こんにちは!
今日も絶好調の!
ボックルヘアのTOMOです。
今回は題名にも書いた通り、正月の富士山にリベンジしてきました。
出発から帰宅まで長い長いブログになると思うので、
うんざりせず最後までお付き合い頂けると嬉しいです。
今回のブログでは
- 厳冬期富士登山の難しさ恐ろしさについて
- 僕の頼れる登山ガイド(変態友人)シカオについて
- 九州から富士山へのアクセス
について知りたい人にぜひ読んで欲しい内容です。
本題の前にちょっと自己紹介
【厳冬期 富士山について】
富士山が言わずとしれた、日本が誇る
日本で一番高い山
富士山の開山は7月上旬から9月上旬まで。
実は、夏の2ヶ月間しか公には開かれていない。
とはいえ、
「それ以外期間に登ってはいけないか?」というと、
そこはグレーゾーン。
富士山のWEBサイトにも、
「十分な知識やしっかりとした装備、計画を持たない登山者の登山は禁止」と、されています。
夏山期間以外の富士登山は、
特に気象条件が厳しく、救護所、トイレも閉鎖、携帯電話も通じにくいなど、
安全確保が困難となります。
観光気分では登ってはいけない。
夏の登山でも同じだけど、全ては自己責任。
厳冬期とは?
厳冬期とは強い冬型の気圧配置が比較的長く続く、1〜2月をいう。
つまりは、一番寒い時。
そして、登山では一番難しい時期。
厳冬期富士山の登山口
富士山の夏登山での一般的に使われる登山口は4つあります。
<山梨県側>
吉田登山口
<静岡県側>
- 富士宮登山口
- 須走登山口
- 御殿場登山口
これらの登山口は全て富士山5合目にある登山口。
夏には5合目まで車やバスで登れてしまう富士山の全ての登山口も、
冬には5合目までの道も完全封鎖されてしまうので、
富士山のふもとの0合目や1合目から歩くことになります。
0合目スタートということも、冬の富士登山を難しくする原因の1つにもなります。
厳冬期の富士山の厳しさが少しお分かり頂けただろうか?
何より、僕は厳冬期富士山に失敗してます。
失敗した時の登山もブログにまとめてるので、そちらも参考にしてください。
<厳冬期富士>見事!冬富士に滅多打ち
<残雪期富士山>モンブラン登山トレーニング
厳冬期の富士山の怖さを知ったところで、
ようやく今回の旅の話がはじまります。
【2022正月富士登山の旅】
旅の初日 2021/12/30
仕事納めを無事に終わらせ、
最終便の1本前の飛行機で、福岡空港から羽田へ向かいます。
富士山なら富士山静岡空港が便利では?と思う方もいるかもしれないが、
飛行機の便数が少なく、遅い時間になると空港からのアクセスもグッと不便になるため、
富士山からは少し遠くなってしまうが、羽田が便利。
旅の初日のミッションは、
友人のガイド、シカオとの合流。
山のガイドであり、数年前からの友人であるシカオと会うのは、
前回の厳冬期富士登山以来。
登山ガイド シカオ
彼との出会いは、僕が勢い任せで挑んだモンブラン。
モンブランの麓の街、
シャモニーの観光案内所の前で偶然声をかけられたのが、シカオとの出会いである。
(※半袖の僕に対し、シカオの超あったか帽。
「暑くないの?」と聞くと、「この前まで砂漠にいたから」とトンチンカンな返事が返ってきた。)
右のロン毛の男がシカオ。
モンブラン登山の話は、とてもとても長くなるのでブログを読んでもらえると嬉しい。
<初めての海外登山>
シカオは自転車で世界をめぐる旅人であり、登山家。
モンブランでの偶然の出会いから4年目。
しかし、会うのは今回で3回目。
回数でいうと潮干狩りできる海ほど浅い。🐚
ただこれまでの2回で過ごしてきた時間は濃密で、昔からの友のような感覚である。
現在のシカオは
コロナで旅は一時停止。
日本に帰国して登山ガイドを中心に、
グランピング施設や埼玉所沢でのシェアハウス、秩父の山小屋の運営をして、
エベレストへの挑戦費用を稼ぐべく、
毎日あくせく楽しく働いている。
フランスのモンブラン登山で知り合った「Tomo」と日本で再開!!
元旦富士山を一緒に目指す予定でしたが、、、大荒れの予報、、、
こんなヤバイ風速見たことない!ひとまず麓で待機かな。
写真は
・再開の乾杯
・モンブランの第一キャンプ場
・モンブラン稜線手前のTOMO
・明日の山頂天気予報 pic.twitter.com/CzSgAfIM7E— 高詩 シカ男 / 七大陸最高峰を目指す (@takashikao) December 30, 2021
ぜひ、関東・北アルプスの山ガイドや富士山ガイドを探してる人は、シカ男ガイドをご利用ください。
「ボックルのブログを見たよ!」と伝えると、
山頂で美味しいコーヒーとチョコレートのサービスしてくれます。(きっと…。本人の了承は得てません(笑))
今回、シカオとは彼が埼玉所沢で営んでいるシェアハウスで合流する予定だったが、
空港から所沢までのバスの減便や、なんやらかんやらあり、
急遽、新宿合流となった。
新宿!
羽田空港から新宿駅へは、
バス・モノレール・京急と3つの行き方がある。
この中で最も早く、490円と安く新宿に行けるのが京急である。
シカオからも「京急が安くて、品川乗り換えで簡単で早い」とラインがくるが…。
京急ってなんや?
本心を言えば、乗り換えもなく。
でかい荷物を持って動き回らなく良い、新宿直行バスに乗ろうと思っていた。
運賃1290円。京急と比べると約3倍ほどの金を払い。
乗り換えもなく、景色でも見ながら優雅に何の心配もなく新宿に行きたかったが、
ここで僕の悪い癖が出る。
「乗り換えができねえなんて、舐められてはいけねぇ〜な!」
バスを横目に見ながら、京急の乗り場を目指す。
京急の乗り場まではちょっと…、だいぶ距離があり
その間、モノレール乗り場などを通過しながら、一番奥の京急の乗り場を目指す。
新宿まで490円。
490円?
券売機の画面には、490円のボタンが見当たらない。
乗り換えボタンを色々押して見るも、490円がない。
僕が490円のボタンを見つけられないまま、電車は次から次へと出発していく。
早く新宿の行かなくてはいけないと、焦る気持ちと
490円が見つけられない苛立ち。
・・・。
乗り換えどころか、490円切符を買えないまま10分が経過した時、
僕の心は折れた。
京急に乗ることを諦めたのである。
たとえ京急に乗れなくても、バスがある!
そうだ!
金の力を使い、電車の約3倍の運賃ではあるが、僕にはバスがあるじゃないか?
と、これまた京急から遠く離れたバス乗り場へ、
さっきまでの舐められてはいけないと言う気持ちはあっさり捨てさり、でかい荷物を抱えバスへ向かって歩き出した。
バス乗り場で新宿駅行きのバスチケットを購入しようとするものの…。
購入できない。
僕はバスのチケットが買えないくらい、落ちぶれてしまったのかと嘆きそうになりながらも、
案内人に聞くと、新宿駅行きは満席。
満席!
時刻は23時。
京急にも乗れない、バスにも乗れない。
ど平日に満席なんてあんのかよ〜クソが!
と、叫びたかったが、叫ぶより先に新宿に行かなくては、
渋々、今度はモノレールへ。
新宿まで700円。運賃も乗り換えもそこそこのモノレール。
なんとか、モノレールの切符を買うことができたので、
新宿までモノレールで行くことに、モノレールでは浜松町で乗り換え、
都営大江戸線で新宿まで行きます。
いざ浜松町で降りるも、どっちにいけばいいのか…。
再び折れかかった心ではあるが、都営大江戸線の表示をなんとか見つけ改札内へ
ビンポーン。
改札口は開かず、改札内には入れない。
駅員に僕の購入した切符を見せると、「あ〜JRの方ですね」
だって、僕の持ってる切符ではこの改札は通過できないので、
JRの乗り場にもどるか、そこの券売機で220円の切符を買ってくださいと。
こんなつかえね〜切符を勢いよく投げ捨て、220円の切符を迷うことなく購入。
どうでもいいから、俺は新宿に行きたいんじゃーと
てか、今の時代に切符って…。
Suicaとかあれば、きっとこんな苦労はなかったのだと痛感。
そんなこんな都営大江戸線で新宿駅へ到着。
待ち合わせ場所の西口を命かながら見つけ出し、
シカオと合流したのであった。
って、ここまで壮大な旅で申し訳ない。
僕にとって新宿へは、九州でいうところの
牧ノ戸峠からくじゅう山を10往復するより難易度が高かった。
ちなみに、羽田空港から富士山へのアクセスは、富士急行バスが便利です。
ちなみに、
僕の初富士山はレンタカーでアクセスしました。
0:40 シカオと再会
新宿西口で約一年ぶりの再会。
シカオの愛車は変わっており、
かつてのボロボロで、ボディーに穴の空いたジムニーではなく、
4人乗りの軽トラ ハイゼットデッキバン
これが乗り心地は微妙だが、なかなか使い勝手が良い。
再開の喜びもそこそこに
ハイゼットデッキバンで、今回の富士登山の登山口となる馬返し登山口を目指し、
新宿を出発。
途中、食料や装備を調達し、深夜の高速をひたはしる。
都心から離れると、周りも途端に暗くなり、満点の星空が見える。
僕らが富士山アタックを予定してる明日からの3日間は、
この穏やかな星空からは予想できないほどの風が荒れくれる予報。
前回の富士登山は風に阻まれ、富士山山頂を目の前に撤退したが、
予報をみると、前回の風よりもさらに強い風の予報が出ている。
登れるか登れないかは、正直行ってみなければわからない。
チャンスがあるとすれば、1日の深夜から2日の午前中まで
この時間にアタックできれば、登頂の可能性があるということ。
ただしこの風も、前回の富士登山よりも強い。
移動すること3時間。
早朝4時半。
富士山馬返し登山口の手前。
中の茶屋にテントを張り、登山開始前に数時間仮眠することにした。
寝る前に、再会を祝し乾杯🍺
乾杯には、シカオが運営してるの山小屋がある秩父の地酒
武甲酒造のワンカップ「武甲」
冷やでも武甲は最高にうまく、体に染み渡る。
熱燗だと、即ノックアウトのうまさで危ねぇ。
5時過ぎに就寝。
久しぶりのテント泊。
しかも外気温は-8度。
前回の富士山ではこの寒さで全く寝ることができなくて、富士登山の足を大いに引っ張ってしまったので、
今回はしっかり寝れるよう、前回の反省をいかしてしっかり準備してきました。
今回も寝具は、
マットがイスカの ピークライトマットレス と、
シュラフ(寝袋)は、ナンガシュラフと組み合わせました。
そしてこの2つを買うとべらぼうに高い。
九州では一生出番のない高スペックなので、今回もかしこくレンタルしました。
シュラフとマットを買うと10万円弱は必要ですが、
レンタルであれば、マットとセットで6,980円。
絶対に借りた方がお得っしょ!
僕のお気に入りのレンタルショップについて、感想などブログでまとめてるので
気になる人はそちらを参考にしてください。
テントで寝る時の服装は、
商品詳細 | 関連ブログ | |
インナー(下) | ファイントラック ドライレイヤー | |
インナー(上) | モンベル ジオライン中厚手 | 山インナーの選び方 |
タイツ | モンベル ジオライン中厚手 | |
パンツ | Naturehike ダウン パンツ | |
ミドルウエア | FT メリノスピンサーモ | |
オーバーウエア | モンベル トレールアクションパーカー | 最強フリース 色違いも買ってみた |
靴下 | スマートウール | |
それに耳栓は必須です。
外の物音や、シカオのいびきを完全シャットアウトできるわけではありませんが、
あるのとないのでは全く違います。
旅2日目 2021/12/31
時刻は8時50分。
8時に起きる予定でしたが、シュラフの中でうだうだして起きられません。
外気温は冷たく、シュラフから出れない。
安眠はできなかったが、ときどき寝れた感じです。
前回みたく寒さで一睡もできずさなくて、目がバキバキって感じではない。
多少の睡眠不足だが、今日は5合目の佐藤小屋までなので、
たとえ寝ていなくても辿り着ける距離。
とはいえ、そろそろ起きてガスの調達にモンベルに行かなくては…。
テントを撤収し、モンベル富士吉田店へ
9:45 モンベル 富士吉田店
ここでガス缶とフリーズドライの食料を調達。
さらに向かいのうどん屋で、名物吉田うどんを堪能します。
富士山コップがたくさん。
肉うどん500円。
福岡のうどんよりコシが強めで、太い。
キャベツが入っているのが吉田うどんの特徴です。
朝ごはんもしっかりと食べて、馬返し登山口に向かいます。
馬返し登山口
馬返し登山口とは
山梨県の富士吉田市に位置する登山口。
世界遺産富士山の構成資産「吉田口登山道」の拠点として
多くの登山者に親しまれている馬返しは、
富士山の標高1450mに位置する富士登山の中継地点。
馬返しは字の如く、
「登山路で道が険しくなり、乗ってきた馬を帰して徒歩に変わる地点」
とされてきました。
また“四つ足”である馬は、神聖な富士山へは登らせないとも考えられていました。
馬返しの象徴的な石造鳥居の両脇には
合掌する猿の像が配置されています。
富士山の伝説の一つに、
富士山が一夜にして湧き出たというものがあり、
その年が庚申(かのえさる)の年であったことから
猿が富士山の使いとして認識されるようになっています。
馬返し登山口詳細
[アクセス・駐車場・トイレ・コンビニ]
アクセス
車でのアクセス:富士さんぽWEB
上のWEBサイトがわかりやすいので参考にしてください。
バスでのアクセス:富士急行バスWEB
バス運行期間は限られているので、WEBサイトで確認してください。
馬返し駐車場
駐車台数 | 約20台 |
時間 | 24時間開放 |
料金 | 無料 |
トイレ | あり(夏季のみ仮設) |
※車上荒らしがおこるようなので、貴重品は置いて行かないようにしましょう。
トイレ
夏季のみ仮設のトイレが設置されるようです。
冬季はありません。
最寄りのコンビニ
登山口まで11.7km(車で約19分)
登山口まで12.1km(車で約20分)
登山口まで12.1km(車で約20分)
12:20 登山開始 2021/12/31
馬返しを元気よく出発します。
それにしても、シカオの荷物…。
控えめに言って、バケモノです。(笑)
つづく…。
次回はこちら⬇︎
【まとめ】
今回は厳冬期富士登山のリベンジ登山。
とは言え、富士山に出発する前にも、新宿集合という壁に、
早くも大きく心を折れれた僕。
ここで学んだことは、田舎もんは、「イキがらないで素直に直通バスに乗れ」
地方から富士登山や関東遠征登山にでかける人は、
僕のように本来の目的の前に、体力・メンタルをする減らさないよう。
僕の失敗を参考にしてもらえると嬉しいです。
以上!
今回は厳冬期の富士山にリベンジしてきた
ボックルヘアのTOMOでした。
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富士山は今回で4回目。そのうち2回は登頂を断念してます。
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