こんにちは!
今日も絶好調の!
ボックルヘアのTOMOです!!
今回はだいぶ間が空いてしまいましたが、九州から北アルプス燕岳へ 厳冬期初心者の挑戦!③燕岳&燕山荘編の続きです。
今回の内容は、
- 3日目の下山の工程
- 3泊目の宿 常念坊の感想
- 最終日の過ごし方
- 旅の予算
- まとめ
の順に書いていきます。
では、早速本題へ⬇︎
その前に、前回の内容を忘れた方はこちらをどうぞ⬇︎
2017・1・3(TUE)3日目
朝食も食べ終え、窓の外を見ると外は真っ白。
外は軽く吹雪のようです。
だらだらと荷造りしながら天気の回復を待って見ましたが、一向によくなる気配はありません。
10:30 燕山荘出発
暖かい山小屋から出るのは、メンタル的なパワーを使いますが気合を入れて出発です。
手当たり次第に2ショット
有名どころをおさえます。📷
昨日あれだけ晴天だったので、こんな吹雪の下山になるとは・・・残念。
改めて雪山とソロの怖さを実感します。
目標のポールが無いと、どっちに下ればいいのか全くわからない。
時折吹雪くと、手前のポールさえ見えなくなるので、見えるときにポールの位置を頭に入れときます。
ポールの方向を見失いそうな時は、目を凝らして待ちます。
一瞬でも見えれば、その方向に進み、次のポールを確認。
時々、ガスがはれる瞬間もあり、ほっとします。
振り返れば、燕山荘の夏小屋でしょうか?
周りが見えるって、素晴らしい。
日常では当たり前の事ですが、そんな当たり前に救われたり感謝できたり、山の素晴らしさを実感します。
それにしても。、雲がかかると昼間のなのに暗い。
暗いってだけで怖さ倍増です。
ここにきて初めて知る事実。色々な体験ができ勉強になる。
黙々と、見えにくいポールを見失わないように目を凝らしながら、一歩ずつ確実に下っていきます。
見落としてしまいそうな標識。
昨日より確実に埋まっています。
時より出てくる、「昨日も見た!」って標識に安心します。
合戦小屋
45分くらいで下ってきました。
昨日とは景色も雰囲気も全く別物。雪もかなり積もってます。
ここからは樹林帯なので、よっぽどボーッとしていない限り迷うことはありません。
ここでピッケルを収納し、トレッキングホールへとチェンジ。
この雪の量!
結構楽しい。
道が分かりやすくなってきたので、ようやく雪を楽し見ながらサクサク下ります。
頭上には九州では見られない景色が広がります。
13:30 燕岳登山口到着
中房温泉の温泉に入って帰ろうかとも思ったが、登山靴を脱ぐのが面倒だったので、そのまま下山します。
2日前とは違い、道路にもしっかり積もっています。
一人でも楽しい。
車道の途中にあった小さめの滝も凍っています。
一人ではしゃいでいると猿が寄ってきました。
めっちゃ睨まれとれとるし!
もしもの時はトレッキングポールで応戦しようと警戒してましたが、相手にもされず(笑)
15:00 宮城ゲート到着 下山完了
12kmの林道は長かった!!
通常であればここで終わりですが、ここから足がない僕はまだまだ歩かなければなりません。
駅まで帰る方法は自家用車かタクシーしかありません。
しかし、今回はトリバゴで予約した宿へ徒歩移動。
湯の宿 常念坊(じょうねんぼう)
今回予約した旅館は宮城ゲートから3.2km徒歩45分のところにある常念坊。
山に囲まれた静かな宿でしたが・・・。
徒歩で行くには遠かった。
皆さんはぜひタクシーで行くことをオススメします。
<常念坊の感想>
風呂もご飯もすごく良かったです。
が、ただ1つ・・・
部屋から廊下に出るたび、部屋のドアを開けると!
真っ暗闇の中で、ずっとこっちを見て立ってる・・・
木彫りの人が怖すぎる。
トイレに行くためドアを開けるたび、真っ暗な廊下にたたずむこの人がマジで怖かった。ビールを飲んだことを後悔させる像です。
3年ぶりにこの宿のことを思い返しても、料理や風呂よりこの木彫りの人の事が一番に思い出されます。
2017・1・4(WED)
遂に最終日。
登山靴・ピッケル・着替えなど無駄に重いものは、昨晩まとめて常念坊から自宅へ郵送しました。
これで今日はかなり身軽に動けます。
最終日は夕方の飛行機の時間まで観光します。
常念坊からタクシーで約12分移動します。
まずは!
信濃國三之宮 穗髙神社
忘れちゃいけない初詣🎍
無事に下山できたお礼に来ました。
初詣の後は、電車を乗り継ぎ
カモシカスポーツ 山の店・松本店
カモシカスポーツ松本店にやってきました。
最寄りの松本電鉄新村駅まで行けば無料で送迎してもらえます。
詳しくは⇒カモシカスポーツ松本店
九州では見ることのできない、本格登山装備をゆっくり物色させてもらいました。
空港へはカモシカスポーツからタクシー移動。
無事に飛行機に乗り込み、九州に帰ってきました。
【厳冬期燕岳登山の旅費】
一番気になる所ですね💰
3年前のことなので記憶違いや値段も現在とは異なるので、だいたいで見ていただけると良いと思います。
交通費
金額(円) | memo | |
高速バス | 3,500 | 日田⇔福岡空港(往復) |
飛行機(FDA) | 39,000 | 福岡⇔松本(往復) |
タクシー | 800 | 松本空港⇒JR穂高駅 |
タクシー | 3,500 | JR穂高駅⇒宮城ゲート |
タクシー | 2,000 | 常念坊⇒穂高神社 |
タクシー | 3,700 | カモシカスポーツ⇒松本空港 |
電車 | 690 | JR穂高駅⇒松本電鉄 新村駅 |
合計 | 53,190 |
交通費合計:53,190円
宿泊費
金額(円) | ||
1泊目 | 中房温泉 | 9,700 |
2泊目 | 燕山荘 | 11,000 |
3泊目 | 湯の宿 常念坊 | 11,500 |
合計 | 32,200 |
宿泊費合計:32,200円
旅費合計
交通費合計:53,190円 ➕ 宿泊費合計:32,200円 =
総合計:85,390円
3泊4日にかかった費用は85,390円。
山小屋でのビールとかビールとかビールとかで、だいたい9万円と言ったところでしょうか。
<節約法>
[節約できてよかった点]
- 信州松本空港シャトル便を利用し、穂高駅まで800円で行けたこと
- 下山後、宮城ゲートから気合で常念坊まで歩きタクシー代が節約できたこと
- カモシカスポーツが、新村駅まで無料送迎してくれたこと
[もっと節約できた点]
基本的には贅沢してないので、十分に節約できたとは思いますが強いていうなら、
一人で乗るタクシーがもったいなかったなと思います。ソロ登山なので仕方ないですが、2人で乗れれば半額と思うと、ね!
【初めての厳冬期登山の感想】
初めてということもあり、装備・計画・手配何もかも初めてのことばかりで大変でしたが、その準備の甲斐もあり、
登山では全く困ることもなく登る事だけに集中でき、存分に厳冬期の燕岳を楽しむことができました。
装備は予想を超える金額になってしまい財布には大打撃でしたが、装備は燕岳から何度も使っているので結果オーライ。
それまでの僕は九州から厳冬期の北アルプスへ行く事は、とても難しく手が届かない存在でしたが、思い切って挑戦してよかったと思います。
だって挑戦してみないと本当に難しいのか、手が届かないのか?わからないから。
今回学んだこと
今回学んだ事は、
北アルプスの経験も数回しかない、厳冬期初心者の九州の登山者でも、ちゃんと準備すれば登れるということ。
挑戦の大事さを学びました。
こうやって少しづつ経験を重ねていくことでしか学べないので、初めての燕岳は僕の中で大きな一歩でした。
今思えばこの燕岳の挑戦からの積み重ねが、僕をモンブランまで連れて行ってくれたと思います。
【まとめ】
今回は登山の旅費と挑戦の大切さについて書きました。
初めての厳冬期登山での総額
装備代 | 500,000円 |
交通費 | 53,190円 |
宿泊費 | 32,200円 |
合計 | 585390円 |
総合計:585,390円
装備、高っ!!
でもまあ、最初はこんなもんです。
とはいえ、「最初からそんなお金かけられない!」って人はレンタルショップが便利です。
最初は途方もない挑戦に感じる事も、挑戦しないとずっと手の届かない存在です。
できるかできないかやってみないとわからない。
燕岳はそれが学べた登山でした。
以上!
今回は初めての厳冬期燕岳完結編のボックルヘアのTOMOでした。
長々呼んでくださりありがとうございました。
常念坊の木彫りの像は、暗闇で見ると本当に怖いので皆さん一度宿泊してみてください。
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