こんにちは!
今日も絶好調の!
ボックルヘアのTOMOです!!
今回も【厳冬期・雪山登山】2019年 八ヶ岳正月雪山登山❻ 天狗岳&根石岳編のつづきです。
いい加減長くてすみません(笑)もう少しお付き合いください。
前回見逃した方はこちらから⇩⇩
12:05 根石岳 下山開始
根石岳山頂から天狗岳は東も西も見えています。

この調子で天気がもってくれると西天狗岳にも寄っていけそう。
とりあえず登ってきた道を通り、東天狗岳まで戻ります。

後ろに写ってるのはさっきまでいた根石岳。
風は凄いけど天気は良い☀
太陽が出てると体感温度は-15℃くらい。
まあまあ寒いけど耐えられない寒さじゃない。

日常生活では-1℃の寒さでもへこたれるのに、雪山に来ると-15℃も全く辛く感じないのはなぜ?メンタルなのか装備なのか不思議。
12:40 東天狗岳 到着

東天狗岳に戻ってきました。
山頂は青空?!
これなら西天狗岳も行けるか?と、思った矢先・・・

またもや、一瞬で雲の中・・・
山頂で5分くらい粘って様子を見ましたが雲は晴れず、西天狗岳は諦めることに。
下山中も風は相変わらずの強さで、天気はめまぐるしく変わっていきます。
風がとにかく強く、ガスったり晴れたりを繰り返す。
ガスが抜けた瞬間は青空と雪が眩しい

下山中も登ってくる人もけっこういます。
こんな青空を見ると西天狗岳に登れなかったのは心残りです。
だけど西天狗岳を諦めたのは天気ともう一つ、実は理由がありました。
実は東天狗岳に戻る途中にうっかり右手親指を負傷。
ちょっとしたミスで、ありえない方向と角度に親指が付け根からグニャ~と曲がってしまい。
手袋3枚越しでしたが、やった瞬間は『間違いなく終わった。』と思いました。
まあまあの痛さがある親指を恐る恐る動かしてみるも、負傷で曲がらないのか?寒さで曲がらないのか?曲がりづらさはあるものの、多少曲がるので多分折れてない。
ただ-15℃の環境でこの痛み。
やってしまったものは仕方ないにしても、この痛みが途中でひどくなった時の事を考え、早めの下山を決めました。
明後日から始まる仕事の事を考えると『やばいよ!やばいよ!・・・』ですが、

晴れ間が出るとこの表情
この写真に写る親指は尋常じゃない痛さですが、寒さと景色のおかげで痛みも一瞬にして忘れます。

13:18 中山峠

ここまで来ると風の影響は全くなくなります。
親指の状態が心配ですが、やってしまったものは仕方ないので一旦忘れることに。

黒百合ヒュッテもすぐそこ

13:20 黒百合ヒュッテ到着

アタック用の装備からゆるい雪山装備へとチェンジ。
そして忘れちゃいけない親指チェック!!
親指は動かせないほど痛いですが全く動かないわけでは無く、多少の痛みを我慢すればある一方向だけなら動くことを確認!
痛みはあるが腫れは思ったほど無かったので、とりあえず一安心。
安心すると・・・腹が減った!!
宿泊をキャンセルしてしまった黒百合ヒュッテにはキャンセルの後ろめたさから、行きは小屋の中に入るのを躊躇してましたが、指も痛いし腹も減ったし、しれっとしてたら大丈夫。
そもそも名乗らない限り『こいつキャンセルした奴だ!』とはバレないし。
そう自分に言い聞かせ黒百合ヒュッテへ
黒百合ヒュッテ詳細
連絡先 | 〒391-0013 茅野市宮川11284-1 TEL 0266-72-3613 黒百合ヒュッテ直通TEL TEL 090-2533-0620 |
---|---|
サイトURL | http://www.kuroyurihyutte.com/ |
標高 | 2400m |
営業期間 | 通年営業 |
予約 | 要予約 |
収容人数 | 150名 |
料金 | 1泊2食8000円/素泊まり5300円/ 冬季暖房費500円 |
個室 | 有/一室—円 |
アクセス | 渋の湯から2時間、稲子湯から4時間、蓼科ロープウェイから1時間 |
テント場 | 有/50張、砂地、1名1000円 |
喫茶 | お茶付休憩、ハンバーグカレー、うどん、おでん、きのこ汁、ラーメン、コケモモティー、甘酒、ホットワイン、生ビール |
喫茶メニューに変わり種が多く、とにかくお洒落な黒百合ヒュッテ。

メニューの中で特に有名なのがビーフシチュー。
だけどビーフシチューは一昨日行者小屋で食べているので、
僕はスープセットのミネストローネを選択!

スープセット ¥700
絵本に出てきそうなスープセット
これがマジで美味かった。冷えた体が温まり、スープが胃にしみました。
バケットもいい感じにカリッと焼かれていて、小腹を満たすには丁度良い。
でも、ミネストローネを注文した時に、名前を聞かれ思わず素直に『ひだか』と答えてしまったので、小屋スタッフに『宿泊の?』と聞かれてしまい、、、
かなり焦って食い気味に『違います!』って言ったよね~。
多分あれ、キャンセルした奴ってバレてるね~。(笑)
そんな微妙なやり取りもあったけど、ミネストローネは食べて正解でした。
14:00 黒百合ヒュッテ 出発

天気も回復し、雪の森を楽しみながらじゃんじゃん下って行きます。
14:30 渋の湯分岐

やはり、スープだけでは腹がもたなかった。
ザックからあんこ餅を取り出し、食う!食う!

食いながら下山。

あっという間に橋

川はまだ凍っています。

朝はこの氷に乗ってみたかったけど、今は川より温泉に入りたいのでスルー
15:15 唐沢分岐

ここまで戻ってくると、後は林道をほんのちょっと歩き涸沢鉱泉に到着です。
15:20 涸沢鉱泉 下山完了

無事に下山完了です。
西天狗岳に登れなかったのは残念でしたが、根石岳に登れたので良しとします。
天気も風は強かったけど景色も青空も見れて言う事無し!!
黒百合ヒュッテでは美味しいスープも食べれて大満足の天狗岳でした。
<行動時間> 7時間20分(休憩含む)
<行動距離> 10.8km
<累積標高差> +895m・-885m
<消費カロリー> 3309kcal
そして我が家のような涸沢鉱泉へ⌂
今回も登山者プランだったけど、他に登山者プランの人がいなかったため部屋は個室。

17:30 晩御飯

周りのお客さんはエビフライなど昨日の晩御飯に似たメニューでしたが、連泊だからなのか?飽きないようにと気遣いなのか?僕は魚でした。
昨日ほどでは無いですが、ボリュームもあるしご飯の進むおかずが多いし美味しいし、やはり連泊してよかった。
でも1つ心残りは、またしてもツトムさんの連絡先を聞きそびれてしまった事。
2年前に引き続き、今回も連絡先を聞き忘れた。
地図のお礼を言いたかったのに残念。
またどこかの山で再会できる気がするので、その日を楽しみにしたいと思います。
そして、もう1つ忘れちゃいけないのが右手親指

正面から見ると親指の付け根がまあまあ貼れてます。

横からの方がヤバいね!
宿に着くと、親指は寒さから解放されじゃんじゃん痛みます。
こんな時はいつも常備しているフェイタス&ロキソニンゲルの出番です。
今思えば天狗岳の-15℃の極寒の環境のおかげで、いい感じでアイシングができていたのでは?と、極寒を保ってくれた風にも感謝し、できる限りの処置をして就寝。
2019・1・4(THU)
7:30 朝食

朝からご飯5杯いってしまった。
食いすぎだけど、本気を出すと多分7杯はイケたね!
9:00 涸沢鉱泉 チェックアウト
送迎車で茅野駅まで送ってもらいます。
昨日、当初の計画通りに黒百合ヒュッテに泊まっていたら渋の湯バス停からバスに乗って茅野駅まで行くことになるので、バス停や茅野駅で荷物の整理や街着に着替えたりすることを考えると、涸沢鉱泉に連泊できたので朝から贅沢にも温泉に入り、登山道具を全てザックにしまい街着で宿を出れるので、我ながらいい選択をしたと思います。
涸沢鉱泉はご飯も美味しいく、温泉も良く、親戚の家に泊まりに来たようなアットホームな宿でとても居心地が良かったです。
ツトムさんの言葉を思い出し涸沢鉱泉を選んで本当に良かったです。
また来年も来たいと思える宿でした。
涸沢鉱泉から茅野駅まで約40分。送迎車にゆられ楽しかった八ヶ岳を後にします。
つづく・・・
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