こんにちは!
今日も絶好調の!
ボックルヘアのTOMOです!!
⑤話目にしてようやく登山開始。
長々お付き合いくださりありがとうございます。
しかし、まだまだ先は長いので、引き続きよろしくお願いします。
前回の話はこちらから⇩⇩
2019・9・3(TUE)
15:00 Nid d’Aigle(ニー・デグル)駅 登山開始

標高2372mのニー・デグル駅から標高3167mのテートルースキャンプ場まで
- 距離:約3㎞
- 標高差:895m
- 時間:約3時間半
出発が遅くなってしまった分取り戻したい気分ではあるが、現地での高度順応トレーニングができていないので、舞い上がらないようゆっくり登っていきます。
ちなみに18時までにテートルース小屋に到着できれば、テートルース小屋で夕食を食べることができます。
久々の2000mを超える登山、出発前の日本では大雨やら台風やらで全く山に登れていなかったので、体はいい感じになまっています。

振り返ると、トラムの駅⇧
駅と言うか電車と小屋と言った感じです。
最終は16:30だったと思います。

久々の大荷物。いつも軽いザックでの登山が多かったため、良い感じに重量が肩と腰に乗っかりペースも全く上がりません。
気温は20℃くらい。短パンでも良かったくらい暑い。

すれ違う登山者に、『その帽子は暑いだろ!』と突っ込まれるシカ男。
シカ男本人は『きょとん!』
今までの旅でアフリカなど暑い国を越えてきたので、暑くないらしい。
適応能力半端ねえ
僕は暑すぎて今すぐ短パンになりてぇ

休憩をはさみつつ、標高を上げていきます。
実は登ってる最中は、リサーチ不足?(間違った情報を乗せてるブログを信じてしまい)、ニー・デグル駅からテートルース小屋まで標高差約400mだと勘違いしてた僕。(実際は2倍以上の標高差895m。)
九州で言うと牧ノ戸峠から久住山くらいの感覚でいた僕は、なかなか着かんのは標高が高いからと自分に言い聞かせ、休憩をはさみつつゆっくり登っていきます。

なかなかテートルース小屋につかないけれど周りを見れば、空は見たことがないくらい青く、山頂がすっげぇ尖がった山や、カモシカ?

シカに詳しいシカ男がアルパインカモシカと命名してた⇩

雪は眩しいほど白く、ひたすら登りが続くが飽きることのない楽しい時間。
多少の不安はあったけど思い切ってモンブランまで来てよかった。と実感します。

歩き出して2時間半。かなり標高も上げてきた。
周りの山々と同じ目線になってきた。
この頃になりようやく自分のリサーチ間違いに気づく。
予想の2倍の体力を消費したが後、ひと踏ん張り
この辺りになると、空気も冷たく体も冷えてきます。
標高は約3000m。今のところ高山病の症状もなく絶好調!

ようやくテートルース小屋が見えてきた。
テートルース小屋までは近そうに見えるけど、これが意外と遠い。

手前の白い部分は氷河の溶け残りミニ氷河帯。
ここを横断し小屋へ
氷河の手前には

管理小屋
ここで山小屋の予約の有無を確認します。
予約がなければ、ここで強制Uターン。この先は進めません。
この時は誰もいなかった。ハイシーズンの時だけなのか?時間が遅かったからか?

氷河横断中のシカ男。
てか、ザックでかっ!!
シカ男のザックは、多分僕のザックより5㎏は重い
しかも登るの早いし、さすが1日8時間自転車こいでるだけあります。
脚力ヤバすぎる!!

僕も氷河帯へ、目線の先にはキャンプ場のテントが見えています。
あと少し!あと少し!!
氷河帯横断中は足もとを見るとまあまあ怖いので、目の前のテントだけをみて進みます。

足を滑らせるとトラムまで行くんじゃね?って程、谷?!
絶対滑ってはいけない氷河スライダー。
18:40 テートルース小屋 到着

嬉しさもあるが、ザックの重さと睡眠不足でバンザイもちょっと力なさげ
だけど、全身でモンブランを感じてます!!

テートルース小屋とは
標高3167m。ニ・デーグル駅からボス山稜へと続くモンブラン登山の一般ルート上にある最初の山小屋です。
予約の仕方など詳しくは⇩
- 1泊:52.5€。
- 夕食:27€。
- 朝食:12€。
- トータル:91.5€。
- デポジット:10€。

山小屋内は夕食を終えた登山者たちでにぎわっています。

明日の天気も文句なしに登山日和。
明日が楽しみ。
僕たちは小屋には泊まらないので、一通り山小屋内を見学してキャンプ場へ

オレンジの大きなテントが4つと緑の2人用のテントが12張り?
僕たちは無理を言って予約を入れてもらったので、キャンプ場の管理スタッフと同じテントです。
って、ここで生死をかけた最大の問題があったのを思い出した!!
僕の寝袋問題!!
僕が寝袋代をケチり、一世一代の賭けにでたのを、皆さんは覚えているでしょうか?!
僕は今の今まで忘れていました。
だってこんな雄大で素晴らしい景色の中を歩いていると、悩みの1つや2つ簡単に忘れてしまう。
山って素晴らしい♡
なんて言ってる場合ではない。標高3000mの山中で凍死するわけにはいかないので、僕のつたない英語で『Please give me sleeping bag !』って言うぞぉ!!
lendなんか?寝袋の前にaがいるんか?いらんか知らんけど、とりあえずキャンプ場スタッフに『 give me sleeping bag !』や!意気込んでいると
シカ男がいつの間にかサラッと寝袋を借りてきてくれていました。
僕は何という素晴らしい相棒を・・・。シカ男様様です!!
しかも、キャンプ場スタッフは山盛りの毛布を持ってきてくれて、好きなだけ使っていいよ!と、なんと気の利くいい奴ばかり。

おかげで僕の寝床は昨日のホテルより、充実したものに。
240€の寝袋買わなくて良かった~。
てか、僕のザックには寝袋が入る隙など1㎜なかった事にこれまた今更気づく。(※本来は必ず寝袋持参で行きましょう。僕の例は悪い例です。)
ちなみに、キャンプ場一泊の料金は30€。
キャンプにて乾杯🎪
時刻はもう20時。
だけどかなり明るい。
明るいうちに晩御飯。
僕は数あるおいしそうな山飯ラインナップから

モンベルのご飯シリーズ、コーンリゾッタとチキンラーメンの2品ピックアップ。
ビール片手に飯も美味いし景色もうまい。

シカ男はウイスキー🥃

夕日を見ながら乾杯🍻
贅沢とはこの事だ!!

日没は21時半。
明日も早いので飲みすぎないよう注意しますが、絶景に酔いも回ります。
自分がここに居るのが夢なんか現実なのか?
こんな素晴らしい場所に立てて、今回のモンブラン挑戦を決めた過去の自分と、僕を助けてくれる周りの人に感謝しかない。
山と人に『ありがとう』。
重い荷物を背負い素晴らし景色を眺め『感謝』に浸っているが、
『明日が本番!!』何度も自分に言い聞かせるが、やりきった感と満足感がとどまるところを知らない僕!!
こんな達成感まみれで明日、頑張りきれるのか?心配でならない僕です。
つづく・・・。
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