こんにちは!
今日も絶好調の!
ボックルヘアのTOMOです。
今回は鹿児島県の南薩摩市にある低山
磯間嶽の登山の記録をまとめました。
今回の磯間嶽は低山だとあなどるなかれ!
僕のような高所が苦手な登山者は、
がっつりメンタルをけずり取られる山です。
本題の前にちょっと自己紹介

【磯間嶽について】

磯間嶽(いそまだけ)とは
磯間嶽は九州百名山の1つ
南さつま市大浦町の南部に位置する山。
標高363mの低山
と、いっけん登山初心者にも優しい山の印象だが、
山頂から西側に連なる稜線は、大きな岩や細いやせた岩稜が連続し、
登山初心者にはスリルがありすぎる山です。
岩陵には人形岩、鹿通し岩、小坊主岩、大坊主岩など、変わった形の岩が多く
スリルと絶景を味わえる山です。
磯間嶽 登山口

登山口は3つ
今回は、もっともメジャーな「岩稜コース登山口」から登ります。
岩稜コース登山口[アクセス・駐車場・トイレ]

磯間嶽 岩稜コース登山口へのアクセス
谷山ICから約50分。
県道272号線を大浦方面から坊津久志に向かう途中の渡瀬橋から
400m程のところに岩稜ルート登山口の看板がある。
駐車場・トイレ詳細
磯間嶽 岩稜コース登山口に広い駐車場はありません。
登山口正面に2台分の駐車スペースあり
トイレもありません。
<最寄りのトイレ>
登山口にトイレは無いので、
事前のコンビニなどですましておきましょう。
しかし、登山口近くにコンビニはありません。
なので、登山口最寄りの大笠分遣所(消防暑)のトイレを貸してもらいましょう。
「トイレをご自由にお使いください」おもてに書いてくれています。
<最寄りのコンビニ>
登山口近くにコンビニはありません。
さつま市加世田周辺のコンビニを利用しましょう。
登山口周辺はコンビニがあってもおかしく雰囲気だが、
全くコンビニがないので登山口に行く途中ではなく、
「どこのコンビニに寄って行くのか」を事前に決めて出発しましょう。
【磯間嶽 登山】
6:40 駐車場出発 登山開始
元気よく登山開始です!

と、言いたいところですが…
爽やかな朝のはずだが、顔がむくんでいて申し訳ない。
実は昨晩からの運転で疲労困憊。
午前4時に登山口に着くも、
登山口&登山道が怖すぎて、この時間まで仮眠していました。

とは言っても、
この時間でも怖すぎる

しばらくは林道だった形跡がある
アスファルトの道を進んでいきます。
倒木やクモの巣、九州百名山なのにけっこう荒れています。

6:54 岩稜コース登山口

左奥の草むらから、ハシゴまで進んできました。
ここまではなんとなく林道だった形跡があり歩きやすい。
そしてこのハシゴからが登山道で
ここが本当の登山口。
登山口には手作のハシゴがあります。
ハシゴには注意書きが!

なるほどね。
<磯間嶽登山ルート>
岩稜コース登山口から半時計周りに周回します。
前半は岩場が多い危険ルートを歩き、
下は急斜面の大浦登山口へ下り、林道を歩き戻ってきます。

早速現れた登山道は、かなり急登。

一気に標高を上げていきます。

ほぼ壁の岩場が出現。
話には聞いていたが、こんなに早く岩場が現れるとは…。
岩場をぐんぐん登っていくと

景色も良くなってきました。

今回の登る磯間嶽が一番奥に見えています。
結構遠いな!
7:08 坊主岩

頭でっかちな丸い岩が「坊主岩」らしい。
普通に危険!

高い所が苦手な僕は、泣く泣く登ります。
迂回ルートもありますが

岩の絶壁を横に進む…。
これはこれで危険⚠️
岩場を縦に登るか、岩場を横にスライドしていくかの違いです。
正直、どっちもどっちで怖い。

岩をよじ登るたびに
じわじわ標高を上げていってるのを実感します。
ようやく岩場をクリアすると
これまたずっげー急登‼︎

試練が続く低山です。
ワクワクします。

急登を一気にあがり、
尾根をすすむ。

木に囲まれいるため、風の影響はありませんが、
風の物凄い音が聞こえてきます。

風の音をききながら、
次々と現れる急登に挑み続けます。
7:57 325mピーク

本日1つ目の山頂です。
展望はなしです。
あっさりスルーし、先へ進みます。

しばらくは歩きやすい癒しの登山道
癒しの登山道を進んでいるとあっという間に
ガスが立ち込めてきました。

神秘的〜。
これまで出会った登山者は0人。
九州百名山だけど平日は人が少ないんだな。

岩の合間を腕力で登っていきます。

これまた絶景!
8:43 中嶽(394.6m)

2つ目の山頂。
ここも展望はありません。
先へ進みますが、中嶽の看板の後ろからロープがピローンと伸びていて
ロープを頼りに、とんでもないところを懸垂下降(気持ちは)
ビビりながら、恐る恐るがっつり下ります。

こんなに下ってきました。
岩もコケで滑るし、恐ろしすぎるだろ!
こんなに下ったのに、また岩場を登る
8:52ワン子岩

中心手前の岩が、子犬に見なくも無い?…。
と言うか、空がどんよりすぎる。
晴れ予報のはずだったけど、風も強いし嫌な雲です。

またまたやってきました。
天まで伸びるロープ
登ったり下ったり忙しい山です。

登った先は予想通り、恐ろしいほど降らせられます。
しかし、磯間嶽の山頂はかなり近づいてきました。

岩も登山道も急すぎる(笑)。
磯間嶽は目印が少なく、たまに登山道を見失う。
傾斜に気をとられて勢いよく登っていると、道を見失うので
なかなかペースが掴めない難しい山です。

9:39 パイナップル岩

これはパイナップルに見える🍍
夏は上の草がたくさん伸びるので、
さらにパイナップル感が上がるだろうな。

岩の隙間をする抜けて、
さらに進みます。
9:46 山頂手前分岐

天高く伸びてる鎖を登っていけば、
おそらく山頂です。

上にズバーっと登って、さらに岩場を横にスライドし
さらに登っていくと
9:51 磯間嶽 山頂到着

山頂は、残念ながら
広くも平でもありません。

棒の向こう側は断崖絶壁です。

風はないものの、
どんよりした空と、切り立った山頂に全く居心地がよくありません。
あの岩場をまた引き返すことを考えると、そそくさと帰りたくなります。
鎖場で登ってくる人とすれ違うのは、間違いなく不可能なので
あまりさ山頂には長居せず5分もたたず、あっさり山頂を後にします。
山頂手前の分岐から大浦登山口方面へ下山していきます。

大浦登山口への登山道は、凄まじい傾斜の登山道がひたすら続きます。
凄まじい傾斜は登るのは好きだけど、
降るのは本当に苦手。
こけると、どこまでも滑っていきそうな傾斜を、足元をしっかり確認しながら
確実に下っていきます。

ようやく、普通に歩ける傾斜までやってきました。
傾斜はどんどん緩やかになり、林道っぽい道に

時々現れる倒木や、草むらを抜け

林道の終点まで降りてきました。
ここからは、安定の林道をズバーっと下っていくと
車道に突き当たります。
10:38 車道分岐

この分岐を左へ

車道をズバーっと下って、ズバーっと登ります。
10:46 駐車場到着

無事に下山完了です。
結局誰一人として、出会うことのない登山でした。
【登山記録・感想】

登山記録
<行動時間> 4時間06分(休憩含む)
<行動距離> 5.0km
<累積標高差> +478m・-375m
<消費カロリー> 1883kcal

湧蓋山登山の装備
<ウエア>
商品詳細 | 関連ブログ | |
パンツ | ROKXショートパンツ |
登山にオススメの短パン4選 |
インナー | ミレー ドライナミック メッシュ | 変態インナー |
Tシャツ | ノースフェイス半袖Tシャツ | |
アームカバー | C3fitクーリングアームカバー | 夏最強アイテム |
ジャケット | マムート ソフトシェル | |
靴下 | デカトロン ローカットソックス ![]() |
コスパ最強の登山ウエア |
登山開始の気温は、15度前後
歩き出しこそ肌寒感じたが、
それは僕が半袖だったから。
結局、ジャケットは登山中も休憩中も着ることはなく、
むしろアップダウンが激しかったので、かなり汗をかきました。
登山中の気温も登山開始とあまり変わらず、20度前後の気候で、
今回も短パンでしたが、登山中の寒いと感じることはなかったです。
<ギア>
ギア詳細 | 関連ブログ | |
ザック | オスプレー デューロ 15 | デューロ15の感想 |
キャップ | ノースフェイス スワローテイルキャップ | |
ヘッドバンド | アンダーアーマ | ヘッドバンドの実力 |
サングラス | DANG | 目も日焼けします |
手袋 | ライトグリップ | |
シューズ | コロンビアモントレイル |
モントレトレイルの感想 |
今回も朝露でドロドロになることが予想されたので
【コロンビア】モントレイル マウンテンマゾヒストを履いていきましたが、
危険な岩場が多かったので、ソールが硬めでグリップが良い
【サロモン】エレベート(XA ELEVATE) を、履いてくるべきだったとちょっと後悔しました。
岩場の多い危険な山なので、
グリップが良く利く、靴で登ることをオススメします。
<食料>
持っていった量 | 消費した量 | |
水 | 約1.2L | 約0.4L |
おにぎり | 2個 | 1個 |
パン | 1個 | 1個 |
行動食 | 色々 | 1/5 |
磯間嶽 登山の感想
今回は初めての磯間嶽で、高所の苦手な僕はかなり岩場でヒヤヒヤしました。
岩場からの景色は、遠くまで見渡すことができとても良かったですが、
岩場の下りは怖かった(笑)。
岩場も印象的でしたが、
山の印象としては、
目印や標識が少ないことも印象に残っています。
実際に、登山道がわかりづらい場所も多く、
岩場のため踏み跡も確認できない場面もあり、
登山初心者にはオススメできない山だなと思いました。
山頂から大浦登山口までの登山道では、目印のテープは多くありましたが、
大浦登山口からの登山道は、うっそうとしたジャングル度が高い登山道だったので、
テープが無いと、初めての登山者は確実に迷ってしまいそうな印象。
⚠️注意点としては
- 登山初心者は必ず、登山経験の豊富な人と一緒に上りましょう。
- グリップのいい靴と手袋は必須!
- 明るくなって登りましょう
登山口には、早朝の暗い時間に到着してましたが
初めての山だし、危険ポイントが多い山だったので、
明るくなるのをまって、登ったのは正しい判断だったと思いました。
結局、磯間嶽の登山中には誰とも出会うことはなく、
完全貸し切り登山。
九州百名山といえど、平日は登山者が少ない山だけに
何かおこてしまっても、そう簡単に助けてくれる人が現れないので
誰かと一緒に登ることをオススメします。
【まとめ】

今回は鹿児島県の南薩摩市にある低山
磯間嶽に登ってきました。
磯間嶽は低山だけど危険ポイント満載の難易度高めの山です。
ですが、何度も現れる岩場やアップダウンの稜線が
否応なしに山登りスキルを磨いてくれる山です。
岩場では薩摩半島や、これから歩く縦走路も望むことができ展望も最高。
スリルある刺激的な山を求めてる登山者にはぜひ登って欲しいオススメの山です。
以上!
今回は鹿児島県にある九州百名山の1つ磯間嶽に登ってきた
ボックルヘアのTOMOでした。
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大分県で美容師をやりながら、
休みの日にはほぼ山に登る生活を10年ほどやっています。
平日は仕事&筋トレ。
休日は山登りで毎日忙しくやっています。
数ヶ月前に背骨を骨折してしまい、
派手なアウトドアはまだ我慢中です。