こんにちは!
今日も絶好調の!
ボックルヘアのTOMOです。
今回は前回のくじゅう17サミッツの続きです。
前回見逃した方は、こちらのブログから⬇︎
本題の前にちょっと自己紹介

【くじゅう17サミッツ登山】

前回までのあらすじ
今回初挑戦した、「くじゅう17サミッツ。」
くじゅう17サミッツとは
くじゅうにある標高1,700m超えのピーク9座を完登すること。
標高差や、歩行距離はルートにより様々。
とにかく、くじゅうにある1700m以上の山に登ることができれば、
17サミッターと呼ばれるらしい。
1時間睡眠で迎えた、17サミッツ登山。
出発は、早朝4時10分。
真っ暗闇の牧ノ戸峠登山口を出発し、
3時間10分ほどで
星生山・久住山・天狗ヶ城・中岳・稲星山・白口岳の順に登頂。
白口岳まで順調にやってきました。

白口岳では、20分ほど休憩。
7:37 白口岳出発

眼下に見える坊がづるへ、
標高差約400mを、いっきに下っていきます。
8:05 鉾立峠(標高1367m)

鉾立峠までで、標高350m下ってきました。
ここまでの下りは角度がエグいうえに、登山道はドロドロ。
だいぶメンタル削られました。
8:17 法華院温泉山荘(標高1300m)
法華院温泉山荘には立ち寄らず、
坊がづるを目指します。

正面右奥が、これから登る大船山。
新緑の中に伸びる木道。
この景色だけで、気分が上る。
木道歩きが、なんとも心地いい。

木道にそって、小さな川が流れています。
水のキレイさに癒されます。
8:23 坊がづる(1230m)

テントが10張ほどあります。
テントを撤収する人もいれば、
コーヒー片手にのんびり本を読んでる人もいて。
僕ものんびりしたい…。
坊がづるから、
大船山まで標高にして500mほどいっきに登っていきます。
9:03 段原(1689m)

大船山と北大船山との分岐。
南の方向には大船山

まずは、大船山に登ってきます。
9:40 大船山(1786.2m)

スタートから5時間30分。
ようやく7つ目。
足は疲労感がじわり…。
とはいえ、まだ歩けます。
9:52 段原
いったん段原にもどり、
次は隣の北大船山をめざします。
北大船山への登山道にはミヤマキリシマが多く

とてもキレイ。
三俣山とピンクがいい感じです。
が!
ミヤマキリシマが多いってことは、
枝トラップが半端ない!
硬く鋭いミヤマキリシマの枝に、
削られないよう気を付け、
身をかがめながら、
中腰体勢で北大船山を目指し進んでいきます。
9:59 北大船山(1706m)

段原から5分ちょっとで、北大船山に到着。
17サミッツ8つ目。
北大船山の、さらに北の方向には平治岳。

ミヤマキリシマが山頂をピンクに染めています。
平治岳は17サミッツには関係ないけど、この景色を見ると
ついつい間近で見たくなる。
平治岳へは、いったん標高250mくらいがっつり下ります。
10:29 大戸越(1458m)

平治岳のミヤマキリシマが山肌にキレイに咲いています。
山頂までいっきに登っていきたいところですが、
もうそろそろ、足がヤバい。
それもそのはず、
気づけばスタートから6時間ちょい。
ここまで約14km歩きてきました。
足が死にそうなので、ここで20分ほど休憩を取ります。
エネルギーとアミノ酸を補給します。

しっかりエネルギーを補給して、いっきに登っていきます!
と、言いたいところですが、
平治岳の登りの登山道は人が多く
やや渋滞気味。
なかなかペースが上げられないまま、なんとか山頂に到着です。
11:04 平治岳(1642m)

狭い平治岳の山頂には沢山の人。
写真だけさくっと撮り、山頂を離れます。

見頃にはちょっと早かったかな。

ミヤマキリシマと新緑のコントラストがヤバい。
平治岳の下山中に、
白いミヤマキリシマを見つけることができました。

初めて見つけた😄
11:23 大戸越

あいかわらず大賑わいの大戸越をささっとスルー
坊がづるまで戻ります。
11:57 坊がづる

目の前にはラスボスの三俣山。
だけど、足はすでに限界。(笑)
こんなに重い足取りは、登山初心者の頃の宝満山を思い出します。
12:10 法華院温泉山荘(1300m)

登山開始から8時間。
足の筋肉が悲鳴を上げてきました。
たまらず、またもや休憩を取ります。
気持ちは北千里ヶ浜までサクサク登っていきたいのに、足がついてこない。
これが「17サミッツは大変!」と言われる由縁なのか?
法華院温泉の自販機でCCレモンをがぶ飲み。
こんなにうまいCCレモンは生まれて初めてです。
現時点でつらいのは、
- 大腿四頭筋
- ふくらはぎ
- 目
大腿四頭筋とふくらはぎは、予想してましたが、
目は、睡眠不足とサングラス忘れのせいで、
日光にだいぶやられてしまっています。
目がシパシパ痛い。
できることなら、目をつぶって歩きたい。
足は法華院温泉山荘には、外に登山靴の洗い場があるので、
靴を脱いで、泥と砂埃で汚れた足をじゃぶじゃぶ洗わせてもらい
リフレッシュできました。
泥だらけの足から解放されるだけでも、気分が違います。
そんなこんな、思わず30分も休憩してしまいました。
12:40 法華院温泉山荘 出発
北千里ヶ浜を目指し、標高を150mほど上げていきます。
いつもならサクサクっと登れるのに、
全然足が前にでない。
自分の体力の無さを痛感させられます。
そんな僕の目の前には、
ひらひらとアサギマダラ。

アサギマダラとは、
旅する神秘の蝶とやばれるアサギマダラ。
信州辺りから台湾まで約1,300kmも移動します。
途中、羽休めでくじゅうに立ち寄る。
アサギマダラに応援してもらい、
なんとか北千里ヶ浜が見えてきました。
13:13 北千里ヶ浜(1462m)

北千里ヶ浜も僕が好きな景色の1つ。
でも今回は景色より、

眠気。
マジ眠い。
ここで大の字になって寝れたら、どんだけ幸せだろう。
しかし、平気で5時間とか寝そうなので、眠気をこらえ先へすすみます。
13:30 すがもり越え(1507m)
「すがもり」は三俣山の分岐となります。
すがもりから三俣山本峰までは標高差約240m。
もう、いつものように足は上がらないが、
小さ重たい一歩を積み重ね、徐々に標高を上げていきます。

足が止まる回数か増えてきた。
いくら立ち止まっても、登らないことには17サミッツは
終わらないので、
余計なことは考えず、重い足に力を込め、小さな一歩を重ねます。
14:03 三俣山西峰(1678m)

17サミッツには関係ないけど、
ついつい寄りたくなるのが、三俣山西峰です。
三俣山西峰が、本日11つ目の山頂。
気づけば、登山開始からもうすぐ10時間!
僕の17サミッツ目標タイムは、ここですぎてしまいました。
残念。
とはいえ、
時間はオーバーしましたが、諦めず最後まで登りたいと思います。
14:30 三俣山本峰(1744m)

重たい足をなんとか前に出し、三俣山本峰に到着です。
あと残すは、三俣山Ⅳ峰と南峰の2つ。
気合で頑張ります。
実は、Ⅳ峰はさほど大変ではありません。
14:36 三俣山Ⅳ峰(1734m)

さくっと三俣山Ⅳ峰。
残すは、Ⅳ峰奥に見えている南峰のみ。
14:52 三俣山南峰(1743m)
最後の山頂。
南峰に到着。

なんとか、17サミッツ完登!
気づけば夕方。
やっと帰れる。
すがもり越えを目指し、慎重に下っていきます。
三俣山西峰へもどる途中に、
前方から三俣山本峰方向に登ってくる、おばちゃん2人組を発見。
この2人組にちょっと違和感を感じました。
僕が感じた違和感は2つ
- この2人組みとは1時間前にここですれ違ったような気がする
- この時間から三俣山本峰に登ってる?
ケガでもしてるのかと思い、近づくと
どうやら迷子になってるようでした。
すがもりに行きたくて、歩けど歩けど
西峰と本峰と南峰の間を、ここ2時間ほどウロウロしていたようです。
おばちゃんたちは、法華院温泉山荘に宿泊するようだったので
「すがもり」まで一緒におりることに。
17サミッツも達成し、半分寝ながら下山していたので、
おばちゃんたちを案内することで、気合が入り、
おかげで元気を取り戻しました。
15:48 すがもり越え

おばちゃんたちと分かれ、
大曲登山口を目指し、どんどん下っていきます。
16:21 大曲登山口(1226m)

ようやく大曲登山口に到着しました。
残すは、車道歩き。

車道を約2km登っていく。
これが地味に辛い。
車に注意しながら、牧ノ戸峠を目指しもくもくと歩く。
16:50 牧ノ戸峠登山口到着

ようやく牧ノ戸峠登山口に到着しました。
くじゅう17サミッツ終了。
こんなにヘトヘトになったのは福智山縦走以来です。
目標の10時間なんて、全く歯が立たなかった…😭
何気なく、時計に目をやると⁉︎

黒のアームカバーが…。
塩まみれ⁉︎
どんだけ汗をかいたんや!
ミネラルが出まくりです。
と、いうことは⁈

ポロシャツもザックの形で、塩がついてる⁉︎
寝不足でこんなに汗をかいて、よく熱中症にならなかったもんです。(笑)
【登山記録・感想】

登山記録
<行動時間> 12時間40分(休憩含む)
<行動距離> 25.9km
<累積標高差> +2500m・-2499m
<消費カロリー> 6157kcal
6,000kcalって、やべぇな!

くじゅう17サミッツの装備

<登山ウエア>
商品詳細 | 関連ブログ | |
パンツ | GERRY ショートパンツ | 登山にオススメの短パン4選 |
インナー | ミレー ドライナミック メッシュ | あみあみ変態インナー |
Tシャツ | 登山部オリジナルポロ | |
ジャケット | マムート ソフトシェル | |
アームカバー | C3fitクーリングアームカバー | 最強アイテム |
ヘッドバンド | アンダーアーマ | 山で使えるヘッドバンド |
靴下 | デカトロン ローカットソックス ![]() |
コスパ最強の登山ウエア |
手袋 | ショーワグローブ |
おすすめ登山グローブ |
今回は先日買ったばかりの
GERRY ライミングショートパンツで登山しました。
このパンツは水陸両用で、水着としても使えます。
今回のように
暑い時期の登山で、汗や雨・朝露でびしょ濡れ確定の場合には、
スイムパンツでの登山が最高です。
- 涼しい
- 撥水加工
- 速乾性に優れ
- 濡れても重くならない
- 泥汚れも簡単に落とせる
などメリット満載です。
僕のオススメのスイムパンツは
ユニクロのスイムアクティブショートパンツ
GERRYのナイロンガーデニングクライミングショートパンツ
の2つです。
スイムパンツと登山の相性の良さは
ブログにまとめているので、そちらを参考にしてください。
<ギア>
ギア詳細 | 関連ブログ | |
ザック | オスプレー デューロ 15 | デューロ15の感想 |
キャップ | Patagonia ダックビルキャップ |
ダックビルキャップが好き |
サングラス | DANG | 目も日焼けします |
シューズ | サロモンXA Elevate | サロモンXA Elevateの感想 |
時計 | ガーミン745 | |
ライト | モンベル リチャージャブルパワー | ヘッドランプの選び方 |
カメラ | iPhone11pro | 登山でスマホ2台使う理由 |
GPS | iPhone SE | 最新のiPhoneを安く買う |
ちなみに、サングラスは車に忘れてしまいました。
今回初登場アイテムはヘッドライト。
モンベル リチャージャブルパワー
充電式なので登山前にフル充電しておけば、
予備電池を持っていかなくていいので楽!
明るさも、申し分なく暗闇を明るく照らしてくれます。
食糧

持っていった量 | 消費した量 | |
水 | 約2.0 L | 約1.7L |
おにぎり | 3つ | 3個 |
さつまいも | 4つ | 4つ |
アミノ酸 | BCAA EAA | 1時間に5g |
ゼリー | 4つ | 4つ |
グミ | 1つ | 0 |
寝不足のロングトレイルなので、
食べ物の消化にあまりエレルギーを必要せず
消化しやすい、
胃腸に優しいサツマイモとゼリーが強い味方となってくれた。
足がつりや熱中症を予防することができました。
くじゅう17サミッツの感想

くじゅう17サミッツに初挑戦は予想通り、
しんどかった。
かなり体力がいる登山になるのがわかっていたので、
今まで踏み出せずにいましたが、
予想通りヘトヘト。
だけど、楽しかった。
前半は快調に歩けましたが、
やはり、後半は足がもたずにしんどかった。
後半の体力&スタミナ切れを体感し、自分の体力を知るいい機会になりました。
しばらくは、やりたくないけど…。
次は冬の時期にトライしてみたいな。なんて思います。
それと、
三俣山でおばちゃんを道案内できて、本当によかった。
初めてのくじゅうで遭難しなくて本当によかった(笑)
【まとめ】

今回はいつか挑戦してみたかった
くじゅう17サミッツ+平治岳に挑戦してきました。
これまで単発でくじゅうの各山に登っていましたが、
こんな登りがいのある、くじゅうを長時間歩く経験は初めてで、
くじゅうの大きさ広さを知るいい機会となりました。
これから暑くなる時期には、17サミッツはオススメしませんが、
体力に自信がある登山者には、涼しい時期にぜひトライしてほしいルートです。
以上!
今回はくじゅう17サミッツにトライしてみた
ボックルヘアのTOMOでした。
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