こんにちは!
今日も絶好調の!!
ボックルヘアのTOMOです。
今日は『初めての久住山!』と、いうことで僕が登山初心者だったころの話。
これを読むと、僕の失敗から登山初心者に必要な心構えが分かります。
初めて登った山は福岡県太宰府市にある宝満山。
この話は以前に書いたので、良かったらこちらも読んでください⇩
この宝満山で散々な目にあいで登山にも凝りていたはずなのに、時間が過ぎると辛く苦しい記憶は薄らぎ、達成感は色濃く残るもの。気づけばまた山に登ってみたくなっていた。
人間の脳とは不思議なものである。
そして前回の宝満山の次に挑んだ山は、
『久住山』
久住山(くじゅうさん)
久住山とは
標高1787m。大分県 竹田市にあり九重連山の一部で形成する火山である。九州では最もメジャーな山と言っても過言はない。
久住山と九重山とちょっと紛らわしい。違いは微妙だ。
九重連山(くじゅうれんざん)
大分県玖珠郡九重町から竹田市久住町北部にかけて広がる火山群の総称である。最高峰は九州本土最高峰でもある中岳 。日本百名山の一つに数えられ、一帯は阿蘇くじゅう国立公園に指定されている。 この地域の名称としては、「九重」(くじゅう、ここのえ)と「久住」(くじゅう)の2通りの表記及び読みが用いられる。
九重山は山全体(連山)を表し、久住山は九重の中にある1つの山。といった感じです。
そんな久住山に挑むことになった僕は、前回の宝満山での苦い経験。
~体重を減らすために登ったのに・・・まさかの2㎏増!~
と、いう残念な結果に満足がいかず次こそはと!意気込んで参りました。
僕にとって久住山とは、・・・
ちょっと僕の小学生の時まで時代を巻き戻します。
【僕の過去の久住山の思い出】
僕の地域の小学校では当時5年生になると、久住山のふもとにある「九重少年自然の家」で合宿を行います。
そして!
「6年生になりたければこの山を登れ!!」
と、なんとも意味不明なことを、さも当たり前のように小太りの学年主任の今井先生は言い放った!
なんとも意味不明な理由で強制的に久住山に登らされるのです。
当時のピュアな僕は6年生にならなければと、大嫌いな登山を克服しようと思いがんばってみなしたが・・・
ダメだった。
命令されるのが嫌な僕は
「前の人と間隔を開けるな!」とか「水はまだ飲むな!」とか
「余計な話はするな!」とか「みかんはおやつに含まれる!」とか
制約が多すぎて、子供ながらにうんざりした記憶しかない。
そう!
今回はそのうんざりした久住山に自ら挑んだのです!!
【大人になって初めて挑む久住山】
過去の嫌な思い出を払拭すべく、久住山に登ったことのある友人を巻き込み久住山を目指します。
初めての久住山 挑戦の日
もちろん登山口は、久住山の登山口といえば最もメジャーな牧ノ戸峠登山口。
牧ノ戸峠登山口
標高約1300m地点にあり、久住山に登るには最もアクセスが良く売店やトイレがあり、わかりやすく歩きやすい初心者にはとてもありがたい登山口です。
牧ノ戸峠登山口について詳しくはこちらを参考にしてください⇩⇩
天候は小雨☔&風
登山の知識もない僕はこれぐらいは大丈夫だろうと準備するも、「この天気ではやめた方がいい」と言う友人。
僕は「小雨だし100均で買ったカッパもあるし大丈夫だろ!」
「ここで逃げては男がすたる!」
とばかりに、友人に「行けるところまで行きたい」と、伝えるとしぶし渋々了承してくれました。
車の中で登山準備してる間も、風はどんどん強くなりゴーゴーと車を揺らし恐怖心をあおります。
正直僕もちょっとやばいかな?と思いつつも、さっき「行けるところまで!!」と豪語してしまった手前、「やっぱり帰ろ」の一言が言えません。
そんなこんな準備は整い
いざ登山口に立つと
向かう先は真っ白!!
それに加え、台風を思わせるかのような強風🌀
風も霧もすごいことは、車の中からでも十分伝わっていたが、登山口に立つと僕の予想をはるかに上回る風と気温と景色。
景色は真っ白すぎて10m先が見えない世界が広がっていました。
⇩通常はこんな感じです。が当時は真っ白。

登山開始
ペロペロの100均カッパに身を包み、いざ!出発!
はい!さむーっい!!
ペロペロのカッパにバチバチと小雨が当たり、徒歩10mでソッコー心が折れます。
登山口からかなりの角度のコンクリートの登りが続きます。
そうなんです!
牧ノ戸峠登山口は、初っ端からものすごい角度のコンクリート道を約20分登り続ける登山口なんです!
何の下調べもしていない、登山初心者の僕はそんなことはつゆ知らず
登山開始3分で足に限界を感じます。
登山開始5分には息も上がりバテバテになりながらも、さらに10分・・・
初心者コースと舐めていた僕は、
初心者コース=迷いずらい登山道と言う登山常識を、
初心者コース=誰でも簡単に楽に登れると勘違いし
「どこが初心者向けや!苦しやんか~」とネガティブ発言を連呼
第一展望台につきました!
景色はもちろん真っ白しろ!&突風!!

(※画像は別の日の第一展望台ですが、霧の濃さはこの2倍くらいでした。)
第一展望台に到着するや否や、すさまじい突風の洗礼を受けます。
そして!
まさかの!
突風により、100均カッパの前ボタンがすべてふっ飛ばされた!!
ボタンが吹き飛んだカッパはバタバタっと勢いよくはためき、
気分は遠い昔のTMレボリューション!!
HOTLIMT!(みんな覚えてるかな?風浴びるヤツね)
次から次へとくる突風にカッパは見るも無残な状態に
そして、僕はあっさり撤退!を決意しました。
友人も苦笑いです。
登山終了
心臓がやられる思いで登ったコンクリート道15分。それをわずか5分で下山。
そんなこんなで大人になって試みた久住山登山は開始20分で終わりを迎えました。
100均のカッパがズタボロでしたが、気分は悪くなく!
むしろニヤニヤがとまりませんでした。
久しぶりに自然に体当たりしったった!!感が、なんとも気分爽快でした。
そんな感じで、2回目の登山は幕を下ろしました。
【この大失敗登山から学んだこと】
さすがに2回目の登山ではいくつかの事が学べるようになってきました。
- 経験者のいうことは聞け!
- いきがってとばすと5分でばてる!
- 山での100均カッパはゴミ同然
この3つをようやく学習することができました。
1・経験者のいうことは聞け!
経験者の言うことに「だって」「でも」とか未経験者がいうとこではない。
登山にはきけんがつきものなので経験者がいくら友達であっても、教えてくれる先生の言葉だと思いちゃんと従うべきでした。
2・いきがってとばすと5分でばてる!
登山初心者あるある。最初から平地でのウォーキングのペースで歩いてしまい5分でばてる。
誰かが言ってました。「登山開始のペースは牛を連れて歩くペースで進みなさい」と、
何となく言いたいことはわかるけど、未だかつて牛を連れて歩いたことがない。要は、登山に慣れるまでは、いつもの3倍ゆっくり進もうってことですね。
3・山での100均カッパはゴミ同然
山で100均のカッパは役にたたない。そんなものを頼りにしてはいけない。
【まとめ】
大人になって初めての久住山登山は1合目もクリアできない散々なものでしたが、それなりに学びもありました。
結果的には失敗という形でしたが、僕の日ごろに生活で嵐の中を進む経験や、カッパが破れるほどの風を浴びることが無かったので、
僕的には五感や日ごろ出すことがない全力のパワーを発揮できた感覚があり、どこにも登れて無いけどちょっとした達成感はありました。
しかしながら悪天候の登山は決して登山初心者がするべきではないので、皆さんは天気のいい日に登山することをおすすめします。
以上!
これが僕の大人になって初めて挑戦した久住山でした。