こんにちは!
今日も絶好調の!
ボックルヘアのTOMOです!!
今回は福岡県宗像市の城山へ登ってきました。
宗像市の城山に登るのはボックル登山部で登った以来、2年ぶりに登ります。
今回の目的は、幻のキノコ。
ウスキヌガサダケを見るための登山です。
ウスキヌガサダケとは
スッポンタケ科 キヌガサタケ属で和名を薄黄衣笠茸と言います。初夏~秋にかけ発生。ツカのまわりに黄色いレース状の菌網を伸ばす、とても特徴的な姿のキノコです。キヌガサタケとは仲間で、レース状の菌網が白ではなく黄色になっています。現在、国内では自然発生数はあまり多くありません。また、キヌガサタケと同じように悪臭を放つことでも知られています。
そんな幻のキノコ、ウスキヌガサダケとは以前、登山部で朝倉市にある馬見山に登った時に出合っていた・・・・
はずだった・・・
けれど、そこで見つけたキノコはウスキヌガサダケとは別物でした。
なので今回こそ正真正銘、ウスキヌガサダケをこの目で見るべくウスキヌガサダケで有名な城山へ
2019.7.16(TUE)
4:40 駐車場到着
この広場、城山の駐車場かは分かりませんが、城山に登る人がよく利用しているので今回僕もここに停めさせてもらいました。
ここは駐車場だけで、トイレなどはありませんが、トイレは登山口にあります。
4:57 駐車場 出発
駐車場からは今から登る城山がばっちり見えています。
城山登山口までは車道を400m歩きます。
5分ほどで城山登山口に到着です。
ここにも5台ほど車が停めれます。
登山口にはトイレ、水場があり水を汲みに来てる人も多いです。
車のライトに照らされた登山口。
いよいよ城山へ。
登山道はきちんと整備されていて、歩きやすく分かりやすい。
ウスキヌガサダケがどこに生えているのか、全く見当もつかないので暗い森に目を凝らしながらゆっくりと登ります。
全く見つけられないまま、分岐までやってきてしまいました。
そういえば、山頂手前に生えているらしいと誰かが言ってたのを思い出しました。
分岐から山頂までは後わずか、ここからはさらに慎重に目を凝らし登っていきます。
が、あっという間に山頂間近のビュースポット。
あれ??ウスキヌガサダケが無い。
これ以上行くと山頂になってしまうので、引き返してウロウロするものの、やはりキノコは無い。
仕方なく、渋々山頂へ
5:35 城山 山頂(標高369m)
駐車場からゆっくりウロウロしながら40分。
とてもお手軽な山です。
朝焼けで空気がピンクに染まっています。
山頂には続々と常連さんが登ってきます。
常連のみなさんは登ってくると当然のように景色の良い所に向かい、山頂から麓に向かって『おはようございまーーーーす!』と大声で叫んでいます。
しかも、『まーす!』の伸ばしが異常に長く、こっちが窒息しそうなくらいです。
そんな窒息寸前の『おはようございまーす!』コールが次々と発せられています。
これが宗像シニアの健康法に違いありません!
そんな宗像シニアに、ウスキヌガサダケの事について聞いてみました。
すると、ウスキヌガサダケに出合うには時間が決まっていてその時間にならないと見られないそうです。
さすが幻のキノコ🍄
その時間帯とは朝の8時半から10時半くらいまでらしく、朝の5時半に探している僕は何と無知な事でしょう。
ウスキヌガサダケはもちろん、ウスキヌガサダケと一緒に探していたタマゴダケもこの時間はまだ土の中らしく、ベテランでも見つけるのは至難の業。
・・・残念。
『9時まで待てば今日のような天候だときっと見れるよ。』と教えてもらいましたが、あと2時間半もあるし・・・。昼には家に帰らなくてはいけない用事もあるので・・・。
待つかどうか悩みます。
結果!!
せっかくなので待つことにしました。
しかし、タイムリミットは9時。
昼までに家に帰る事を考慮し、余裕を持って午前9時までには駐車場到着と決めます。
駐車場に9時ならば山頂を8時半には出発するので、キノコとタイミングが合わなければ見れない可能性もあるが、イチかバチか待つことに。
でも、ただ待つだけなんてありえないので隣の山に足を伸ばすことに。
5:47 城山 登山再開
隣の金山までは2時間もあれば余裕で往復できてしまうので、しっかり目を凝らしキノコを見逃さないようゆっくり歩きます。
梅雨の時期なだけあり、キノコは豊富ですが僕の見たいのとはちょっと違います。
6:30 金山南岳(標高308m)
展望は少しありますが、城山が展望がいい。
金山には南岳と北岳があり、せっかくなので北岳も寄ります。
弥勒山への分岐がありますが、スルー。
とりあえず、金山北岳へ。
すると!!
これは!!
僕の見たかったキノコ。タマゴダケ🥚
タマゴダケ
ハラタケ目テングタケ科テングタケ属。夏から秋にかけクヌギなどの広葉樹林や針葉樹林内の地上に点々と、あるいは列状に発生する。鮮美な色調を有することから、日本では有毒キノコのように誤解されがちだが、実は無毒であり優秀な食用キノコとして人気がある。 キノコ自体壊れやすいため、一般にはほとんど流通していない。ヨーロッパでは皇帝きのこと呼ばれ珍重されていて、 類似の毒きのこであるベニテングタケがあるが区別は容易である。ただし毒きのこのタマゴタケモドキの中にはよく似た個体もあるので注意が必要である。
童話に出てきそうなキノコ🍄
ここぞとばかりにバシバシ撮ります📷
その容姿になんだか、癒されます。
城山山頂でウスキヌガサダケもタマゴダケも8時半すぎにならないと出てこないと聞いていたので、出会えて本当にラッキーです。
しばし、タマゴダケに見とれます。
タマゴダケから金山北岳はすぐ。
6:50 金山北岳 (標高317m)
展望なし・・・。
そして、タマゴダケの撮影時に蚊に刺されところが痒いし、山頂でじっとしてるとじゃんじゃん蚊が寄ってきます。
本当はゆっくり時間を潰したかったが蚊に餌食になるのは嫌なので、渋々城山へ戻ります。
帰り道にタマゴダケに再び癒され
このまま城山へ帰っても、今度は城山で時間を持て余してしまうので、来る途中にスルーしてきた弥勒山に寄り道。
弥勒山分岐から約15分、がっつり下り、がっつり登った先に、弥勒山はあります。
7:26 弥勒山 (みろくやま 標高230m)
弥勒山に初めて来ましたが、がっつりアップダウンがあった割には、展望なしでちょっと残念。
さらーっと山頂を一回りして、城山への縦走路に戻ります。
あとは来た道を戻るだけですが、太陽もだい昇ってきたので新たにキノコが出ていないか目を光らせゆっくり城山へ戻ります。
8:23 城山山頂
我ながらナイスなタイムスケジュールです。
城山山頂には続々と登山者が上がってきますが、ウスキヌガサダケの話しをしている人は誰一人いません。
やはりまだ時間が早いのか??
山頂で8時半まで時間を潰し、下山&キノコ探し再開。
下山開始から約10分。
!!!
茶色の斜面に黄色い物体を発見!!
あれは!もしや!!
幻のキノコ🍄
ウスキヌガサダケ!
今度は正真正銘本物のウスキヌガサダケです。
ちょうど黄色いヴェールがかかっている途中です。
このキノコ、30分かけ少しづつヴェールを下に広げていくそうです。
この周辺にもう一つ発見することができました。
ここで気を付けたいのは、ウスキヌガサダケにテンションが上がり駆け寄って写真を撮ろうとしてしまうと、知らず知らずのうちに葉っぱの下に隠れた。」、これから伸びてくるウスキヌガサダケを踏んでしまう事もあるので気を付けましょう。
少し離れたところからズームで撮影するのがベストです。
ウスキヌガサダケは黄色と白のヴェールがあり、黄色の方が珍しいそうです。
8時半まで待った甲斐がありました。
ウスキヌガサダケを十分に堪能し、他にどこかにウスキヌガサダケが無いか細かく見ながら下っていきます。
8:55 城山 登山口
予定通り。駐車場までは3分もあれば下っていけるので完璧。
と、思っていた矢先。
城山常連の登山者が、林道をちょっと登っていくと道が二手に分かれていて、その先の砂防ダム付近に白のキヌガサダケがあるよ。と教えてもらいました。
当然、白のウスキヌガサダケも見たい僕は、ダッシュで林道を駆け上がっていきます。
が・・・。
登れど登れど林道は二手に分かれず、10分。
これ以上登ってしまうと、昼からの用事に間に合わなくなってしまうのでここでタイムアップ。
登ってきた林道を駐車場までダッシュで駆け下ります。
9:14 駐車場到着 下山完了
<行動時間> 4時17分(休憩含む)
<行動距離> 7.9km
<累積標高差> +852m・-843m
<消費カロリー> 2101kcal
【感想】
今回の目的である、ウスキヌガサダケとタマゴダケ両方に出合えることができて本当にラッキーでした。欲を言えば白も見たかった。
キノコの時期に山に行けば、いつだって見れると思ってた僕には、キノコを見るための時間帯がある事が驚きでした。
それと、蚊。今回は4ヶ所、蚊にやられました。
いつもの登山では蚊の出る時間帯をさけて登ったり、蚊の追いつけないスピードで登山しているので、軽い虫よけで十分でしたが、今回は蚊取り線香を見につけてる登山者をうらやましく思いました。
蚊の活発な時間帯に低山に登山に行く場合や、ゆっくり写真を撮りながらの登山では蚊取り線香は必須だなと思った登山でした。
城山は往復1時間で登れる、初心者や親子にも優しいスニーカーで登れる山です。
まだまだキノコの時期も続くので、キノコが気になった人はぜひ登って欲しいおすすめの山です。
以上!
今回は幻のキノコを探しに宗像市の城山に登ってきたボックルヘアのTOMOでした!!
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