こんにちは!
今日も絶好調の!
ボックルヘアのTOMOです!!
今回も【北アルプス】待ちわびた夏休み、憧れの大キレット&台風!予定は未定の北アルプス ④台風21号直撃編のつづきです。
前回に逃した方はこちらから⇩⇩
無事に雲ノ平小屋に到着
二重の玄関扉をあけると、数人の視線を感じた。
その目は『こんな台風の中、来たの!?』と言わんばかりの熱い視線。
けっこうびしょ濡れの僕。
玄関付近は談話室っぽくなっていて、7人ほどの宿泊客がストーブを囲み本を片手に談笑していたようでした。
いきなりの熱い視線に少々照れます。
熱い視線を掻い潜り早速、宿泊受付。
雲ノ平山荘
標高2560m。雲ノ平山荘は、日本最後の秘境とも呼ばれる北アルプスの奥地・雲ノ平に位置する山小屋である。北アルプスの最深部、黒部源流域の標高2600m付近に広がる雲ノ平。その神秘的な静けさを湛える大平原の只中に雲ノ平山荘はあります。眼前には水晶岳が悠然と聳え、周囲には薬師岳、黒部五郎岳、笠ヶ岳、三俣蓮華岳、立山連峰etc…という名だたる山々がまるで雲ノ平を取り囲むようにして居並んでいます。
料金・施設
開設期間 | 6/10 ~ 10/10 | |
宿泊料金 | 1泊2食 | 10,000円(税込) |
1泊1食(夕) | 8,400円(税込) | |
素泊まり | 6,000円(税込) | |
宿泊割引 | ・子供割引(高校生まで): 2,000円割引 ・連泊割引: 500円引き ・団体様: 前日、三俣山荘・雲ノ平山荘、水晶小屋のいずれかにご宿泊の方 500円引き |
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収容人数 | 70名 | |
テント | 50張 1名:1,000円(税込) ※キャンプ場にトイレ・水場あり |
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飲料水 | 雲ノ平山荘は生活用水の全てを雨水によって運営しております。 飲料水の販売は行っておりますが、なるべく雲ノ平キャンプ場内の水場での給水をお願いしております。 ・水500ml:50円 ・お湯500ml:100円 ・お茶500ml:200円 |
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施設 | 談話室、簡易水洗トイレ、洗面所、乾燥室、 更衣室、自炊場、売店 など |
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喫茶 | ビール、コーヒー、ミルク、おでん、ラーメン、カレーライス、など | |
電話 | 衛星電話:070-3937-3980 (※6時~20時まで) |
詳しくは⇩⇩
受付をすまし、階段を昇り2階へ
雲ノ平山荘は2010年に建て替えられたので、すごく綺麗で新しい
ほんで、僕の今夜寝る部屋は⇩⇩
同室には、すでに他の2名が先に到着していました。
布団は7つあり、僕の寝る場所は中央の柱の横です。センターです。
屋根裏部屋感がありますが、窓が大きいので明るく開放感があります。
とりあえず荷物を置いて
飯!🍚
食堂もおしゃれです。
AM12:00 飯🍚
ラーメン🍜 ¥1000(だったと思う)
食堂でラーメンを注文。これがまた絶品!!
チャーシューも脂身が少なく僕好み♡🐽
今までは横尾山荘のラーメンが一番うまいと思っていましたが、それといい勝負のうまさです。
さっきまであの弾丸のような雨に打たれてた事を忘れさせる美味さで、幸せすぎます。
あっという間にラーメンを完食し、嵐を眺めながらの
ビール🍺
ラーメンの余韻とビールとおやつ、窓の外は台風が猛威を振るい始めています。
しかし、日ごろからのんびり時間を過ごすことに慣れていない僕は、ビール片手に談話室に置いてある本を読むも・・・なかなか集中できず、いまいち退屈。
なので、筋トレ!!
2階で人がいない一角を見つけ、腕立てしては窓の外の嵐を眺め、また腕立て。
それでも暇なので・・・昼寝💤
~30分後~
バキバキバキッ!
って音で目が覚めました。
強風で山小屋がメリメリ、バキバキと音を鳴らし、時々グラグラと震度3くらいで山小屋を揺らす台風。
小屋が揺れるほどの風が立て続けに続くと多少不安にもなりますが、なんだか一人笑ってしまいます。
小屋の屋根やら壁やらが飛んで行ってしまうと、どうなるんだろう?と想像するだけで・・・
ウケる!(笑)
こんな台風に山に来て、小屋もろとも飛ばされるなんて状況は非日常すぎて何だかワクワクします。
しかしながら、この雲ノ平山荘は2010年に建て替えられたばかりなので、強風で小屋が傾き多少トイレの扉が開きにくくはなっても、小屋が飛ばされることはまずないでしょう。
綺麗なトイレ、風の影響で入り口の扉は開けづらくなりましたが、なぜか?翌日はスムーズに開きました。
そんなこんな
PM5:00 晩御飯
!?
これだけ?!!
と、皆さん思ったはず!!
僕も当然思いました。
そう!これだけ!(笑)
雲ノ平山荘の夕食は石狩鍋🍲
食堂のテーブルの中央にドンっと石狩鍋が1つ。
これを10人の宿泊客で取り分けると、あんな感じの質素な夕食の写真になります。
夕食のメニューは石狩鍋にひじきの小鉢・・・以上!
連泊の宿泊客には唐揚げがついていました。
前日に泊まった双六小屋スタッフが雲ノ平山荘の石狩鍋の話をしてくれて、それはそれは楽しみにしていましたが、予想を下回るこの質素な状況に困惑な僕!!
石狩鍋は鮭やジャガイモなど大きく切られた具が沢山が入っていて、スープは味噌ベースに酒粕と生姜がきいてます。
が!!
酒粕があまり好きじゃない僕にとっては、逃げ場の無い晩御飯。
正直!美味しくないし、ご飯が進まない!
苦手なかす汁、ひじきの小鉢と米に夕食代2,400円も払ったのかと思うと、マジやりきれない。
こんな夕食なら、持ってきてたアルファ米のエビピラフと牛丼を食べれば良かった後悔。
後悔の夕食が終わると、食堂で小屋主が雲ノ平山荘や隣の三俣山荘ができるまでの話をスライドショーを交えて説明してくれました。
この話はとても面白く興味深かった。
先代の小屋主 伊藤正一さんが戦後まもなく、現『三俣山荘』の権利を買い取り、買い取った小屋に行ってみると山賊に小屋が乗っ取られていたことなど、実は本になっているそうです。
小屋主が言うにはこのサイズの台風は伊勢湾台風以来らしい。
教科書に載っていた昭和35年の伊勢湾台風以来って、すごくレアな時に北アルプスに来たもんだ!
スライドショーも終わり、食堂でビールを飲んでいると隣で小屋スタッフの夕食が始まった、僕たちの夕食より豪華で美味そうに見えたって事は・・・言わないでおこう。
ビールもほどほどに、明日の天気を確認して寝ます。
天気予報では台風のスピードは天気予報通りで、明け方には雨風ともに収まり、明日は朝から晴れるらしい。
相変わらず電波が入らないのでその情報だけが頼りだ。
晴れると聞けば、明日は午前3時半に起床し祖母岳、祖父岳、鷲羽岳、三俣山荘をへて鏡平山荘まで下るルートに決定です。
けっこう長めのルートですが、隣に寝る人のルートはさらに長いらしい。
隣人は、明日は僕よりも遥かに長い12時間歩くルートを行くそうです。
なので午前2時出発、しかもテントの装備なので荷物もでかいし重いし12時間やし、強者です!
PM9:00 就寝
AM1:30隣の人が出発準備
隣の強者が準備しています。外は雨がやんでいる様子で、たまに風の音がしています。
予報通りに台風が過ぎてくれたようで、隣の強者は午前2時前に出発していきました。
AM3:00 嵐の音で目が覚めた
ん?!なんで??もう一個台風があったの?と思えるような雨と風の音。
一時間前に出発した強者は真っ暗な嵐の中を一人歩いている、ドンマイ強者!
AM3:30 起床の時間だが外はまだ嵐
日の出を見に祖母岳に登る予定だったが、この嵐じゃ日の出は無理って事で、、また寝る。
AM4:15 起床
外はまだ嵐だけど起床、窓の外を見ながら出発準備。
AM5:00 出発準備完了。
朝食にパワージェルを飲み、登山靴も履き、いざ出発!!
したかったけれど朝食を食べに一階に下りてきた宿泊客に数人に『まだ待て』と止められてしまった。
この嵐もそうだが、この『まだ行くな』って雰囲気を無視できず足止め。
今日の行動時間は9時間、休憩も入れると10時間半。
出発時間が押すと、今日鏡平山荘に到着できなくなる可能性も出てきます。
でも、外は嵐で、中はこの空気・・・
出発したいけど・・・どうしよう(笑)
つづく・・・
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