こんにちは!
今日も絶好調の!
ボックルヘアのTOMOです!!
今回も夏休み北アルプス登山のつづきです。
長々お付き合いくださりありがとうございます。
そして、まだまだ長々お付き合いください。
前回の見逃した方はぜひ⇩⇩
2018・9・4(TUE)
AM5:00 朝食

朝食を双六小屋で食べているって事は、早朝2時出発していないって事です。
朝からご飯3杯🍚🍚🍚
色々検討しましたが、今回はこの辺の山の事を一番よく知る小屋スタッフの勧めてくれるルートが、気象条件にあった最適なルートと決断しました。
と、いう事で、2日目の今日は雲ノ平山荘を目指し、台風接近中の北アルプスを歩きます。
AM6:00 双六小屋 出発

お世話になった双六小屋にお礼を言い。
同じ九州からツアーで来てたおばちゃん達には『やめときよ!』引き留められましたが、小屋スタッフの天気予想を信じ雨風対策を万全に整え出発です。

大袈裟ですが、台風で何でもかんでも飛んできて当たっても大丈夫なようにヘルメット着用。
<今回のルート>

双六小屋⇒巻道分岐⇒巻道ルート⇒黒部源流碑⇒三俣山荘⇒祖父岳分岐⇒雲ノ平小屋
の順で進みます。
小屋の外はまあまあ風はありますが、歩けないほどではない。
AM6:25 巻道分岐
この分岐は、この辺ではなかなか繋がらないソフトバンクの電波が届く唯一の場所なので、今夜泊まるはずだった南岳小屋にキャンセルの電話を入れ、家族に雲ノ平山荘へのルート変更をLINEします。
にしても、この突風。電話するのも必死。
突風でiPhoneを吹っ飛ばされながらの動画。
楽しすぎる(笑)
台風を楽しんでいます。まだまだこれぐらいの風なら全然動けます。
巻道ルートに入ると双六小屋の人が言うように、風の影響はほとんど無く、時々やってくる突風に気を付ければ後は普通に涼しく歩けます。

小雨だけど雲の位置も高く周りの景色は思ったより良く見える。

忘れた頃にやってくる、突風に耐えながら巻き道ルート進むと時々青空が!
台風だから嵐の中の登山を覚悟していたので、青空が見られるとは嬉しくてたまりません。
前方には三俣蓮華岳が見えてきました。

ここで前方を歩く登山者発見!!
こんな台風の日に登山するなんて変態に違いない。
前方を歩く20代後半くらいの彼は、テントの入った大きなザックで時々やってくる突風に耐えながらゆっくり三俣山荘を目指しているようで、今夜はテント泊ではなく三俣山荘に避難するそうです。
さすがに今夜テントだと死ぬね。(笑)

そんなこんな、前方には三俣山荘が見えてきました。

風の影響も少なく小屋までじゃんじゃん下っていきます。
AM8:15 三俣山荘

双六小屋スタッフに言われた通り、三俣山荘に立ち寄り雲ノ平山荘までの登山道の状況やこれから天気の情報を聞きたかったが、小屋入り口には人の気配が無く、でかいで声で呼んでみたが誰の気配もない。
きっとみんな台風の準備に忙しかったんでしょう。
三俣山荘で最新情報を聞くことを諦め、先に進みます。
ここから先もがんがん下っていき、そして登り返す。

まずはがんがん下ります。

雨で沢のような登山道。靴が綺麗になってラッキー。

この辺りから花が増えてきました。
がっつり下ると木道が伸びています。

AM8:55 黒部川源流

黒部川源流碑。
この沢の水が黒部ダムに行くのかな??
これからここをロープをつたって渡り、今度は下ったぶん登ります。

今からここを登る。⇩⇩

その前に沢の側で、ちと休憩。
川を軽快に渡っていくキャンパー

今夜大雨が降れば明日はここは濁流で渡れないかも・・・。
しばらく休憩し、気合で一気に登ります。
さっきまで休憩していた沢があんなに下に見えます。

歩いて来た方向を振り返ると、三俣山荘が小さく見ええます。

中央右にちょこっと見えるのが三俣山荘
ズーム⇩⇩

けっこう下って、けっこう登ってきました。
この辺になると風もかなり強くなり、下から吹き上げる突風だったり上から吹き付ける突風だったり、どっからどう吹いているのかよくわからない。
ようやく急登を登りきりホッとしたいところですが、ここからが本当の台風の洗礼です。

あまりの凄まじさに動画を撮りたかったが、それどころじゃない。
次から次へと吹き荒れる風に体がもって行かれますが、ザックが15kgと重たかったのが幸いし何とか吹っ飛ばされずに耐えれる。

木道に沿って歩くが、風のよけ場がないこの木道。
不安定な細い足場なのでバランスがとりづらく、突風の度に吹っ飛ばされそうなので木道の上にしゃがみ込み体制を低くし突風に耐えます。

小雨が弾丸のように痛い!
弾丸はちょっと盛りました。
弾丸の経験は今までないので、訂正です。
小雨が小石をぶつけられてるようにバチバチと音をたてて打ち付けます。
バイクで時速60kmで小雨に打たれてるくらいの体感です。
まあまあ痛い(笑)

まあまあ痛いが、遠くにうっすら雲ノ平小屋を発見!!
小屋が見えてテンションが上がりますが、何度も言うが『見えてからが長いのが山!』喜んでしまうとなかなか近づかない事に後々がっかりするので、あれは蜃気楼という事にして一旦忘れます。
AM10:15 祖父岳分岐

木道をさらに進んでいくと、両サイドにハイマツ。

ハイマツ(這松)
高山植物の一つとして知られる五葉の松。千島列島、北海道、東北、日本アルプスなどの寒冷地に群れをなして分布し、ハイマツが生じる場所から上には高木が育たないという指標になっている。
ハイマツのお陰で風よけができたとホッとしましたが・・・それも束の間。
このハイマツがまた曲者!
ハイマツが突風に煽られ頭上からバンバンヘルメットめがけて松の幹がしなってきます。
まさに!
天然のモグラたたき状態。
何度、しなるハイマツの真剣白羽どりに失敗したことでしょう。
ヘルメットしといて良かった(笑)

⇧雲ノ平のイングリッシュガーデン的なところですが、突風とハイマツの猛攻にだいぶ体力を奪われ軽くスルー

雲ノ平のキャンプ場分岐までやってきました。
そして、振り返ればそこに!!

雲ノ平小屋が見えます。
AM11:05 雲ノ平山荘 到着

ようやく雲ノ平山荘に到着です。
雲ノ平山荘も台風に備えしっかり雨戸も締められていてひっそり佇んでいます。
こんな平原にポツンと小屋。
風の影響をもろに受けるんじゃね?と少し心配になりますが、そんな事よりも建物に入れる幸せ♡
ようやく猛烈な風から逃れられます。
2日目は行動時間や距離など短く比較的優しいルートでしたが(※台風じゃなければ)、突風に何度も足止めをくらい、最後は雨風ともに強くなったのでもう1時間早く双六小屋を出れるか、写真や動画を撮影はほどほどにしてさっさ進めば良かったかな?と思います。
でも、無事に雲ノ平小屋にたどりつけたのでOKです!!
<行動時間> 5時間5分(休憩含む)
<行動距離> 8.5km
<累積標高差> +640m-679m
<消費カロリー> 2420kcal
~到着から1時間後~
山小屋を揺らすレベルの風が吹き荒れるとは・・・
この時の僕は知る由もなかった・・・
つづく・・・
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