【韓国】Trans Jeju(トランス チェジュ)⑦Mt.harura 編

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こんにちは!

今日も絶好調の!

ボックルヘアのTOMOです。

今回も初めての海外トレランレース、Trans Jeju(トランス チェジュ)の様子を紹介します。

今回で第7話目。

みなさん長々お付き合いくださり本当にありがとうございます。w

 

前回のブログを見逃したひとはこちらから

⬇︎⬇︎

 

 

 

今回のブログでは、

  • トランスチェジュのレースの様子が知りたい
  • トランスチェジュのエイドのについて知りたい
  • 僕のドロップバックの中身が知りたい

そんなひとに読んでほしい内容になっています。

 

本題の前にちょっと自己紹介

TOMO
<自己紹介>

大分県日田市でボックルヘア(美容室)をやっています。

登山歴は13年。トレラン歴は3年目。

初めてのレースは龍馬脱藩トレイル

次のレースは12月のタイ🇹🇭チェンマイです。

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【トランス チェジュ 】2023/10/7

 

本題の前に前回までのあらすじをダダッと紹介

これまでのあらすじ

10月7日 早朝5:50 いよいよレース開始。

スタートから約1時間

6:47 に、第1エイド到着。

目標予定時刻より30分ほど早く到着。

第1エイドから2時間40分。

9:14 に、第2エイド到着

ここでも予定時間より30分早く到着できたため、貯金は合計1時間。

ここから漢拏山の山頂付近までいっきに登り

第2エイドを出発して1時間55分

11:09 第3エイドに到着。

目標時間の5分前についた。

休憩もそこそこに、ドロップバックが置いてある第4エイドへ向けて出発です。

 

と、ここまでが前回の話

詳しくはコチラ⬇️

 

ちなみに、今回のレース計画はこちら⬇️

タイムスケジュール

エイド 総距離(km) 関門 到着予定 休憩
6.9km 8:00 7:26 5
2 20.0km 11:00 10:26 10
3 28.2km 13:30 12:36 10
4 40.5km 15:30 14:46 20
5 58.6km 21:00 20:16 15
6 73.4km 2:00 23:30 15
7 82.9km 5:00 1:55 15
8 92.2km 8:00 4:20 15
Finish 99.2km 10:00 5:59

※本番は5:50スタートに変更になったため、目標時間は全て-10分でみてください。

距離・累積標高やペースなど詳細は⬇️

時間制限は28時間ですが、

今回は、24時間でのゴールが目標。

2ヶ月後に控えてるタイのレースも視野に入れ

ちょっとのレベル高めでスケジュールを組んでみました。

現在、ひとやま越えて第3エイドを出発。

第4エイドむけて、じわーっと下っていきます。

 

11:19 第3エイド 出発

第4エイドへは、ほぼほぼロード。

しかも基本下り。

この区間は、1km 9分45秒ペース予定

下り基調のロードなのでガンガンいきたいところですが、調子にのるとここで足を終了させてしまう恐れがあるので、

周りの人とは競争せず、自分のペースを黙々と刻みます。

走れるロードなので、補給も忘れがちになりますが、体調を維持するためにも

しっかり補給していきます。

とはいえ、ジェルの影響で腹の調子が悪くなってるのもジワジワ感じています。

これ以上ひどくならなことを願うばかりです。

ロードを黙々と進むこと1時間25分。

12:44 第4エイド 到着

第4エイドに到着したが、ここでまさかの装備チェック

チェック品目は

  • レインウエア上下
  • サバイバルブランケット
  • モバイルバッテリー
  • ライト2個

だった気がしますw

これが長蛇の列。

ちなみに、このオレンジのおっさんに横入りされました。

中国人でした。

この中国人、必須装備品を携帯しておらず、知り合いに借りて列に横入りして来た。

チェックをクリアするため、装備品を貸してもらってる人たちが大勢いた。

こんなチェックに長い待ち時間。

は〜、意味あるのかな〜。

待ってる間にぽつぽつ雨が降り出した…、

早くドロップバックを受けっとって休憩したい。

 

行列とチェックに10分もかかった。

エイドはこんな感じで、他のエイドと大差ない。

唯一違うのは、

温かいおかゆを配っていました。

ですが、マイカップがドロドロになるのは嫌なので、おかゆはスルー

ドロップバックを受け取り、ちょっと長めの休憩をとります。

 

ドロップバックの中身

着替え ドライナミックメッシュTシャツ(半袖)・短パンヘッドバンド・キャップ・ネックウォーマーアームカバー靴下FTメリノスピンサーモTNFロングパンツ
ギア 手袋(防水防寒)
食料 オレンジジュース・レッドブル・麦茶・ジェル[メダリストwinzoneプロテインジェル (12個)]・トップスピード(2個)・おやつミックス(300g)・黒糖わらび(6個)・メダリスト(顆粒)(2個)・マグマ(6本)・OS1ゼリートップスピード(2個)・カップラーメン・カレーメシ・バームクーヘン・ビッグカツチキンラーメン・フィナンシェ(4個)・羊羹(3個)・OS1パウダーフルーツミックス
その他 Xテープ・ロキソニンジェル・モバイルバッテリー(超大容量)・テーピング・貼るカイロ・胃薬・吐き気どめ・下痢止め。歯ブラシ・カラトリー

 

高カロリーのバームクーヘンをレッドブルで流し込みます。

口をもぐもぐさせてる間に、着替え。

汗で濡れたタンクトップとインナーを交換。

インナーを新しいものに着替え、タンクトップから半袖Tシャツへ。

腹が不安定なので腹部には貼るカイロ

その間にも常に口はモグモグ。

カロリーをどんどん入れていきます。

高カロリーなものは甘いものが多いのですが、

そんな中、ビッグカツの塩辛さが美味かった。

これはセブン日田十二町店さんに提供&提案していただいた行動食。

軽いのに130kcalほどあり、甘くないのでめっちゃ食べやすかったです。(噛む力は必要ですがw)

後半、歯が痛くなっても嫌なのでしっかり歯磨きして

 

トイレで今出るものは全てだして出発です。

20分の休憩予定でしたが、装備品チェックとトイレ待ちで大幅に休憩時間を越えてしまった。w

 

13:23 第4エイド 出発

登山口付近には金のおじさん

有名な人なのでしょうか?

これから漢拏山山頂へと1350mほど標高を上げていきます。

1350m…、スカイツリー2個分の標高を駆け上ります。

第5エイドまでの目標時間は5時間10分。

累積標高は+1350m。−1169m。

距離は18.1km

これまでのエイド区間と比べると長丁場になるので、水分をこれまでの量に加え600ml多く持って登ります。

登山口ではゼッケンの確認。

この時間から、漢拏山へ一般登山者が紛れて入らないようにのチェックなのか?

 

登山口付近は走りやすいゴザロード

ゴザロードから石段へ

 

さらに、石段から木段へ

小雨が降っていますが、木のおかげで雨で濡れることはほとんどありません。

すでに、汗で濡れていますがw

 

第4エイドから第5エイド間が、このレースの一番の山場。

ここを制限タイム内でクリアできれば完走の確率がぐっと上がってきます。

足にもだいぶ疲労が溜まってますが、

レッドブル効果でどこまで攻められるかが勝負です。

 

目の前にとんでもない傾斜の階段

その階段の長さといったら…。

上が見えん。

みんな猛スピードで登っていきます。

僕もスピードを出したいのは山々ですが、ハムストリングが今にも攣りそう

だましだまし登っていきます。

 

第4エイドからスタートすること1時間半。

登りは永遠につづく。

上からは一般登山者がどんどん下って来ます。

漢拏山は1日に登れる登山者の人数が決まっており、登山するには予約が必要です。

富士山も漢拏山を見習って、ピーク時だけでも人数制限するといいのにな。

 

もくもくと標高を上げていき、空が近くなって来ました。

 

ここから先は木が低くなり、雨や風をもろにうけるので、

レインウエアを着込みます。

ガスが立ち込めていますが、さすかに景色は見える。

第4エイドから登ること約2時間。

木段にハムストリングを完全に潰されてしまった。

マジで足が上がらない😭

登るスピードが落ち、体温も下がって来ます。

すると筋肉も冷えてしまい、まさに悪循環😭

周りはまだまだハイペースで登っていく人ばかり

自分弱さに絶望します。

ついでに、「なんでこんなきつい事してるんだっけ?」と考えてしまう…。

考えても仕方ないことが、次々と頭をよぎる。

 

 

自分の弱さに落胆しながら、それでも足を前に…、上に…。

足が上がらなければ、短パンの裾を手で引っ張り上げながら一歩、また一歩と進んでいく。

周りの景色が白すぎて、どのあたりが山頂なのか?

山頂まであとどのくらいなのか?全くわからない。

 

とりあえず、目の前に階段が続いてるのであれば、登るしかない。

小雨は断続的に降り出し、風もでてきた。

目の前には、白い世界と木段。

手はかじかみ、靴は中までびしょ濡れ。

補給のタイミングをつかめず、体温が下がっていくのがよくわかる。

 

寒さに震えながら、無の境地で足を進める。

ようやく木段の数も減ってきて、木道が出てでてきた。

そろそろ、山頂が近いのでは?

 

16:25 漢拏山 山頂到着

第4エイドスタートから約3時間。

漢拏山に到着!

景色は真っ白だが、ようやくたどり着いた。

てっぺんに着いたというだけで、

さっきまでの死んだような表情に、元気がみなぎる。

へろへろですが、僕はまだまだ元気が出るようですw

 

山頂からは、木道と木段をいっきに駆け降りる。

途中に何度も現れる岩場も、ダッシュで駆け降りる。

濡れた岩場は、滑りやすいくなっているかもと多少警戒していたが、

ここの岩質は、濡れても滑りにくく、意外に走りやすい。

 

テンポよく下ってると、突如!

 

足がつっったぁああ

心拍数をみると、180。

とんでもない心拍数で走り続けていたようです。

しっかり水分とBCAAとフィナシェとようかんを補給し、

心拍数を下げるためしばらく歩きます。

標高が下がるにつれ、周りの木々も高くなり、いっきに暗さを感じる。

たまに下ってる一般登山者に出くわす。

あまりに軽そうな登山者にびっくり。

ペースめっちゃ遅いし、ヘッドライトも持っていなさそう。

不思議なことにレインウエアをきてる登山者は少なく、みんな半透明のビニール袋を着てるw

これが韓国の登山スタイルなのか?

あまりにみんな同じビニールきてるので、入り口の売店にでも売ってるのかな?

 

17時半をすぎたあたりから、本格的にあたりが暗くなって来たんで、ヘットライトを装着。

標高が下がり一瞬は寒さから解放されたが、今度は夕方から夜の寒さがやってくる。

レインウエアの中は汗でびしょ濡れ、これが原因で、再び全身を寒さが襲って来ます。

 

18:05 第5エイド到着

 

第5エイドに到着した時は、全てがびしょ濡れでiPhoneを操作することができなかった。

よって、画像がありません。すみません。

第4エイドから4時間40分ほどで第5エイドに到着。

第5エイド手前から、寒さと疲れでだいぶ胃腸系がやられました。

このエイドでは、これまでのエイド食にくわえカップラーメンが用意されていました。

寒さと胃腸系の具合の悪さから食欲は全くないが、

「食わなければこの先もたない」

気分は悪いが、カップラーメンをむりやり食べます。

「辛いラーメンやったらやだな〜」と思ってましたが、辛くはなかった。

辛くはなかったが、何味かよく分からず、スープがイカ墨パスタのような真っ黒い色をしたラーメンでだった。

食欲が落ちてるので、なかなかラーメンを飲み込むのも一苦労。

そうこうしてるうちに、とんでもない腹痛が襲って来た。

ラーメンもそこそこにトイレに駆け込む💦

とんでもない勢いで、ゲリったw

原因は、ジェルと寒さで間違いない。

 

ゲリが落ち着くと、寒さのせえか全身が震え出す。

便器からなんとか立ち上がり、汗と雨でびしょ濡れになってるウエアを着替えることに。

 

びしょ濡れの半袖から、長袖のメリノスピンサーモへチェンジ。

嵩張るけどザックに入れていて正解でした。もちろん腹部には貼るカイロ。

残念ながらインナーは替えがないのでそのままですが、震えと寒さは徐々に改善されてきた。

残りのラーメンを食べ終え、バナナを無理やり口に突っ込み、

下痢止めとマグマを胃に流し込む。

びしょ濡れの靴の中の指先は冷え切り、冷たくてしょうがないが

きっとここにいるみんなも同じ状況。

辛いのは僕だけじゃないと、気合を入れて再出発します。

 

18:40 第5エイド出発

寒さと腹痛により、本来の休憩時間15分を倍以上過ぎてしまったが、

それでも本来の計画より1時間40分ほど早く出発できている。

大きな山場は越えたので、体調を大きく崩さなければ完走に手がとどく。

 

スタートから約13時間。

距離にして58.6km 累積標高は+3379m。

 

あとは小さなアップダウンを繰り返しながら、42kmほどを走り切れればゴールできる。

完走のためには、絶対に足は止めてはいいけない。

それだけを思い、真っ暗なロードを山へ向かって走り始めた。

 

次回につづく…。

 

これまでのタイムスケジュール⬇️

エイド 総距離(km) 目標到着時間 実際の到着時間 関門
6.9km 7:26 6:47 8:00
2 20.0km 10:26 9:14 11:00
3 28.2km 12:36 11:09 13:30
4 40.5km 14:46 12:44 15:30
5 58.6km 20:16 18:05 21:00
6 73.4km 23:30 2:00
7 82.9km 1:55 5:00
8 92.2km 4:20 8:00
Finish 99.2km 5:59 10:00

※本番は5:50スタートに変更になったため、目標時間は全て-10分でみてください。

 

 

 

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【まとめ】

 

今回はトランスチェジュのレース中盤の様子を紹介しました。

レース開始から約13時間でようやく距離も累積標高半分をこえて、

大きな山場もなんとかクリアできた。

あとは完走にむけて足を止めないこと。

 

僕の海外初レースは無事に完走できるのでしょうか?

 

このブログが、これからトランスチェジュを目指すひとや、

海外レースデビューしたいひとの役に少しでも立てると嬉しいです。

 

以上!

今回は海外トレランレース トランスチェジュに挑戦した

ボックルヘアのTOMOでした。

 

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ABOUTこの記事をかいた人

九州。大分県。職業:美容師 美容師をしてますが、登山・筋トレ・ダイエットが趣味。 最近はクレジットカード・格安SIM・投資・マイルに興味あり。 どれもこれも素人ですが、素人目線で気になる事ややり方をブログを書いてます。