こんにちは!
今日も絶好調の!
ボックルヘアのTOMOです。
今回は熊本県の最高峰国見岳に登ってきました。
今回の国見岳は、以前から一度登ってみたいと思ってはいましたが、
なんといっても、登山口までのアクセスが困難。
僕の苦手な、
道幅細めで、落石多め、すれ違い困難、徐行スピードでしか進めない、たまに路肩が崩落してる道を通らなければなりません。
そんなアクセス困難な山ですが、覚悟決めてトライしてきました。
今回のブログでは、
- 静かに山登りたい人
- 隧道などの運転が好きな人
- ちょっと長めのルートを歩いてみたい人
- 国見岳周辺のオススメの宿を探してる
そんな人にオススメの山です。
間違っても、登山初心者が気軽にいける山ではありません(笑)
本題の前にちょっと自己紹介

目次
【国見岳について】
国見岳(くにみだけ)とは
標高は1,739m。
国見岳は、九州山地中央部の向霧立山地に属する山で、
熊本県最高峰の山。
九州本土では祖母山(1,756m)および市房山(1,721m)と並ぶ屈指の高峰であるが、
とにかく、交通の便が悪い。
九州百名山・日本三百名山にも数えられる。
国見岳の登山口

国見岳の登山口は5つ。
とはいえ、豪雨災害の影響で登山口までのアクセスが不可能な登山口も多い。
烏帽子岳登山口(標高926m)
今回利用した登山口。
詳細はのちほど紹介します。
国見岳新(樅木)登山口(1021m)
烏帽子登山口から300mほどさらに林道を進んだところにあるが、
現在は車両侵入禁止になっている。(2022/4)
国見岳旧登山口(1118m)
本当にここに登山口があるのか?にわかには信じ難いが、
ヤマップ情報ではここに登山口があるとされている。
アクセスは烏帽子岳登山口からになるので、車は入ってはいけない。
広河原登山口(967m)
最近通行可能となった登山口。
10台ほどの駐車スペースやバイオトイレがあるが、ここまでのアクセスも非常に困難。
道細めの落石多めの山道運転が続きます。落石してる石が鋭利な貯めパンクには注意。
最近通行可能となったため、登山道はわかりにくいので注意が必要。
杉ノ木登山口(1037m)
広河内登山口から1kmほど登って行ったところにある登山口。
登山口までは車でアクセスできない(おそらく)
烏帽子岳 登山口詳細
[アクセス・駐車場・トイレ・コンビニ]
アクセス
美里町のファミリーマートを過ぎてからの運転が非常に困難。
国道445から、登山口まで90〜120分ほどメンタル削がれます。
駐車場

駐車場は烏帽子岳登山口の300mほど手前にあります。
駐車台数 | 約3台(路肩) |
時間 | 24時間開放 |
料金 | 無料 |
トイレ | なし |
駐車スペースは車両侵入禁止のゲートの前に3台ほど。
満車の場合は、手前の路肩に駐車しましょう。
トイレ
トイレはありません。
最寄りのコンビニ

登山口まで37.8km(車で約90分)
近くのコンビニはここ1軒のみです。
【国見岳登山】
今回は登山口が遠いと言うこともあり、
仕事終わりからのジムのルーティンをこなし、
仮眠を取ることなくそのまま烏帽子登山口までやってきました。
国道445に予想通りメンタルを削がれながらも、午前3時50分に無事に駐車場に到着できた。
あんなに苦手だった二本杉峠のウネウネ道でしたが、
二本杉峠以降の道が過酷すぎて、二本杉峠がオアシスだったとも思える…。
削ぎ落とされたメンタルはさておき、登る準備を整えます。
4:10 登山開始

まだ夜も開けきれない午前4時過ぎ、
車両通行止めのゲートをまっすぐ進んでいきます。
しばらく進んでいくと、アスファルトはじゃり道へと変わり、

道ががっつり崩落してる。
道幅は細いところでは40cmほど、
砂利に足をとられて滑落しないように慎重に進んでいきます。
4:18 烏帽子岳登山口

スタートから8分ほどで、右手に烏帽子岳登山口が見えてきました。
ここはいったんスルーし、林道を進んでいきます。
<今回の登山ルート>

今回は国見岳から五勇山、烏帽子岳へと時計回りに周回するルートをたどります。
4:26 ゲート

スタートから15分ほどで車止めのゲートに到着。
豪雨災害の前はここまで車で来れていたみたいです。
ゲートの脇からさらに林道を進んでいくと、
4:30 国見岳(旧)登山口?

ヤマップの地図では国見岳の旧登山口は新登山口のさらに奥に位置していたと思うが…。
よくわからないけど、この登山口は危険みたいなので、
スルーしさらに林道を進んでいきます。
4:36 国見岳新登山口

ようやく国見岳新登山口に到着。
登山口から早速、見上げるほどの急登がお出迎えです。
新登山口から20分ほど登ると

危険とかいた看板。
このロープをつっきって下ると、新登山口の手前にあった
旧登山口へと続くようです。
危険ルートはそっとしておいて、国見岳へ向けガンガン登っていきます。
5:12 分岐

本来の旧登山口との合流地点。
さらに急登が続きます。

空も徐々に明るくなってきました。
しゃくなげやドウダンツツジが咲いています。

黙々と標高を上げていく。
静かな山ですが、遠くで鹿の鳴き声がピーピー聞こえます。

黙々とひたすらに登っていく。
登山道は展望もなく、なんだか少し眠くなってきました。
昨日から24時間くらい活動してる。
これも再来月ある120kmのレースのトレーニングにちょうど良い。
眠気と一緒に山を登る練習。

標高を上げるにつれ、しゃくなげが増えてきました。
見頃にはちょっと早いですが、つぼみは大きくふくれ今にも咲きそうな感じです。

スタートから90分。
ようやく尾根に出てきたようです。
木々はあるものの、周りがだいぶ開放的になってきた。
尾根から山頂までは軽いアップダウンを繰り返しながら
徐々に標高を上げていきます。

かなり上がってきました。
気温は低く、風はかなり冷たいですが、
すでに汗ビショです。
6:00 国見岳

駐車場をスタートしてから約110分。
国見岳山頂に到着。
360度ナイスビューです。
阿蘇山がしっかり見える。
残念ながら、この日の日の出は雲が邪魔して見えませんでしたが、
風が冷たく体が冷えてきたので、次の山頂を目指します。
6:08 分岐

国見岳山頂から数分下ると、三叉路があります。
ここも景色がよく、ここは風が当たらなかったので
ここでちょっと小休止。
国見岳から南へ15分ほど進むと
6:24 小国見岳(標高1708m)

国見岳ほどではないが、ここも展望は良い。

五勇山や烏帽子岳がきっと見えてるのでしょうが、
どれがどの山かさっぱりわからん。

小国見岳からの縦走路はアップダウンが少なく走りやすい。
地面は柔らかく、足への負担も少ない。
ようやくトレランの練習ができる。

木を股ごそうと握ったものが、鹿の骨!
こんな所に置くのはやめとくれ(笑)
気づけば左手に頭蓋骨にぎっててびびったよ!。
6:58 分岐

分岐を烏帽子岳方向に進んでいく。
7:02 五勇山

ヤマップの地図上では山頂にいるが、
あたりを探してみるも、五勇山の看板がどこにも見当たらない。
五勇山(ごゆうざん)とは、
標高1662m
宮崎県と熊本県の県境に位置する山で、シャクナゲの群落が有名な、豊かな自然が残っている。
結局、五勇山の山頂がいまいち分からないまま、
次の烏帽子岳へと進んでいきます。

登山道の周りにはたくさんのしゃくなげの木。
とはいえ、しゃくなげのツボミはいっさい無い。
今年がしゃくなげの裏年なのか?
はたまた、もう咲かない木なのか?
意外に強いしゃくなげの木に、足や腕を削られながら進んでいきます。

烏帽子岳へはアップダウンが多く、偽ピークが多いので、メンタルを持っていかれます。
目の前に見える、あの2つのピークも烏帽子岳ではありません。
2つのピークは…。

展望岩の分岐
7:28 展望岩

なかなかの眺めですが、この辺りの山は詳しく無いので、
どの山がどれだか、いっさいわからない。
さらにアップダウンを繰り返し進んでいく。

時々現れる、パワーのある枯れ木に山の力強さを感じます。
7:46 烏帽子岳

烏帽子岳(えぼしだけ)とは
標高1692m。
九州山地の中心付近、熊本県泉村と宮崎県椎葉村との県境にある山。
山頂からの展望は期待できないが、南側の岩峰からは展望が望める。
また、山頂周辺はシャクナゲ群落帯で、
3~7年に1回と言われるまとめて花を咲かせるときに訪れると美しい。

南側はよく見えるが、展望岩とさほど景色は変わらない気がする。
烏帽子岳からは一気に下っていきます。

下りの登山道はどこでも道に見えるので、
目印のテープを探しながら慎重に下っていきます。
とはいえ、足元はフカフカで足への衝撃が少ない柔らか登山道。

根っこに足を取られないよう注意しながら駆け降りていきます。
かなり急な傾斜もありましたが、足元は滑りにくく
ガンガン下っているし人もいないので、トレランの練習にはもってこいの山。
烏帽子岳から駆け降りること約50分。
8:39 烏帽子岳登山口

行きにスルーした烏帽子岳登山口に到着です。
林道をくだり駐車場まで進んでいきます。

行きは暗くてよくわかりませんでしたが、
がっつりどっしゃり崩れてます。
慎重に脇道を通過し

通行止めのゲート発見!
8:46 駐車場到着

駐車場に到着しました。
車は僕の隣に2台。
さらに奥の路肩に1台止まってます。
休憩

「終了じゃなく、休憩?」と思った人もいるかと思います。
そうです休憩です。
今回はこれで半分。
そうです。今回はトレーニングも兼ねているので2周しちゃいます。
1周目は曇っていたので、2周目が楽しみです。
つづく…。
続きはこちら⬇︎
次回は2周目と今回の装備や食料、
それと国見岳周辺の観光スポットを紹介します。
そしてこれからは、「日帰りでは無理!」ってひとのためにオススメの宿を紹介します。
【国見岳周辺のオススメの宿】
2つの宿を紹介します。
国見岳周辺の宿は少ないですが、どちらもクチコミや評価が高くオススメの宿です。
民宿 山女魚荘
貸し切り風呂、リラックスできる離れの部屋でのんびり。
山女魚、ジビエ料理などを楽しむことができます。
烏帽子岳登山口から8.4km。車で約34分。
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山里料理の宿 佐倉荘
ご飯の味はもちろん、食べきれないほどのボリュームと人柄が定評の佐倉荘。
お願いすれば、登山者にはお弁当も作ってくれます。
烏帽子登山口まで約17km。車で約43分。
僕は2軒とも宿泊してませんが、
宿泊したことのある知人は、超絶オススメと言ってました。
≫熊本県の人気の宿を楽天で検索する
≫熊本県のオススメの宿をじゃらんで探す
【まとめ】

今回は熊本県の最高峰 国見岳に登ってきました。
覚悟はしていましたが、国見岳の登山口までのアクセスは地獄。
登山前にかなりメンタルを削がれる難路運転。
しかし、一度歩き始めるとそこは
自然そのままの静かで穏やかな山が楽しめる。
これだから脊梁の山はやめられない。
登山初心者にはオススメできない山ですが、登山者には一度ぜひ登って欲しい山です。
次回は雲が晴れた国見岳の様子や、装備や食料や周辺の温泉、観光地を紹介します。
続きはこちら⬇︎
以上!
今回は熊本県の最高峰 国見岳を1周してみた
ボックルヘアのTOMOでした。
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