、
「台風でも無理じゃね?」
とは、思っていたものの、
九州人の僕にとってはは、
富士山にのぼれるチャンスは、
そう簡単に与えられるものではない。
だから
「それでも、可能であれば行きたい」
と、言ったのは、僕。
とはいえ、
緊張と不安と寒さで、
さっきから、「腹はシャーシャーで困ったもんだ。」
と、浅間大社でトイレにこもり、苦笑いです。
OPP(おなかピーピー)の心配はあますが、
浅間大社から車で、馬返しへ移動します。
0:45 馬返し一合目登山口 到着
馬返しは富士山の標高1450mに位置する富士登山の中継地点。
駐車スペースは20台ほどあり
駐車場には5台ほど車がとまっています。
どの車も車中泊ではない様子。
そして僕たちはこんな深夜から、
富士山のふもとの真っ暗な駐車場に、
ヘッドライトの明かりをたよりにテントをたてます。
ちなみに気温は、
マイナス5度以下は間違いない。
極寒の中のテント設営。
寒さと暗闇とOPP
まだ登山開始してないのに、
すでに、今年一番の過酷な状況。
今の過酷な状況でさえ、
きっと明日には
「昨日は楽園だったな〜」なんて、思うのでしょう。
不安と怖さと挑戦するワクワク感で、
深夜なのに目が冴えます。
ガイドは強風の富士山の寒さに耐えれるよう、
最も頑丈で暖かいテントを用意してくれていました。
頑丈で暖かく、
僕には嬉しい反面、
重量が重いので、
ガイドの負担は大きいテントです。(笑)
この寒さでいい感じにOPPですが、
しっかり食べて寝ます。
つづく・・・。
とここで、
話は次回に続きますが、
今回使用したテントについて紹介します。
【厳冬期富士登山テント紹介】
今回使った厳冬期用のテントは
マジックマウンテンのアルパインライトです!
マジックマウンテンとは
日本を代表するトップクライマーをアドバイザーに迎え、
創業者である国井治氏本人もトップクライマーであることから、
現場感覚が製品開発に活かされています。
「マジックマウンテン」という名前はスコットランドの神話
『登っても登ってもたどり着かない、頂上のない山』から来ており、
努力を続けていくという意味が込められています。
マジックマウンテンのアルパインライト
現在は製造・販売していませんが、
寒さや風に強く、設営が簡単なテントです。
内張り、外張りもあり一年を通して使うことができます。
フライは全室があり、機能性も抜群!
強さと暖かさをかねそなえたテントです。
かなり優れてるテントとはいえ、
現在は販売していないので、
最後に現在販売してる
厳冬期も使えるテントを2つ紹介します。
厳冬期にテント泊にオススメのテント
inetrack(ファイントラック) テント FAG0312 カミナドーム
日本製のオールシーズン対応フルスペックの山岳テント。
オールシーズン使うことができます。
部位によって強度を変化させた独自のポール設計により
半球体に近い広く快適な居住空間を備えながら、
優れた強度と耐久性と、
群を抜くコンパクトな収納性と軽量化を実現しています。
MSRアクセス
MSRのオールシーズンモデル!!
MSRのテントはテント本体がメッシュになっていることが多いのですが、
このテントはオールシーズンモデルのため本体がメッシュ仕様ではなく、
しっかりとしたダブルウォールテントとなっています。
高さもあり、快適性も考えられています。
また、オールシーズンモデルとして、
カーボン繊維のテントポールなど強風にも耐えうるテントです。
この2つが、
僕が今、気になってるオールシーズン使えるテントです。
だけど、めっちゃ高い。💰
僕みたいに高価なテントで失敗したくない人は
まずはレンタルがおすすめ!
厳冬期用のテントを1万円以内にレンタルすることができるし、
テントの種類が豊富。たくさんのテントの中から使ってみたいテントを選ぶことができます。
僕もまずは、初期費用も安く、
使用後のメンテナンスもいらないレンタルで
使い心地を確かめようと目論んでいる最中です。
以上!
今回は厳冬期富士登山の
ボックルヘアのTOMOでした。
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大分県で美容師をやりながら、
休みの日にはほぼ山に登る生活を10年ほどやっています。
平日は仕事&筋トレ.。
休日は山登りで毎日忙しくやっています。
半年前に背骨を骨折してしまい、
今はリハビリ中です。