こんにちは!
今日も絶好調の!!
ボックルヘアのTOMOです!!
今日は先日の【九州百名山・宮崎県の山】幽霊が出ると噂される山に行ってみたら案の定・・・帰れなくなった②迷子編のつづきです。
前回見逃した方はぜひ⇩⇩⇩
迷子になって5時間半、時刻は16時。
登山開始からほぼ歩きっぱなしで8時間半、さすがに足も疲労して左太ももは痙攣気味です。
五葉岳の山頂から1時間下った地点でまた道が分からなくなり、ここから再び山頂に戻りえ返すには時間が遅すぎます。
残念ながら、今日はここで野宿のようです。

昼間は暖かい4月の気候ですが、
山の中では、日が落ちればきっと氷点下まで気温が下がる事は間違いありません。
しかし、こんな時のために僕のザックには、常に少し多めの食料と水、そして防寒着、極めつけには簡易テントのツエルトがばっちり装備されています。
なので、最悪このまま帰れなくても大ケガさえしなければ3日くらいは、空腹や寒さで死ぬことはありません。
今日帰る事を諦め快適に野宿できる場所を探してましたが・・・・

!!!
この装備があれば困ることなく野宿はできるが!!!
ここ!!
お化け出るじゃーん!!

幽霊がでる山で一人で、一晩って無理!!
無理!
無理!
無理!
って事で、折れかけた心を奮い立たせ、
日没まで諦めず歩くこにしました。
登山口近くまで来てる事は間違いないはず!
あたりを見回し植林っぽい山を見つけ斜面を無理やり登ります。
植林地帯は枝打ちなので人が入る機会があるので、その近くに林道があるんじゃね?
という作戦です。
枝打ち
林木の健全な成長と節のない良材を作るために、計画的に一部分の下枝を切り取る作業をいう。
傾斜45度以上はあるほぼ崖の斜面を無理やりのぼり植林地帯を目指します。
植林地帯のてっぺんまで登ってみましたが、
残念ながら林道も、踏み跡も、目印のテープも見つけることができませんでした。
ですが、
植林地帯までかなり登ったので、眺めがよく周りの景色が良く見えたので、周りに広場になっている大吹登山口の駐車場が見えないか、
車の音が聞こえないか、注意を払ってみましたが・・・
残念ながら人工物は何も見えず、耳をすませたが何も聞こえなかった。
ものすごい傾斜を下りながら、この斜面から転げ落ちてケガをすると完全な遭難者やな!
など色々考えながら慎重に登ってきた崖を下ります。
そもそもなんで遭難したんだ!!

迷ったらわかる所まで戻るなど、かなり慎重に分岐や目印も確認して下ってきたし、
なぜ?GPSが起動せんのか???
自分の今日の行動を振り返り、
遭難の原因になるような事が無かったか思い返します・・・
僕の行動は、僕が思う限りこれといったミスはなかったように思います。
唯一あるとあるとすれば・・・
登山前半の
女の幽霊の噂がありますが、
鉱山だったころに売れられてきた女の人が幽霊だったとしたら、
それはそれで可哀そうな話ではあります。誘拐されてか、親にかは分かりませんがこんな山奥に売られてきて、無念だったことでしょう。
⇧この考え!!
それ以外にはない!!
きっと僕は、この少し心優しい考えを持ったために
取りつかれたに違いない!!
そうだ!!
道路で車にひかれてしまった猫を可哀そうだと思ってはいけない様に、
今回、僕が可哀そうだと思った事がこの遭難の原因だったとしたら…
無事下山する方法は1つしかありません!!
それは!!
『こんな奴に取り付いてもしょうもねぇ』と思わせる事!!
ということで、僕が次にとった行動は、
クソばばぁ!
ど~せ、ブスやろがぁぁぁ~!!
全然可哀そくね~し!
いっぺん死んでこいや!
ここからは粗塩を強く握りしめ、思いつく限りの暴言をわめきながら歩きます。
歩くこと数分
すると!!
ポンっと
大吹登山口の駐車場に出ました!
叫び始めて5分もせず、ポンっと出れた???
僕が探し続けた大吹登山口では、
まさに今、バィーンとチェーンソーで木を切ってるおっちゃんがいました。
おっちゃんは僕を見るや、
チェーンソーのスイッチをきり『おかえり』といって、時計をみて
「そろそろ、おっちゃんも終わろ」と仕事を終えていました。
おっちゃんは今までずっとチェーンソーで作業してたらしく??
そして、ふと僕が降りてきた方角を見ると不思議な事に、この大吹登山口から僕が無理やり登った植林地帯が良く見えます。
なので、さっきの植林地帯からこの駐車場が見えなかったなんてことは、
つじつまが合わないし、チェーンソーの音が聞こえないなんて…ありえない???
しかも、気づけばGPSは普通に動いてるし・・・
いったい僕はどこに行ってたのでしょうか???
大吹登山口からは2kmほど林道を歩いてくだり
PM4:30 お化粧山登山口 下山完了
スタートのお化粧山登山口にようやく到着できました。
車に乗る前に全身とザックに塩をふり、悪路を車で約1時間下り無事に山を下りることができました。
今回のこれはいったい何だったのか?
僕のただの迷子なのか?
幽霊の仕業なのか?
タイムスリップじゃね?って友人は言ってました。
何にせよ、僕がこんな状況でも冷静でいられたのは
いざとなったら夜もしのげる万全の装備があったからです。
そう!
万全の準備と折れない心さえあれば、遭難でも幽霊でもタイムスリップでもなんとか対応できます。
それと日ごろから無駄に鍛えていた脚力にも救われました。
9時間あのアップダウンを、あのハイペースでよく歩いたと思います。
自分自身の脚力と体力とメンタルに『よく頑張りました』と感謝です。
~追記~
この話を書くことで、
五葉岳や人が亡くなってしまった山は怖い印象になってしまいますが、この不思議な迷子体験の原因は自分の不注意かもしれないし、幽霊だったかもしれないし、狐に化かされたのかもしれません。
誰にも分かりません。
僕が勘違いしてほくないのは、お化けの噂や遭難や滑落事故などで山で人が死亡したことがあるからといって、何でもかんでも幽霊のせえにしてはいけないってことです。(こんな話書いときながら・・・スンマセン)
山で死ぬ人もいれば、海で死ぬ人だって、街では日々人が死んでいます。
毎日通っている道で死亡事故があったからといって、その道でつまずいたから幽霊や!と思わないように、山でも同じことです。
どんなことが起きようとしっかり準備と注意をして楽しめばいいのです。
必要以上に怖い怖いと考えるその不安定な気持ちが、事を悪い方向へ向かわせる事もあります。
万全の準備と、折れない心、そして山に登らしてもらっているという感謝の気持ちを忘れないことが何よりも大事なことだと僕は思います。(※死ぬほど暴言吐きましたが(笑))
でも、どうしようもない時は、折れない心で暴言も一つの手です!
メンタルはとても大事です。(笑)
以上!
【九州百名山・宮崎県の山】幽霊が出ると噂される山に行ってみたら案の定・・・帰れなくなった脱出&完結編のボックルヘアのTOMOでした。
五葉岳はいい山です。日隠林道の運転は嫌だけど5月になったらアケボノツツジを見に行ってみたいと思います。
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怖いっすね〜😨
自分はパニック発作起こしそう
その時は、ただただ不思議な感じでした(笑)
今思うと怖いです😅