こんにちは!
今日も絶好調の!
ボックルヘアのTOMOです。
今回は僕がいつも厳冬期の雪山登山に行く時に加入する
登山保険について紹介します。


遭難すると、捜索・救助費用がめっちゃかかります。
お金がかかっても助かればいいいけど、
死んでたり、見つからなかったりすると、
残された家族を不幸にすることは間違いありません。
なので、救助費用の心配がないように登山保険には絶対加入しています。
今回は
- 遭難した時の費用について
- 僕は加入してる登山保険
- レンタルの上手な使い方
について紹介します。
本題の前にちょっと自己紹介

大分県で美容師をやりながら、
休みの日にはほぼ山に登る生活を11年ほどやっています。
平日は仕事&筋トレ。
休日は山登りで毎日忙しくやっています。
現在骨折中で派手なアウトドアは自粛中です。
【遭難した時の費用について】
遭難した場合、捜索・救助費っていくらかかるの?

一般的に山で遭難した場合、
まずは公的機関である警察と消防が捜索を開始してくれます。
県警からはヘリコプターの出動も場合によっては出動してくれます。
このように公的機関の出動には、お金はかかりません。
つまり、税金です。(すみません。)

捜索費用ってタダなんじゃん!
めっちゃ高いとか言っといて。チッ。
べらぼうに高い捜索費用が発生するのは、
公的機関以外に捜索を依頼した場合。
つまり、
民間に捜索やヘリコプターをお願いした場合に、高額な費用がかかります。
民間での捜索は、
遭難者や、遭難者の家族が民間に依頼し、捜索が開始されます。
(※ 緊急を要する場合には確認を取らずに出動させる場合もある。)
民間での捜索費用

民間の方へ捜索依頼をした場合の相場は、
民間の救助隊・地元山岳会の方への救助依頼 、
1日1人/2万〜5万
民間のへリコプター出動依頼は
1分1万円〜1時間/40万〜50万
と、言われています。
例えば
- 10人に捜索を依頼
- へリコプターの捜索を3時間
- 2日間探してもらった
こんな場合は、
10人×2万=20万 ヘリコプター3時間×40万=120万×2日間
合計 280万円
(※相場価格の一番低い価格での計算。)
1日の捜索で140万かかります、
その他にも、地域によっては救援隊の
- 食事代
- 交通言
- 装備品等
に別途かかる場合もあります。
ニュースでは100人体制で捜索や、一週間の捜索と言った事例もたまに目にします。
これを民間にお願いするのであれば、軽く1,000万は越えます。
1,000万かかっても命が助かれば、お金がかかっても捜索した甲斐がありますが、
捜索しても、遭難者が死んでいたり、見つからなかったりする場合も十分考えられます。
そんな状況の遭難者の家族は、
心身はもちろん金銭的にも大きなダメージを受けてしまいます。
残された家族のダメージ軽減のためにも、
登山者は救助費用がでる保険に入るべきだと僕は思います。
【登山保険について】

登山保険の種類
登山の保険には
ハイキングクラスの登山から本格雪山登山の保険があり、
その中でも短期・長期と選んで加入することが可能です。
山岳保険の内容
山岳保険には、大きく分けると2つのタイプがあります。
- 軽登山やハイキングなど危険度が少ない登山
- 登攀や雪山など本格登山を対象にした保険
山岳保険契約方法
契約方法にも2つあり、
- 年間で契約するタイプ
- 単発で契約するタイプです。
1年を通じて頻繁に登山をする人は、年間契約タイプがオススメですが、
年に数回かしか登山をしない人は、1日数百円で契約する保険もあります。
僕が加入してる登山保険

僕が加入してる保険は、2つ。
- 年間契約してる普段の登山に使える保険
- 短期の厳冬期登山用の保険
年間を投資て加入してる保険は1つですが、
本格雪山登山に行く時は短期の保険に加入します。
今回はシーズン真っ只中なので、
短期の厳冬期登山用の保険について詳しく紹介します。
雪山の短期山岳保険とは?
冬山の登山や危険が高い登山に適用する保険です。
雪山の必須アイテムピッケル、アイゼン、ザイル、ハンマー等の登山用具を携帯する登山。
ロッククライミング、フリークライミング。
このように特殊な道具や危険度が高いスポーツでは、
普通の山岳保険では適応外になります。
なので、僕は短期でモンベルの山行保険に加入しています。
モンベル山行保険
(運動等危険補償特約付国内旅行傷害保険)

僕が加入してるモンベル山行保険の補償内容を簡単に紹介します。
小難しいので、
難しいと思ったら、チャーッと飛ばしちゃってください。
大まかにはこんな感じ⬇︎
- 山岳登はん行程中の事故によるケガなども補償。
- 保険期間(保険のご契約期間)が7泊8日以上の旅行は加入できない。
- 保険期間終了時点での年齢が90歳以上の加入できない。
山岳登はんとは
ピッケル、アイゼン、ザイル、ハンマーなどの登山用具を使用するもの。
ロッククライミング(フリークライミングを含みます。)をいい、
登る壁の高さが5m以下であるボルダリングや、
安全確保のためのロープを使用した人工壁(※)でのクライミング(リードクライミング・スピードクライミングに代表されるスポーツクライミングなど)を除きます。
モンベル山行保険の保証内容
- 脂肪保険金
- 後遺障害保険金
- 入院保険金
- 手術保険金
- 個人賠償責任補償
- 携行品損害補償
- 救援者費用等補償
- 遭難捜索費用補償

死亡保険金
ケガにより事故日を含めて180日以内に亡くなった場合に、
死亡・後遺障害保険金額の全額を支払われます。
後遺障害保険金
ケガにより事故日を含めて180日以内に後遺障害が生じた場合に、
後遺障害の程度に応じて、
死亡・後遺障害保険金額の4%~100%が支払われます。
入院保険金
ケガにより入院した場合に、
[契約の保険金日額×入院日数]が支払われます。
(1事故につき、事故日を含めて180日以内の入院が対象)
手術保険金
ケガにより所定の手術を受けた場合に、
次のいずれかの算式による額を支払われます。
(1事故につき、事故日を含めて180日以内の手術1回限度)
① 入院中に受けた手術の場合
入院保険金日額×10
② ①以外の手術の場合
入院保険金日額×5
個人賠償責任補償
被保険者が旅行行程中の偶然な事故により、
他人にケガをさせたり、他人の物に損害を与えて、
法律上の損害賠償責任を負った場合に、保険金が支払われます。
携行品損害補償
旅行行程中に携行していた身の回り品に、
偶然な事故による損害が発生した場合。
携行品1つあたり10万円 (乗車券、通貨などは5万円)を限度として、
時価額で算定した損害の額、または修理費のいずれか低い額が支払われます。
時価額とは
保険の対象と同等の物を新たに購入するのに必要な金額から、
使用による消耗分を差し引いて、
現在の価値として算出した金額をいいます。
携行品に含まれない物。
●クレジットカード、プリペイドカード、電子マネー、株券、義歯、義肢、コンタクトレンズ、動物、植物、 データなどの無体物
●船舶、自動車、オートバイおよびこれらの付属品
●ピッケル・アイゼンを使用する山岳登はん中の登山用具
など
自己負担額(1事故につき3,000円)があります。
救援者費用等補償
旅行行程中に、いずれかの事故にあった場合、
契約者、被保険者またはその親族が負担した費用をが支払われます。
(保険期間を通じて、ご契約の保険金額限度)
1. 搭乗していた航空機や船舶が行方不明または遭難した場合
2. 急激かつ偶然な外来の事故によって被保険者の生死が確認できない場合、
または緊急な捜索・救助活動が必要なことが警察などによって確認された場合。
(捜索・救助活動例)
・登山中に滑落し生死が確認できず捜索活動が行われた。
・登山中に転倒しケガをしたため自力で歩けなくなり救助された。
・登山中に道に迷い遭難し捜索、救助された。
(注)緊急な捜索・救助が必要なことが警察などによって確認された場合に限ります。
3. 被保険者が旅行行程中に被ったケガのため、
事故日を含めて180日以内に死亡または14日以上続けて入院した場合
<支払われる保険金>
以下に該当する場合には保険金が支払われます。
①捜索救助費用
②現地までの救援者の往復交通費(2名分まで、かつ1往復分限度)
③救援者の宿泊料(2名分まで、かつ1名につき14日分限度)
④現地からの移送費用
⑤諸雑費(現地交通費、通信費など、3万円限度)
遭難捜索費用補償
日本国内において山岳登はんの行程中に遭難された場合に、
保険金が支払われます。
モンベル山行保険は以下のスポーツが対象となります。
詳しくはWEBサイトをご覧ください。
モンベル山行保険の対象スポーツ
「山行保険」では、「野あそび保険」で補償の活動に加え、
山岳登はん中の事故を補償します。
※軽アイゼンのみを必要とするような登山や、5m以下のボルダリングは野あそび保険でも補償可能です。
詳しくはWEBサイトをご覧ください。
【山行保険に加入してみた感想】
モンベル山行保険を選んだ理由

結論!
てっとり早かったから。
厳冬期の雪山でも使える保険は少ないですが、
僕は正直あれこれ比較せずに、モンベルの保険に加入しました。
と言うのも、
保険の内容や金額は大して変わらないから。(※多分)
なので、
登録や申し込みが一番手軽だったモンベルの保険を選びました。
僕が重要視すべき点と考えたのは、救助費用。
残された家族に金銭的な負担がかからないようにするために、
必要だと考えた保険だったので
山行保険では
- 入院が1日いくらとか、
- 死亡保険金がいくら
とかは、全く重要視してません。
入院と死亡は、他の保険でカバーしてるので、
登山の保険には、
とにかく捜索・救助費用が確保でき
残された人が、モンベルだったら相談しやすいかな?
と思いモンベルの保険にしました。
モンベル山行保険の感想

モンベルの山行保険は10回ほど加入しています。
ありがたいことに、
今まで一度も保険にお世話になったことがありません。
なので、
保険金の支払いが早い遅いや、
捜索費用が足りないなどの感想を書くことはできません。
僕の場合、
厳冬期登山となると、九州からの出発となるので
旅+登山になるのである意味、
旅行保険的要素もあり
一回1,000〜2,000円程度の保険料で、
山も旅も安心して楽しめるので、それなりに満足しています。
【まとめ】

今回は僕が加入してる厳冬期登山の保険
モンベル山行保険について紹介しました。
僕がモンベルの保険に決めた理由としては
- 申し込みが簡単
- 捜索・救助費用がしっかりある
- 残された人が相談しやすそう
この3つ。
正直、僕は登山保険についてあれこれ深く調べていないので、
実はもっと保証内容がよく安い保険があるかもしれません。
だけど、あれこれ調べて、
数百円の保険料を節約するより、
登山の下調べの時間を確保したほうが
遭難のリスクは減り、時間も有意義に使えるんじゃないかな?
なんて思っています。
なので、あれこれ迷わず
僕は厳冬期の遠征登山はモンベル山行保険と決めています。
もし、モンベルの保険より、
良いよって保険があればぜひ教えてください。
以上!
今回は僕が加入してる厳冬期登山の保険について紹介してみた
ボックルヘアのTOMOでした。
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遭難したらものすごくお金かかるんやろ?